機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
「うぅ、すいませんでした」
その言葉と共にエグザベは目の前にいる上司、シャリア・ブルに対して頭を下げた。
少し前の1件において、ジークアクスの情報を謎の黒いフードの人物に渡してしまった事。
それは軍人としての落ち度だと考えていた。
その報告を受けたシャリア・ブルは、その表情は変えずに考えていた。
「エクザベ君。少し確認したいが、君はその人物にたった一人で制圧されたのは本当だね」
「えっ、はっはい」
「軍学校を首席で卒業した君が」
「うっ、返す言葉もありません」
「えっと、そんなに責めなくても」
「責めている訳ではありません。むしろ、君が圧倒されたという事を考えれば、相手はただ者ではないという事を再認識出来ましたから」
「「えっ?」」
その言葉に対して、エグザベは勿論、エグザベを庇っていたコモリもまた首を傾げた。
「エクザベ君がガンダム・クァックスに乗っていた事実は、我々側にしか、その事実は知りません。向こうも、わざわざそれを踏まえて、ガンダム・クァックスの情報を欲しがるとは考えられません」
「ポメラニアンズの連中だとは考えられませんか?」
「それもあるでしょう。けれど、私としてはこの1件に大きく関わっていると思われる人物に二人、心当たりがあります」
「それは」
「赤いガンダムのパイロット、またはペイルライダーのパイロット」
「ペイルライダーの?なんでそこで?」
先程までの会話の流れで、まるで出てこなかったペイルライダー。
それが、ここに出て、現れた事に驚きを隠せなかった。
「赤いガンダムとペイルライダー。その両者も普通の人間が操る事はおそらくは不可能でしょう。性能面では、ゲルググの方が上かもしれませんが、それはサイコミュとHADESを抜きにしたスペックだけの話ですからね」
「確かに、それを考えればあり得るかもしれませんけど、なんでわざわざガンダム・クァックスの情報を?」
「もしかして、連邦が何か」
それと共に、今回の事件の黒幕の候補を話題が出たが。
「ははっ、その場合だったら、エクザベ君は既に死んでいるでしょうね。私だったら殺しますしね」
そう冗談を言うように呟いたシャリア・ブル。
だが、その冗談に対して、エクザベとコモリは苦笑いをするしかなかった。
「どちらにしても、またペイルライダーの戦いは見てみたいですね」
そんな二人を余所にシャリア・ブルが呟く。
その試合が始まるのを、楽しみにしていた。
「まぁ、おそらくもうすぐ始まるでしょうね」
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する