ガンダムGQuuuuuuX〜よっしゃ、宇宙世紀だ……なんか違くない?   作:とりマヨつくね

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大変遅れて申し訳ありません。
投稿頻度はこれまで通り、ナメクジですがこれからも応援よろしくお願いします。





許さんぞ……絶対に許さんぞ

 やぁ、皆んな。エド・スターリングだ。

 絶賛街中で暴れるサイコ・ガンダムをどうにかする為に、途中アマテちゃんに脅されるというアクシデントがあったものの、無事にケンプファーに乗り込むことに成功し、軍警と戦闘をこなした。

 そしてどういう因果か、偶然シュウジと赤いガンダムと再会することとなった。

 

『久しぶり、エド』

 

 通信機越しから聞こえてくる、ムカつくのに妙な爽やかさを感じさせる声に俺は小さく嘆息する。

 感動の再会……というのはこの世に存在しないのだな。

 こんなタイミングでコイツに会うというのが、余計に嫌な予感がして仕方ない。

 

「何が久しぶりだ。そんな時が経っていないだろうに……うわっぷ!?」

「シュウジ!」

 

 俺が文句の一つでも言ってやろうと思っていたら、隣のアマテちゃんが嬉しそうに声を上げる。

 え、なに、知り合い?

 俺が理解が追いつかないでいると、赤いガンダムの隣に例のジークアクスが降り立つ。

 

『シュウちゃん……そろそろ』

「その声……二ャアンちゃん!?」

「情報屋の人……どうして」

 

 なんとジークアクスのパイロットは二ャアンちゃんだったのだ。

 いやぁ、それにしてもニャアンちゃんみたいな娘がガンダムのパイロットとか世も末だわ。

 あれ? ちょっと待って?

 これ上手く状況を使えば、ジオンを抜け出せるんじゃね?

  

「……シュウジ。急いで逃げるぞ」

『うん、わかっt……』

『待って』

 

 俺の提案にシュウジは即答で承諾しようとした時、ニャアンちゃんが声を上げる。

 

「あなたは信用できない」

「……なんのことだ?

「あなた、ジオンに雇われいますよね?」

「……!?」

 

 おいおい、一体どこでその情報を━━━━いや、それよりも問題はそこじゃない。

 大変不本意だが、今の俺がジオンの雇われだとバレてるのだとしたら、今の俺はシュウジひいては彼女達を利用しようとしているように見えるだろう。

 そうなった場合、今後の展開はどうなるかといえば……

 

「……ッ、あなたも!」

 

 当然、こうなるのは自明の理である。

 俺は再び拳銃を突きつけられ、操縦桿から手を離して抵抗の意がないことを示す。

 しかしまずい。これはまずい。

 もうアマテちゃんと二ャアンちゃんの視点では、俺は完全に敵だ。

 このままだと事態の収拾がつかなくなるのはまずい。

 

「ま、待ってくれ。俺はあくまで被害者なんだ。脅されて仕方なく……」

「けど雇われているんだよね?」

「…………」

 

 あ、アマテちゃんの目がギャグマンガ○和のウ○ミちゃんみたいになってしまった……

 いや、完全に俺の自業自得だから仕方ないんだけどね!?

 でも仕方ないじゃん、誰だってあの状況だったらああするしかないじゃん!?

 まぁ、そんなこと言ったって今更血に落ちた信用は元に戻らないから言わないでおいた。

 まさに一触即発といった張り詰めた空気が限界に達した時だった。

 

「マチュ、二ャアン、落ち着いて」

 

 今の今まで無言を貫いていたシュウジが割って入ってきた。

 あまりにも珍しい行動に、状況も相まって俺は目を見開いた。

 だって普段のコイツは、例えトラブルの渦中にいようとも、まるで他人事のようにぼーっとしているような人間なのだ。

 そんな奴が、今、口を開いた。

 それが善し悪しはあれど、どんな影響を与えるかなんて予想がつかない。

 つまりシュウジの発言次第で今の俺の命の行く末が決まるという、ロシアンルーレットもびっくりな賭けが始まるのだ。

 さて、ここで問題だ。

 

 Q,シュウジからまともな説得がでるか?

 

 A,セットク? ナニソレオイシイノ?

 

 ……俺は心の中で十字を切って覚悟を決め、黙ってシュウジの言葉に耳を貸すことにした。

 

「エドは確かに目は死んだ魚のソレで凄く怪しいよ?」

 

 ……イラッ。

 

「傭兵の割には短気で計画性はないし」

 

 ……イライラッ。

 

「おまけに金に関しては人一倍ガメツくてケチで、お小遣いだって少ししかくれない」

 

 スゥー、そうかそうか。

 シュウジ、つまりお前はそういう奴だったんだな。

 いいぜ、気が変わった……テメェがその気ならサイコガンダムよりも先に━━━━━━━

 

「だから人一倍、自分の保身に関わることだけは決して裏切らないよ」

「……おい、待て! そういう時って、普通少しぐらい褒めるところなんじゃないの!?」

 

 結局は俺、時と場合で裏切る疑念は解けてないし、ソレに加えてろくでなしのクズ野郎っていうイメージになってません!?

 

「……確かに」

「シュウジがそこまで言うなら……」

「ちょっと!? アマテちゃんと二ャアンちゃんも何に納得したか知らないけど、違うからな!?」

 

 傭兵がろくでなしなのは認める、けれど!

 

「俺まで同じ扱いなのは納得いかねええええええええええええええ!」

 

 俺が叫んだ瞬間上空から攻撃が襲い、各々が回避する。

 上を見上げると、増援の軍警ザクがマシンガンをマシンガンを連射しながら向かってきていた。

 

「ほら、ヒトデナシ! どうにかしてよ!?」

「ヒトデナシ!? 俺の立ち位置、そこまで下落してるのって……危ないから銃おろせ!」

「エド、大丈夫」

「ああ!? なんだ、シュウジ! どこ何を見て大丈夫なんだ!?」

「向こう側が……呼んでいる」

「は……? ッ!?」

 

 いつものNT特有の色々ハショった内容に眉間に皺を寄せていると、すぐに異変は起こった。

 突如、赤いガンダムが真紅色に輝きし出した。

 何が始まるんです?

 大惨事世界大戦だよ(呆)

 瞬間、ガンダムの輝きは物凄いスピードで膨張を始めた同時に、見えない力によって機体が押し出された。

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」

「シュウジ! シュウジ!? シュウジいいいいいいいいいいいい!?」

 

 揺らされるコックピットの中、機体のコントロールを取ろうとするが、抵抗する間もなく激突する。

 ペダルと操縦桿を必死に操作し立ち上がらせようとするが、先ほどの衝撃のせいか、機体が言うことを聞いてくれない。

 モニターも先ほどの謎現象のせいで、ノイズまみれで状況がわからない。

 

「退いてッ!」

「グベッ!?」

 

 俺を無理矢理押し退け、アマテちゃんがコックピットの開閉ハッチのボタンを押した。 

 コックピットの電源が切れ、ハッチが開かれるとよじ登るようにしてそのまま外に出ていってしまった。

 

「あ、おい!」

 

 急いでアマテちゃんを引き止めようとするが、遠くで鳴り響く戦闘音に意識を取られ、その間に彼女の姿は見えなくなってしまった。

 俺は小さく舌打ちをした後、コックピットに戻り再び機体を起動させる。

 ようやく影響が無くなったのか、ダメージこそあれど動かす分には問題はなかった。

 

「さて……どうしたもんか」

 

 今のままではどの勢力にも所属になっていないから、全勢力から普通に攻撃されるよな。

 逃げようにも、もう時間がないだろう。

 そうなると俺がするべきことは自ずと限られていく。 

 

「はぁ……」

 

 小さく息が漏らす。

 はっきり言って、俺が考えていた中で一番最悪な選択しか残っていない。

 ……まぁ、元々の予定に戻ったと考えればいいか。

 背部に格納されたバズーカを両手に装備し、ブースターを噴かしながら一気にサイコガンダムへと突き進む。

 射程に入り、サイコガンダムに向かって数発連射する。

 しかし放たれたバズーカの弾は、黄色のビームに撃ち抜かれ呆気なく爆発した。

 攻撃が放たれた方角へと目を向けると、サイコガンダムの護衛をしていたハンブラビが、ビームサーベルを抜きながらこちらに向かってきていた。

 

「邪魔すんなッ!」

 

 こちらもバズーカからビームサーベルへと切り替え、ハンブラビに向かって突撃する。

 二機の距離は縮んでゆき間合いに入った瞬間、互いのビームサーベルが激突し火花を起こす。

 

「我々は任務の最中だ、命が惜しければ邪魔をするな!」

「はっ、軍人気取りかよ、テロリストがッ!」

「なッ……貴様ぁ! スペースノイド風情が、私達を愚弄するか!」

「うるせぇ、バァカ!」

 

 俺は押し切り、ハンブラビを蹴り飛ばす。

 

「戦争に加担した時点で全員、悪党なんだよ。ああだこうだ言い訳したところで、結局は人殺しに変わりねぇんだよ!」

「なら貴様はどうなんだ!」

「……」

「どうした! 物も言えないのか!」

「……いや、殺りやすくてありがたいなと思っただけだよ」

 

 俺は持っていたビームサーベルを投擲し、ソレを頭部のバルカンで撃ち抜く。

 サーベルが破裂すると同時に、無数の粒子がハンブラビの装甲を焼く。

 ビーム・コンフューズ。機動戦士Zガンダムにて、Zガンダムがビームサーベルに攻撃を行い、ビーム乱反射を拡散させることでキュベレイのファンネルを迎撃するために使われたある種の裏技。

 ソレを目眩しを使うことにした。

 俺はブーストでそのハンブラビの後ろに回り込むと、もう一本のビームサーベルを展開する。

 

「あばよ」

 

 それだけ告げて、ビームサーベルをコックピットに向けて突き刺した。

 主人を失ったハンブラビは、その命を散ったことを示すようにモノアイの光を失い、手足をだらりと下ろす。

 サーベルを引き抜くと、そのまま小さな爆発を繰り返しながら地面へと落下して行った。

 ……にしても、一回も変形しなかったな。

 変形しない変形機とか、それ弱点増えただけのMSじゃん。 

 それともあれか? 

 百式みたいに変形機構がオミットでもされたんだろうか。

 だとしたら本当によかった。

 もし襲撃がもっと後で、熟練のパイロットが乗る完成系のハンブラビと対峙しないといけないとしたら、考えただけでもゾッとしない話だ。

 

「さて……」

 

 俺はサイコガンダムの方へと向き直る。

 すると複数の軍警ザクがサイコガンダムに向けて、マシンガンを発射しているが厚い装甲によって阻まれて攻撃が効いているようには見えなかった。

 かといって特に反撃するようなことはなく、どこかへ向かって一直線に進んでいた。

 

「真正面から行く……のは流石に愚策か」

 

 狙うとしたら足の関節を潰して動けないところから、ソドンのメガ粒子砲でぶち抜くことか。

 けどできるのか、俺一人で━━━━って、ん?

 俺がどうやって攻略するかを考えていたら、突如サイコガンダムの動きが止まる。

 そしてギギギッと金属が軋むような音がしたかと思えば、サイコガンダムが装甲をパージし、その周囲を回るように浮遊していた。

 

「な、なんだありゃ!? 原作にあんな奴はいなかっただろうが!?」

 

 いや、カラーリング的にはリフレクタービットくらいなら積んでそうだけど……

 クソッ、ようやく俺の前世の知識が日の目を浴びると思っていたのに、一気にパーになった。

 なんだよあれ。ユニコーンのシールドファンネルじゃねぇんだぞ!?

 そんな俺の心の非難を聞いてもいないかのように、サイコガンダムの装甲だったファンネルが無差別に攻撃を行なってきた。

 無数の装甲によって、ある者は弾き飛ばされ、ある者は装甲同士に押しつぶされて爆発四散する。

 

 

「新手のサイコミュ兵器にしてはぶっ飛びすぎだろ━━━━うおっ、危ねっ!?」

 

 

 咄嗟に回避できたけど、

 ……っていうかあれ、暴走しているよな。

 一体ナニがトリガーになっ……た?」

 考えうる可能性を探った結果、頭の中で思い当たった存在に気がついた。

 おい、あの暴走の原因ってまさか……ということは間接的に俺のせいなの!?

 い、いや、俺にも悪いところはあったとしても、元はと言えばシュウジの謎現象せい……のはず。

 けど元凶のアイツはいない。

 つまり保護者的な連帯責任の法則で言うと、今一番の戦犯って……ふ、ふふ、ふふふふふふふふ!

 

「許さんぞ……絶対に許さんぞ、あの天然腹ぺこ虫! 絶対に許さんぞおおおおおおおおおおおお!」

 

 

 

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