今回、原作を大幅に改変
翌日。急遽開催された全校集会。朝のHR、そして1、2限目をフルに使ったそれに、反対意見はない。集められた生徒たちも不安や恐怖の感情に彩られているが、なぜ集められたのかと疑問を持つ影もない。
それもそうだろう。
京都でISを使ったテロ、そしてそれを止めたIS学園の生徒たちと言う名目でお茶の間を賑わせるニュースは、嫌でも目に入る。SNSもそれ関連のハッシュタグが人気急上昇しており、憶測を交えた言葉が飛び交っているのだ。
噂やSNSに敏感な10代女子たちが、それを見逃すはずがない。
今のところ、世間で流されるニュースではIS学園をヒーローのように奉り、SNSでは心無い言葉が浴びせられる現状。
彼女たちからすればスポーツ、或いはファッションの延長線のように考えていたそれが、実は街ひとつを破壊するには十分な兵器なのだと今更ながらに理解したのだから。
ちらちらと、列に並ぶ一夏やナナ、そして箒たちに視線が浴びせられるが、箝口令が敷かれているため話せないの一点張り。
これからどうなるのか。IS学園は終わるのだろうか、と不安に駆られる彼女たちの心を吹き飛ばすように、壇上に立つ楯無が扇子を叩いて注目を集める。
「みなさん、おはようございます。急な招集に対応してくれてありがとう」
いつもなら湧く歓声も、今は閑古鳥が鳴く音しか聞こえない。それは楯無も想定済み。最悪、ボイコットされる可能性もあったのだから全校生徒が集まっただけでも儲け物である。
「みなさんも知っての通り、今回ISを使ったテロが京都にて発生。鎮圧はできましたが、街への被害は甚大。自衛隊と協力して、復興を進める予定です」
現在は自衛隊が、ひいては国が主導して行なっている復興支援。流石に任せきりではIS学園の立つ瀬がなく、教師たち大人がISを使用してその手伝いに派遣されるのだ。
そこに教師陣から反対意見は出なかった。いや、覚悟していたといった方が正しいだろう。
責任は全て自分が負えばいい、と思っていた楯無にとって、まだ未成年だからと現場に出れないことは苦痛。千冬からも「これは大人の責任だ」と言って取り合ってもらえない。
蔑ろにされている、と思うほど子供ではないが、責任を負えないほど子供ではない、と自身では思っている。けれど、それは所詮自己認識。更識家当主であろうと、ロシア代表生と言う肩書きがあろうと、責任ある大人たちはそれを良しとはしない。
歯噛みする悔しさであるが、その気持ちを抑え今は全校集会に集中する楯無。
「それに伴い、予定していた一年生の修学旅行は中止。………これは私の、学園の不手際です。ごめんなさい」
壇上にて頭を下げる楯無の姿に、動揺が走る。
あの飄々として、掴みどころない、全校生徒の中で最も強い生徒会長が頭を下げたのだ。それだけ事態は深刻だ、と言うことを全員が直感する。
「そして、宣言するわ。2度とこんなことを起こさせない。今回テロを企てた亡国機業を、IS学園は許さない。もう、みんなを不安にさせないと誓うわ」
いつもと違う、その力強い言葉に誰かが息を飲む。楯無から発せられる怒り、そしてその圧を感じ取ったのだろう。拳が白くなるまで握った扇子から、それがどれほどまでのものか想像できる。
「………けれど、いつまでも暗い顔してるのは、IS学園の
張り詰めた空気を裂くように、少し俯かせた顔を上げて楯無がパッと扇子を広げた。
それを合図に、壇上の背後に浮かび上がる空間投影ディスプレイが起動。鮮やかな色彩で映し出されたのは修学旅行中止のお詫び・特別レクリエーションのド派手なロゴ。
「悲しみを吹き飛ばすには、刺激が必要よね?そこで、修学旅行の代わりに特別なイベントを用意したわ!名付けて………ロイヤル・キング・ルーレット‼︎」
ドンドンパフパフ、と背後でなる効果音。困惑する生徒たちを置き去りにして、楯無は意気揚々とルールを説明していく。
修学旅行で分けられた班、そして2、3年生はランダムで選出された班。それらの中から抽選で選ばれた班が、学園の王子様たち、つまり一夏とナナを独占し、数分間の王様ゲームを楽しめるという暴挙。もちろん、一夏とナナからすれば寝耳に水な話。
「Jesus………狂ってンな、この学園………。一夏、オレは逃げる。後は任せた」
「待て待て、俺を1人にするな‼︎第一、聞いてないんですけど、楯無さん⁉︎」
「当たり前でしょ、一夏くん。これは先日、無茶をした貴方達へのお仕置きも兼ねているんだから」
帰りの新幹線の中で真耶と楽しげに話していた内容はこれか、と一夏は天を仰ぐ。てっきり、ナナへのお仕置きだとばかり思っていたのだから、巻き込まれるとは露ほどにも考えていなかった。
逃げ出そうとするナナであるが、もちろんそんなもの許されるはずがない。脚を一歩踏み出した瞬間、背後に立っている千冬の存在。本職であるはずのナナさえ凌ぐ、気配の殺し方。
ぞくり、と背筋に悪寒が走るよりも早くその襟首が掴まれた。そのまま一夏の腕も掴むと、ずるずると壇上に引き上げる。
「オイ、待て。離せ‼︎テメェ、何のつもりだ⁉︎」
「我慢しろ。今回は色々ありすぎて、息抜きは必要だ」
「俺たちの拒否権ないのかよ、千冬姉⁉︎」
さしものナナも、千冬相手では逃げ出せず、壇上に上がれば首のISにつけられる鎖。その先端はいつも通り、楯無に握られていた。
「織斑先生、ありがとうございます。よかったら、参加されます?」
「やらん。はぁ………更識、今回は理由が理由だ。認めてはやるが、羽目を外しすぎるなよ」
「ええ、勿論♪」
事後処理なり、今後の復興支援への会議なり、教師陣はやる事が山積み。だからと言って生徒達のメンタルを無視していい理由にはならない。千冬からすれば苦渋の決断。できることなら、酒を飲んで現実逃避したいものである。
「千冬姉、助けて………千冬姉ぇえええ‼︎」と言う
「さぁて、初めて行くわよ‼︎司会は私、更識楯無が‼︎」
「実況は山田真耶がお送りします。みなさん、あんまり無茶な要求はダメですからね?」
司会進行まで進んで、ようやく理解が追いついたのだろう。全校生徒から湧き上がる歓声。ナノマシン治療により完治した左腕を挙げる真耶の動きに、会場は大盛り上がり。
何せ、修学旅行といえど男子と絡めるかどうかわからないイベントよりも、こっちの方がまだチャンスが高い。普段接点の少ない2、3年生からしても、このイベントは大歓迎であった。
「うぉおおおお‼︎流石会長‼︎私たちにやってのけないことをやってのける‼︎」
「そこに痺れる、憧れるぅ‼︎」
「一生ついていきます‼︎」
「はいはい、みんなの気持ちはよーくわかったわ。それじゃあ、今回の主役のお二人に意気込みを聞いてみましょう」
逃げる事は不可能。諦めの境地に達したナナは大人しく、けれど反抗をやめるつもりはない。
「チッ………仕置きにしてはやり過ぎだ。人権はどこだ?流石にそいつまで墓の下に捨てた覚えはねェぞ」
「やん、そんなに睨まないの。それに、貴方のその本性、意外と受けがいいのよ?」
ちらり、と眼下の生徒達を覗く。昨晩、寮で何があったのだと詰められた時、「知らねェよ」とぶっきらぼうに返した時は引かれたのだが、今は嫌に熱狂的。思ってもいない反応に、今度はナナの方がドン引きだ。
「それじゃあ、まずは一夏くん!一言どうぞ‼︎」
「えっ⁉︎え、えーっと………あんまり無茶な事は命令は勘弁してください………」
「なによ、つまらないわねぇ。それじゃあ、次はナナくん‼︎」
「チッ………いいか、テメェら。ふざけたこと抜かしてみろ。それがテメェらの遺言になるからな」
できるだけ強く、吐き捨てるように告げた言葉。一瞬、静まり返る会場。水を刺すような発言に、ナナは後悔はない。むしろ、これが正解だったと誇らしげである。
実際、その言葉の重みを、そして彼がーーー実行するかどうかはさておき、本気で言っていることを知る一年専用機持ちの面々は、冗談ではないとばかりに顔を引き攣らせていた。
けれど、それは本当に一瞬のこと。
直後、会場は耳を劈くほどの、割れんばかりの歓声へと変わった。
「オーウェンくんのドS、いい‼︎」
「今までネコ被ってたってわけか………ハッ‼︎まさか、一夏くんとの仲が進展して………⁉︎」
「嫌われないために隠してた本性………けど、それを乗り越えるほどの愛が2人にはあったのね‼︎」
「はぁ、はぁ………‼︎これは、いい‼︎新刊、出ます‼︎」
どこからか聞こえたその声に、再び上がる歓声。両手で顔を覆い、ナナは天を仰ぐ。心の中で神を呪うのは、もはや日常になりつつあった。
「楯無。そのクソみてェな催しには参加してやる。だから、今口を開いた奴を永遠に黙らせろ。それが条件だ」
「あら、条件を出せると立場だと?それに、そんな独裁者みたいなマネ出来ないわよ。これもまた、学園の伝統なんだから」
「
「安心して。私とナナくんの純愛本も出てるみたいよ」
「ジョークだよな、それ………ハハ、
「へぇ、本書いてるのかあの人………何の本書いてるんだろうな?」
「黙ってろ、一夏。オレの堪忍袋ってやつの
「さぁ、2人ともやる気十分‼︎早速ルーレット、スタート‼︎」
「テメェ、後で覚えとけ‼︎」
ナナの悲鳴のような声は、湧き上がる歓声の中に飲まれて消えるのであった。
◇◆◇◆
「クソッ‼︎クソォッ‼︎」
亡国機業の新たな潜伏拠点にて。
分け与えられた自室にて、レインは思うままに暴れる。目についた家具を倒し、踏み付けにして破壊し、鏡を破り、ISの腕部装甲を展開して壁を殴りつける。
その破壊音は耳障りの一言で、ガラスの割れる音や木材が破壊される音、コンクリートの壁が壊れる音が入り混じりっている。
ここまでレインが暴れている理由は一点、それは京都で箒、セシリア、鈴にいいようにしてやられたこと。
確かに機体のスペックでは同等、箒に関しては第四世代型という篠ノ之束お手製で負けているだろう。けれど、それを埋めてなお有り余る技術はあったし、相手とは違い制限解除された機体、そして数の差を覆すほどの連携能力もあった。
だが、結果としては敗北、そして逃走。フォルテの機転がなければ、今頃IS学園に拘束されていただろう。それについてはフォルテはいい仕事をした。感謝しているし、さすがはオレの恋人だと自慢できる。
だから、この怒りは自分自身に向けたもの。
日向を歩んで来たガキ共に、隙を見せて破れた自分への怒りだ。
いくら暴れても、何を壊しても胸の内に燻る思いは消えてくれない。それがまた腹立たしく、レインは悪循環に陥っていた。
そんな部屋の外。破壊音が聞こえる扉の前で、フォルテが心配そうにその奥を見つめていた。部屋に入るべきか、それともそっとしておくべきか。彼女の初めて見せた感情のままに暴れる姿に、フォルテはどう対処すべきかわからない。
扉一枚隔てた地獄。
何かが砕け、レインが叫び声が響くたびに、フォルテの心にもヒビが入る。
「レイン………お願い、もうやめて………」
扉を叩く指先が震える。
部屋に入り、彼女の肩を抱き寄せ、その怒りを、痛みを半分引き受けたい。かつて、そう誓ったはずだった。だが、今のフォルテを支配しているのは、献身的な愛情などではなく、逃げ出したくなるような純粋な恐怖だった。
戦士として、女として、最愛の人として。
自分は彼女の全てを理解し、支えているつもりだった。だが、一度理性が吹き飛んだレインにとって、自分は支えですらなく、視界にすら入らない無機物でしかない。
その事実が、冷たく、重く、フォルテを絶望の淵へと追い詰める。
「裏切りってェ水は甘いのは最初だけ。後はクソみてェな泥を一生啜るだけニャア」
脳裏でフェリスの嘲笑が響く。
泥水を啜るような、出口のない亡国機業の生活。
レインと一緒ならという甘い
けれど、その水は今、フォルテの喉を焼く猛毒へと変わっていた。
いや、そんな事はない。自分は共にレインと歩むと決めたのだ、と頭を振って追い出そうとしても、汚泥のようにこびりついた言葉は中々消えてくれない。
「レイン………」
最愛の人の名前を呼ぶ。
助けてくれ、と。不安な思いを吹き飛ばしてくれ、と。これは弱気な自分が見せた、弱気な思いなのだと笑ってくれ、と。そんな祈りを込めた言葉は、扉の向こうには届かない。そこからは変わらず、レインの咆哮と破壊の音が響くのみ。
(………助けて。誰か、助けて………)
祈りの先はレインではない。彼女の隣に居続けることに、心が悲鳴を上げている。
扉に縋り付き、溢れる涙を止めることすらできない。
自分が呼んでいる名前はレインなのか、それとも自分の良心を救ってくれる誰かなのか。
その答えが出る前に、フォルテの肩を強い力が掴み、強引に現実へと引き戻した。
「ごめんなさいね、どいてもらえるかしら?」
フォルテの返事を聞かず、強引に扉から引き剥がされた。何もできず、ただぺたりと尻餅をつくフォルテの視線の先。同性の自身から見ても妖美な雰囲気のスコールがそこにいた。
けれど、そこにいつもの様な笑みはない。
子供の癇癪に我慢の限界が来た親のような、険しい目つき。美人の怒り顔は怖い、と言うのは本当のようだと、現実逃避気味にそんなことを頭の隅で考える。
「レイン、入るわよ」
返事はなく、鍵のかかった部屋をマスターキーで開錠。
部屋の中は悲惨の一言。かつて美しいくも整えられた調度品に囲まれた部屋の名残はどこにも見られず、今ただだ嵐でも過ぎ去ったかのような荒れ具合。その中央、暴れ疲れたのか肩で息をするレインが、忌々しいとばかりにスコールを睨んだ。
「あぁ⁉︎なんだよ、叔母さん。オレになんかあんのかよ⁉︎」
「はぁ………寧ろ、何もないと思っているの?」
「んだとォ⁉︎」
今のレインは見境がない。
怒りの導火線に再び火がついたレインが、感情のままに壊れたテーブルを蹴ってスコールへと飛びかかる。だが、スコールは眉ひとつ動かさない。
突進してくるレインの勢いを、スコールは半身を引いていなした。泳いだレインの腕を、吸い付く様な手つきで掴み取る。
「技も何もあったもんじゃない………ただの子供の喧嘩よ、それは」
冷ややかな言葉と共に、スコールは掴んだ腕を軸に身体を素早く回転させた。一本背負の要領で、レインの身体が宙を浮く。
「ガハッ‼︎」
逃げ場のない空中から、瓦礫の山へと背中から叩きつけられる。
受け身も取れず、肺の空気が強制的に押し出された。視界が火花を散らし、呼吸を求めて口を震わせるレインだが、スコールは追撃の手を緩めない。
地面に落ちたレインの腕を離さぬまま、スコールは流れるような動作でその脇腹を膝で踏みつけ、一気にうつ伏せへと転がした。
「あ、ぐっ………!」
抵抗しようとするレインの背中に、スコールの脚が重く乗る。
先ほどまで天井を向いていたレインの顔は、今は床の破片を舐めるように押し付けられていた。捕らえられた腕は、関節の可動域を超えて背中側へと捻り上げられる。
あと数ミリでも押し込まれれば、肩が、肘が、爆ぜる。
死地を潜ってきた本能が、これ以上動くなとレインの全身に警告を発していた。
「気持ちはわからないでもないけど、暴れすぎよ。お仕置きされたいのかしら?」
叔母とは言え身内には変わらないと言うのに、スコールがレインに向ける言葉は絶対零度。視線に乗る感情は冷徹で、これ以上暴れるつもりなら本気で折るつもりだ。
「ぐっ………‼︎わかった、わかったよ、叔母さん‼︎オレが悪かった‼︎」
「そう………」
冷たく、淡々と。そう告げたスコールはレインの腕を離して脚を退ける。別にその言葉を信用したわけじゃない。ただ単純に、再び暴れても制圧実力差があるからだ。
けれど、スコールの予報とは裏腹にレインは肩を摩りながら起き上がる。鋭い目つきでスコールを睨んでいるが、再び襲ってくる様子は見られない。
「ってててて………最悪な1日だ」
「自業自得でしょ。それに、恋人の前でそんな事言うもんじゃないわ」
恋人、と言われてレインがハッと扉へと振り向くと、そこに尻餅をついたままのフォルテがいた。それが偶然居合わせたものではなく、ずっと自身を心配してそこにいてくれたのだろう、と思い至るのに時間はかからない。
「フォルテ……」
急いで駆け寄り、その小さな身体を抱きしめる。スコールにやられた腕が痺れる様に痛むが、今のレインにそんな事は関係ない。
「すまねぇ………お前を、蔑ろにして………」
「………いいんスよ。レインが、戻ってくれたなら」
恐る恐る、フォルテがレインの身体に腕を回す。その腕が震えているように見えるのは、スコールの気のせいではないだろう。
そんなある種の美しい光景を見ながら、部屋の中でも比較的に無事だった椅子にスコールは腰掛ける。周囲は荒れ放題だというのに、彼女にかかれば豪華な舞台の一幕であるような錯覚を受けてしまうのは気のせいではないだろう。
このまま放っておけばおっ始めそうな雰囲気の2人に、躊躇いもなくスコールは声をかける。
「仲直りできたならちょうどいいわ。ちょっとおつかいを頼めるかしら?」
「はぁ?なんだよ、叔母さん。今いい雰囲気だってわからねェのか?」
「別に、今すぐってわけじゃないわよ。その子猫ちゃんと寝室でも、どこにでも行った後でいいわ」
呆れる様に、興味がないとばかりに手で払って、スコールはマニキュアが塗られた指先を見る。その言葉にフォルテが少し顔を赤くしていたが、さしたる関心もない。胸元から取り出した爪やすりで形を整える方が、まだ関心がある。
「ヘェ?案外話わかるじゃん。んで、どこ行きゃいいんだ?」
スコールから守る様に、大切な物を抱き抱える様に、その胸元にフォルテの顔を沈めてレインは挑発的に笑う。爪の角度が気に入ったのか、ふぅと息を吹いて指先の粉が宙を舞う。
これで完璧。後でオータムと愛し合うのに邪魔にならない。少し機嫌の戻ったスコールはレインの質問に、白魚のような指でピッと指を上に向ける。
釣られてレインがその先を見るが、そこにあるのは壁紙の剥がれ、ヒビの入った天井のみ。何があるのだ、と疑問を浮かべるレインに、スコールは薄く笑って答えた。
「行き先は、
というわけで、修学旅行は中止
よって、布仏本音のヒロインレース参加はなくなります!
描きたいところまで描けてひと段落
このまま最後まで突っ走るか、息抜きを挟むか悩みどこ