東方古今録   作:ヤス67

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4話目かぁ、…暇だな。


一夜明けて、

「知らない天井だ。」

「ふふっ、当たり前だよ辰哉。」

 

この前とは違い可愛らしい声が俺の発した声に返してくれる。

 

「いやぁね、酒を一口飲んだ途端倒れるからびっくりしちゃったよ。とりあえず貸そうとしていた部屋に運ぼうとおもって持ち上げたら、重くってねぇミシャグジに手伝って貰って運んでもらったんだよ。」

「すまないな、俺がこんな酒に弱いなんて思いしもなかったよ。あれからどれくらい経った?」

「そうだね、気絶してから3時間ってところかな。」

 

まだ頭がグラグラする…諏訪子には申し訳ないが立ち上がれそうにもないな。

 

「あー、まだ立てないならそのままでいいよ。酔い以外には異常がないみたいだし私も寝ることにするよ。何かあったら隣の部屋で寝てるから。

あ、吐きたくなったら裏戸から出て左側に厠があるからそこで吐いてね。」

「助かる。でも、それ以上に今は寝たい。」

「そっか、なら私も部屋に戻って寝るよ。」

「おやすみ。諏訪子、また明日な。」

「うん。おやすみ辰哉。」

 

そう言って、部屋を出ていく諏訪子。

しかし、目覚めた瞬間に声をかけて来たって事はずっとこの部屋にいたって事だろうか?気絶している間の事はわからないがだとしたら、、いや考えるのはやめよう。もう、眠い。

 

 

〜少年睡眠中〜

 

 

「チュンチュン」

 

小鳥の囀りが聞こえ目が覚める。窓の外から光が差し込み、目が覚醒していく。襖を明け部屋を出る。

 

「あ、おはよう。もう気分も良さそうだし、大丈夫そうだね。」

 

隣から昨日から世話になってる神の声が聞こえてくる。

 

「あぁ、おはよう。お陰様でな。」

「そっか、なら良かったよ。とりあえず朝は掃除について説明しようか、昼からは私と一緒に町へ繰り出そう。」

「お、いいな。」

 

二人でそんなことを話しながら裏戸を出て、小川へ向かう、そこでパシャパシャと顔を洗い、濡れた顔を服の袖で拭いていると。

 

「そうだね、ついでに服も仕立てようか。他に何か欲しいものがあったら言ってよ。一通りの世話はするからさ。」

「でもいいのか?俺には返せるものは何もないが…」

「じゃあ、貸しにしようかな…うん、もし私が本当に困った時その貸しを返してくれたらそれでチャラにしてあげるよ。」

 

そう言ってニヤリと含んだ笑みを浮かべる目の前の少女にに少しドキッとする。

 

「じゃあ、蔵から箒を取りに行ってくるよ。すぐ戻るからここで待ってて。」

 

そう言って廁と対象の位置にある蔵の中に入っていく諏訪子、、と思ったら戸を開けると手を突っ込んで箒を取り出し、すぐに戸を閉めた。

うん、入り口の近くに置いてあったのだろう。

 

「はい!これ持って。とりあえずこの神社の正面に行くよ。」

 

と言って俺に箒を渡し、裏戸を潜り、今の方へ歩いていく諏訪子に置いていかれないように着いて行く。

 

 

〜少年少女移動中〜

 

 

「じゃあ、辰哉にはこの階段から拝殿まで続く参道に落ちてるゴミを掃いて貰おうかな。それまで私はここで見てるから。」

 

といい賽銭箱の横に腰を下ろす諏訪子。

ここに住むためだ、感謝を込めて掃除しよう。

拝殿に上がるための階段を掃いていると、目の前の少女が声を出した。

 

「そう言えば聞き忘れてたんだけど、辰哉って能力あるでしょ?

霊力も感じるし。」

「あー、能力?」

 

そんなのも神から貰ったなと思いつつ、自分の能力を言う。

 

「確か、『泡を操る程度の能力』だとか神は言ってたな。でも、どうやって使えばいいのかわからないんだ。」

「そっか、泡を操るねぇ。私は生まれた時から能力があったから使う時の感覚を教えるのは難しそうだねぇ。明日は一緒に辰哉の能力を使う練習をしようか。」

「いいのか?ありがたい。因みに、諏訪子の能力はどんなのなんだ?」

「私?私の能力はね、『坤を創造する程度の能力』だよ。って言っても難しいね。例えば岩を生み出したり、土を盛り上げたり、水の流れを操ったり…地を操るって言えばいいのかな、他にも色々できるよ。」

「へぇー、俺の泡を操れるだけの能力とは大違いだな。」

 

と少し嫌味が入った口調で言う。が参道を掃除する手は止めない。

 

「そんなことないよ。能力は程度ってついてるだろ?だから曖昧なんだ。もしかしたら辰哉もすごい力が眠ってるかもしれない。だから明日は一緒に特訓しよう!」

 

そう言ってくれると心が洗われる。

そんな会話をしていると鳥居の奥に一人のおばちゃんがいた。

 

「あれ?お兄さんは見ない顔だね。諏訪子様はどこに、、、そんなところにいらしたんですね。おはようございます。」

 

といい賽銭箱の横に座る諏訪子に挨拶をするおばちゃん。

 

「あぁ、おはよう。〇〇参拝してくれてありがとうね。」

 

名前は聞き取れなかった。

 

「すみません。本当は私が身の回りのお世話をしなくてはならないのに、、」

「気にしないで、今、生活はどうなんだい?」

「ええ、女1人なので、稼ぎが少ないのがあれですが、ぼちぼちです。

それ以上に諏訪子様は如何なんですか?お身体を壊したりは、、」 

 

会話から察するにおそらく、昨日の夜諏訪子が言っていた元巫女の方であろうか?

 

「大丈夫ですよ。お姉さん。諏訪子の面倒は僕が責任を持ってみ出ますので。」

「あら、お兄さん口がお上手ね、お姉さんなんて言われるの10年ぶりくらいよ。私の名前は東風谷 早織よろしくね。」

「すみません。名乗るのを忘れてましたね。自分は阿武隈 辰哉と言います。昨日からここに居候しています、よろしくお願いします。」

「あのー、お二人だけで会話しないでもらいたいんだけど…

大体早織、辰哉をお世話してるのわ、わ、た、しなんだからね。」

 

といい諏訪子が早織さんに訴える。早織さんはお構い無しといった雰囲気で自分に話しかけてくる。。

 

「でも、私、辰哉くんが洩矢神社に住んでくれて少し嬉しいわ。」

「どうしてでしょう?」

 

疑問が口に出る。

 

「諏訪子様はね。不器用な優しさを持った方なんだ、人が大好きなのに、人に迷惑がかかるからと言ってあまり自分から心を開かない。でも、さっき諏訪子様と辰哉くんが話してるのを見て、この子なら諏訪子様を幸せにしてくれるって思ったんだ。だからね、辰哉くんうちの諏訪子様をよろしく…

「ストーップ!」

 

諏訪子の大声が境内に響く。バサバサと近くの木に泊まっていたであろうカラスが飛び立った。

 

「早織、何自分の娘を嫁に出す前の母みたいなこと言ってるのさぁ、大体私は早織君の親代わりなんだから…ブツブツ…」

「早織さん。わかりました。俺諏訪子を幸せにします。」

「ええ、よろしくね。」

「何もわかってなーーーい!」

 

諏訪子の大声がまたしても境内いや、町中に響いた。

 

 

 

 

 

 




苗字が…あの風祝の関係者でしょうか?早く戦闘シーン書きたいなぁ。温泉シーンも書きたい。

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