七囚人って囚人の中のNo.7的な存在だと思ってました…
ホムラさんは武道着で現れて終わるとすぐに去るので素顔を知っている生徒はヴァルキューレ除いて数人しかいません。
ん?剣道の面でも顔は見れるだろって?
……目だけしか見えないようになってます。気にするなということじゃ
「なんだ貴様ら、邪魔をするつもりなら妨害とみなし、しばらく拘束されてもらうことになるぞ?」
"……とりあえず、君はなんて名前なの?"
「ほう?邪魔をしておいてよくそんなことを聞けたものだ。そちらが先に名乗るのが礼儀というものではないのか?」
"…それもそうだね。私は【先生】だよ。ごめんね、邪魔しちゃって"
「では私も名乗るとしよう。〔魔羅闍ホムラ〕だ、よろしく頼むぞ」
そう言ってホムラは竹刀を左に持ち替え、右手を差し出した。【先生】はその握手に応えようと差し出された手を握って…
"!?!?!?"
握った瞬間に先生の体は膝から崩れ落ちた…がなんとか踏ん張んばり留まった。
「合気を利用した少しの意趣返しだ。驚かせて済まないな」
"す…凄い凄い!漫画とかであるやつ!こんな感じなんだ!"
先生が初めての合気に興奮していると
「先生ー!大丈夫ですか……ってその武道着…まさか…!先生!今すぐ離れてください!先生の目の前にいるのはかなり危険な
その様子を見に来た[早瀬ユウカ]がそう叫んだ。
"き、凶悪犯?"
「……いつになってもお前たちはしつこく言ってくる…私はヴァルキューレ公安局特別教官だ。…それ以外の何者でもない」
ホムラは気だるそうにそう答えた。
「この騒動の元凶である狐坂ワカモが行ってきた破壊行動よりも遥かに大きい被害を出した存在です!」
「……なるほど…トリニティにゲヘナ、そしてミレニアム…三大校が集まるとは、少々意外だな」
ホムラはそんなユウカに構わず、他の三人を確認した。
「魔羅闍…ホムラ…!?…まさか!?ゲヘナ自治区内において装甲車10台を瞬く間に火の海に変え、当時の生徒会及びヒナ風紀委員長含めたゲヘナ風紀委員を全滅一歩手前まで追い詰めた記録が残っている『断罪者』の異名を持つあの…!?」
チナツが恐怖した様子で言った。
「…あの時は独善的な行動でお前たちゲヘナには迷惑をかけてしまった。…ところでゲヘナの治安は良くなったのか?善良な生徒が苦しい思いをしていないか?」
「……以前よりは良くなりましたが実のところは…」
「……そうか」
ホムラは落胆したように、そしてどこか悲しそうに答えた。
「…先生とやら。私はそろそろあの女狐を檻に戻さなければならない。失礼する」
ホムラはそう言いワカモの向かった方向に行こうとした…が、思い出したかのように振り返り、
「そこの正義実現委員会。……いい狙撃だったぞ」
そう言って、光のような速さで行ってしまった。
立っていた足元のアスファルトには足跡がくっきりと残っていた……
「……あら?もう今日はお開きのはずですが…」
「そんなこと許すと思うか?」
シャーレの屋内で脱獄犯と元囚人が向かい合う。
すると突然、ホムラは竹刀を壁に立てかけ、小手を外し始めた。
「だが先程は少々つまらぬ真似をしてしまった。よって貴様には…
「あら…♡これは…楽しめそうですわね…!」
「さあ来い」
「ええ、覚悟なさいまし!」
ワカモは発砲と同時に突撃した。銃口が火を噴き、強烈な蹴りが横っ腹に入る。
しかしホムラはそれをものともせずに逆にワカモと組み合った。そして…
ドォォォオオオン!!!
見事な背負い投げを叩き込んだ。
……
……………
……………………
その後、ワカモが立ち上がるのと同時に先生が到着し、先生を見たワカモは脱兎のごとく逃げ、ホムラも一瞬でその場から立ち去った。
シャーレ奪還は成功に終わった。
「戻ったぞ」
「お帰りなさい、教官」
ホムラが武道着から着替え、公安局に戻ると、カンナが自分のデスクの隣にいた。
「それで、どうでした?」
「……シャーレは奪還出来た。……がワカモは取り逃してしまった。……済まない」
ホムラはそうカンナに報告した。
「謝罪の必要はありません。二兎を追う者は一兎をも得ず、とも言います。……こちらも引き続き狐坂ワカモ、そして七囚人の捜査を続けましょう」
「……ああ」
ホムラはデスクに戻り、先刻の奪還作戦を思い出していた。そして…
「……【先生】、か…厄介なことになりそうだ」
そう、呟いた。
魔羅闍ホムラについて
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元[検閲済み]出身
[検閲済み]前、ゲヘナ学園に突如として現れ、[検閲済み]を行いその当時の生徒会、風紀委員と交戦。重傷者[検閲済み]名、被害総額[検閲済み]という惨状を引き起こした。その後、矯正局に送られるも、連邦生徒会長の▪️▪️▪️▪️▪️によってヴァルキューレ公安局特別教官に任命される。
性格は意外にも穏やかであり、激情する様子は一度も確認されていない。並外れた頑強さを持つが、薬等が効きづらいという欠点がある。