ちなみに武道で闘うので銃はあんまり使わないかも
それではどうぞ
ここはキヴォトス
蒼く、硝煙の絶えない学園都市
生徒が銃火器と共に青春を謳歌する場所である。
そんなキヴォトスに最大の危機が迫っていた。
『連邦生徒会長の突然の失踪』である。
圧倒的カリスマ性によってキヴォトスを安定化していた彼女の突然の失踪により、キヴォトス内は大混乱に陥った。そしてその気を逃さんと不良生徒達などによる犯罪の増加、そして矯正局からの「七囚人」の脱獄など、様々な事象が発生していた。
そして、その七囚人の一人によって今、連邦生徒会が新設した超法規的機関「シャーレ」のビルへの襲撃が起こっていた。
それのニュース映像をデスクから眺める一人の生徒がいた。
その生徒は右手に持ったマグカップのコーヒーを一気に飲み干すと、向かいのデスクにいた生徒に声をかけた。
「すまない、しばらくの間席を外す。カンナにはすぐ戻ると伝えておいてくれないか?」
「り、了解しました、教官殿。局長にはそう伝えておきます」
「済まないな。それと……教官でいい」
そう言うとその生徒は自身のロッカーへと向かっていった。
同時刻、D.U.外郭地区にて
「もうシャーレの部室は目の前よ!」
『今、この騒ぎを巻き起こした生徒の正体が判明しました。ワカモ、百鬼夜行連合学園で停学になった後、矯正局を脱獄した生徒です。似たような前科がある危険な人物なので気をつけてください』
四人の生徒と一人の大人の男性が不良生徒達を撃破しながらシャーレのオフィスへと向かっていた。
「……あらら。連邦生徒会は来ていないみたいですね。フフッ、まぁ構いません。あの建物に何があるのか存じませんが、連邦生徒会が大切にしている物と聞いてしまうと……壊さないと気が済みませんね」
その騒動の元凶……七囚人の一人である狐坂ワカモは動員した不良生徒達の暴れっぷりを眺めながら、顔の狐の面の下で舌なめずりをした。
その刹那
ドゴォォォォォォォオオオン!!!
突如、巨大な衝撃音と共に上から何者かが降ってきた。その衝撃によって落下地点の辺りは大きく窪み、粉塵が辺りに舞った。
粉塵が落ち着いてくると同時にその降ってきた人物の姿が明らかになっていった。
2m以上の背丈、筋骨隆々な体躯、そして武道着*1を身につけ右手に竹刀を握っていた。
「あらあら…これは随分と懐かしい顔ですね。お久しぶりです、
「裏切り者か…私の記憶では貴様とは仲間ではなかったはずだが?それに…私は私の使命に従っているだけだ。貴様らを浄化するというな」
ホムラ、そう呼ばれた生徒が淡々と返す。
「お久しぶりですのにまた訳の分からない事を。…ですが貴方ならかなり楽しめそうですわね」
「くだらん。来るなら来るといい」
「ではお言葉に甘えて……行きますわねッ!」
そう言うとワカモはホムラに向かって自身の銃…真紅の災厄を発砲した。しかしホムラはそれをものともせずゆっくりとワカモに近づいていく。
「相変わらずイカれたタフさですわねぇ…どうしてそんなに硬いんですの「五月蝿い」ッ!?」
ホムラはワカモとの距離を一気に縮めつつ、右手に持っていた竹刀を横に薙いだ
ワカモはそれをギリギリで回避すると、すぐさまホムラの胴に回し蹴りを叩き込んだ。
「そんなものが効かんのはお前が一番理解しているはずだが?」
「そうでした…わねッ!」
すぐさまワカモは足を戻しホムラからの距離をとった。
「やはりワカモ、お前は何も変わっていないし分かっていない。そこらの不良生徒と同じだ」
「あら…私をそんな風に言うなんて…悲しいです」
「悲しむのは牢獄に戻ってからにするんだな」
「いやですわ♪」
そう言うとワカモは真紅の災厄の発砲と体術で猛攻撃を仕掛けた。
撃つ、ローリングソバットを胴に叩き込む、右ストレートを顔に叩き込む。
しかしそれをホムラは直立不動でなんのことも無かったかのように受け切った。
「もう終わりのようだな?」
「……はあ、興が冷めました。今日はもうお終いです。またお会いしましょう」
「それでは」
そう言ってワカモは背を向けた。
「逃げられると思っているのか?舐められたものだ」
ホムラは逃がさんと左足に力を込めた、が。
後ろからの狙撃によって邪魔されてしまった。
「……なんだ?」
そう思いホムラが振り返ると…そこには四人の生徒と一人の大人…【先生】がこちらに注目していた。
「…なんだ貴様ら。邪魔しおって」
"…君は誰?"
「貴様こそ誰だ?」
【先生】、ホムラはお互いそう問いた。
魔羅闍ホムラ
(まらじや ほむら)
ヴァルキューレ公安局特別教官
身長:210センチ
年齢:18
誕生日:7/16
異常な程の頑強さを持ち、武道…剣道柔道空手道合気道などあらゆる武道を極めている。悪は捕まえるだけではなく、その心を浄化してこそ真の懲悪と考えている。