変更前から読んでくれている方には申し訳ないです。
「さぁ、中に入ろう。」
「あぁ、」
諏訪子は境内に入っていく。
俺は一礼をしてから、境内に入る。
「驚いた。辰哉って意外と礼儀正しいんだ。」
「そりゃ目の前に神様がいらっしゃるからな。」
軽口を叩いたが、諏訪子は「確かにね。」といって笑う
基本真ん中は避けて通り、拝殿の賽銭箱の横を通り中に入る。諏訪子が靴を脱いで入っていくのを見て。
「お邪魔しま〜す。」
「これからは、ただいまだよ。辰哉」
確かにな、と納得した。
「ただいま。」
「うん、おかえり。」
そして本殿へと続く廊下を諏訪子の背後について金魚のフンのように、歩いていく。目の前にある襖を諏訪子が開けると居間があった。
「ここが私の神社の本殿というか、居間。といっても、私は一人で暮らしているから、こんなに大きな部屋は寂しかったんだ。ミシャグジっていう神なら従えてるけど、その子達も普段は隠れているんだ。だから、辰哉は自分の家のようにしてくつろいでくれて構わないよ。」
会話の中で気になったことを聞く。
「おい、神社なんだから巫女や、神主はいないのか?俺らは二人で生活するってことか?」
「あーうー。痛いところをつくね、昔はね、やりたいって言ってくれる町娘たちがいたんだ、でもねたまに姿を現すミシャグジが蛇の幽霊がいるって怖がられちゃったみたいで、その。神主はわざわざ、町から通わせて私の身の回りの世話をさせるのは気が引けて、、、」
っと、いい諏訪子は少し恥ずかしそうに下を向く。
「とにかく、辰哉を何も無しにすませるのも気を使っちゃうでしょ?
だからね。」
といいこちらを向く諏訪子。
「この神社の参道の掃除と暇があれば町の人々の困り事を解決してくれないかな?」
「そんなことでいいのか?」
呆気なさを感じ、思った通りの言葉が口に出る。
「うん、何よりね。私は君が一緒に住んでくれるだけで嬉しいんだ。」
諏訪子は続ける。
「さっき、鳥居をくぐる前に礼をしたり、道の真ん中を意図的に避けてたよね。そういうところを見て君となら、楽しく過ごせるんじゃないかなって思ったんだ。だから、辰哉にやりたいことが見つかるまでの間でいいんだ、永遠の命を生きる君に退屈はさせないと誓うよ。」
「わかった。じゃあ、改めて諏訪子これからよろしくな。」
ここまで女の子に言わせてしまったんだ。有り難く住まわせて貰おうじゃないか。
そんな会話をしていると夕陽が差し込み始めた。
「もうこんな時間か、ご飯どうしよう?考えてなかったな。」
「飯か、、何か蓄えでもあるのか?」
「うーん、そうだね、前のお祭りの時に奉納されたお米と野草、後はこの前すぐ近くの池で釣って干しておいた魚かなぁ。」
「じゃあ俺に、味噌汁作らせてくれよ。分担すれば早いだろ?」
「わかった、じゃあ私はお米を炊けばいいんだね?」
自慢じゃないが、料理はある程度得意だったりする。
諏訪子に調理場に案内されて、絶句した。
火をつけるのも人力、鍋の形も不恰好、現代とはかけ離れ過ぎていた。
「じゃあ私裏の小川でお米研いでくるから。辰哉は火打石で火をお願い。鍋の近くに置いてあるから。」
と言って諏訪子が裏戸から外に出る。火を火打石でつけるなんて生まれてこの方やったことがなかったので、少し戸惑ったが、置いてあった枯れ草と細く切られた薪の上で「カチッ,カチッ」と数回叩くと、火花が起こり、枯れ草の上でゆらゆらと揺れ始め、やがて薪に燃え移った。
諏訪子が帰ってきた時のために火を二つに分けて、鍋を取り出していると、
「ふぅー、もう暗くなり始めてたよ。」
といいながら裏戸から帰ってくる諏訪子、そこには米を入れた土鍋だけが残りまた裏戸から出て行った。すぐに戻ってきたが、諏訪子の手には水の入った鍋と野草が数枚あった。
「こっちの水と野草は辰哉が味噌汁作る時に使ってよ。」
「あぁ、ありがとう。」
気を利かせてくれてとても助かった。口を動かしながら諏訪子は土鍋を火の上に置きながら、
「味噌もそこにあるやつ使ってよ、味の濃さは任せるから。」
本当になんでも見通しているかのように俺が聞く前に答えてくる。
いや、それ以上にテキパキと動いている諏訪子に驚いた。
「一様、一人暮らしだからね、ずーっと、だから大抵のことは覚えたよ。」
俺の顔を見てか、諏訪子がそう呟く。
「さぁそんなことは、どうでもいいんだ。早くご飯を完成させて食べよう。」
「よし、最高の味噌汁を飲ませてやるからな、任せとけ。」
「ふふっ、それは楽しみだ。」
と言って二人で作業を進める。
〜少年少女料理中〜
味噌汁は完成だ。横を見ると諏訪子も土鍋の蓋をあけ、しゃもじで下から銀シャリの粒を潰さないように、丁寧に混ぜている。
俺は味噌汁をお椀に注ぎ、先ほど近くに持ってきていた、干し魚を軽く炙り、自分が使っていた火を水をかけて消す。
「わぁ〜、美味しそうだね。早く食べよう。」
と諏訪子が茶碗にご飯を盛り付けながら言う。
俺は、居間に出したちゃぶ台に味噌汁と、干し魚の皿を運び先にあぐらをかいて座っていると、後、処理が終わったのか諏訪子が茶碗を持って入り、正座し、カエル帽子をとった。飯を食べる時は帽子を取るんだなと思った。もう少し仲良くなったらカエル帽子についても聞いてみよう。
「じゃあ、「いただきます。」」
二人で手を合わせた後、まずは湯気の立つ銀シャリに手が伸びる。
「うまい。」
思わず口に出た。
「そうでしょー。」
そう嬉しそうに笑いながら、俺の作った味噌汁を口に運ぶ諏訪子。
「あ、おいしい。」
「だろー?」
我ながら慣れない環境の中よくできたと思う。
「うん、おいしい。人が作ったご飯ってこんなにおいしいんだ」
「そっか、一人暮らしだったんだもんな。」
「「ご馳走様。」」
二人の声が被った後、諏訪子がスッと、立ち上がりどこからともなく、液体の入った白色の瓶と二つの小さなお猪口を持ってきた。
つまり目の前にある瓶の中身は酒ということか。
「辰哉も飲むだろ?」
俺が返事をする間もなく、お猪口二つに並々と酒を注ぐ諏訪子。
「いや、俺は」
「いいから、いいから、遠慮しないで」
といいながら俺に少しでも揺れたら溢れそうな程酒が注がれたお猪口を渡された。
「さぁ、ぐいっと、」
「あの、さ、実は俺酒を飲むのが始めてなんだ。」
「ええー?嘘、じゃあちょびっとで、ゴクッ、いいから飲んでみなよ。」
諏訪子は自分のお猪口を空にして、酒を注がながら言う。
これは、覚悟を決めて飲むしかないのか?あちらではまだ俺は二十歳になっていないので犯罪になるなとか思いつつ、甘い香りに興味が勝つので、少し口に含んだ。その瞬間。
バタッ、
「え、嘘、大丈夫?」
俺は倒れた。
ご飯ってみんなで食べるとおいしいよね。
そんなことはどうでもいいですけど。まじで、脳死で書いてるんで矛盾点あったらおねがいします。
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