無自覚自己犠牲体質の少年が幼馴染2人に娶られるまで(2人だけとは言っていない!) 作:究極の闇に焼かれた男
徹、初華とラジオするってよ
Ave Mujicaのギターボーカルと作詞担当の「ドロリス」こと、本名「三角初華」は、2人組のアイドルユニット「sumimi」のメンバーとしても活躍しており、常に多忙なスケジュールをこなす日々を過ごしている。
そんな初華から頼みたい事があると連絡を受けた徹は、現在事務所のロビーにあるソファに腰掛けながら2人はテーブルを挟みながら向き合っていた。
「頼みたい事があるって急に連絡して来たけど、何かあったのか?」
「うん。 実は徹くんに頼みたい事があって────今週から一週間だけで良いから、徹くんにsumimiのやってるラジオ番組にゲストとして出演して欲しいんだ!」
「なるほど、sumimiのラジオ番組に俺が一週間限定のゲスト出演ですか………………………え?」
初華から告げられた頼み事の内容に、徹は唖然とし口を開けながら唖然とするのだった。
「──なるほど。 つまり、ラジオの企画で演者の視点じゃなくて、マネージャーである俺の視点から見たAve Mujicaの話をして欲しいとなったんだな?」
「そういう事なんだけど、お願い出来るかな?」
「…俺の一論で決めるのは流石に難しいかな。 Ave Mujicaの実質的なリーダーは祥子な訳で、俺は実際のところ雇われのマネージャーだからな。 出演するにしても一度、リーダーのGOサインが貰えないと」
そう言いながら徹は初華経由での出演依頼にどうしたものかと難色を示していると、徹の言葉を待ってたかのように初華が口を開いた。
「それなら此処に来る前に祥ちゃんにお願いしたら『徹から見たAve Mujica……凄く気になりますわね』って、GOサインを貰っておいたんだ!」
「そうだったのか? それなら俺が断る理由は特に無いけど。 それにしても祥子のやつ、知ってたのなら前もって教えてくれればいいものを………とりあえず質問だが、収録は何時頃からなんだ?」
「Sumimiのラジオは何時も7時頃にやってるから、後2時間くらいかな」
「そうか、だったら今回やる内容について知りたいし、台本とかは用意してるんだろ?」
徹がそう言った瞬間、初華の表情が固まった。
「うん。 台本、台本だよね……」
「…」
「……」
「………」
「…………」
「……………なあ」
「……何かな?」
「一応念の為に聞くけど、俺の分の台本とかは用意してあるんだよな?」
「……」
「………」
「…アハハハ」
「……」
「……ごめん。 徹くんに出演して貰う事が決まったのって、実は昨日決まったんだ」
「初華さん………少し、OHANASIしましょうか」
「……ごめんなさい」
徹の言葉に初華は申し訳なさそうな表情をしながら謝ると、その言葉に徹は満面の笑みを浮かべたまま、ラジオの収録が始まる20分前までお説教をする事となったという。
こうして前途多難のラジオが始まりを告げたのであった。
to be continued‥?
次は時点で多かったそよ編を予定しています。その次は燈編にするか、睦/モーティス編の続きになるかもしれません。
因みに投稿日は今のところ未定です。
いつか書く予定の短編、読むならどれがいい?
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睦&モーティスの一日マネージャー編
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祥子による追跡編
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徹、過労で倒れる編