機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
ニャアンの変化に気づく。
既にジークアクスは動いていた。
先程までの自分の身を守るような戦い方から、まるで獲物を狩る野獣のようにヒートホークを構えて、リック・ドムに接近する。
その姿に、俺はすぐに声をかける。
「ニャアンっ何をしているっ!」
叫びながらも、俺はもう片方のリック・ドムに対してシールドで受けながらもビームサーベルで斬りつける。
しかし、リック・ドムはそれを躱しながら距離を取る。
その行動に、俺は嫌な予感を感じる。
リック・ドムは、ニャアンに対して、手に持ったヒート・サーベルで斬りつけていた。
だが、ニャアンは先程の素人とは思えないような動きで避けると共に、ヒートホークを構えていた。
その狙いは、頭ではなく、胴体。
つまりは。
「コックピットをっ」
それと共に、ニャアンの手に持つヒートホークを振り上げる。
その狙いは、明らかにコックピット。
それが分かった時、俺はすぐにジークアクスに対して、叫んだ。
「ニャアンっ駄目だっそれではっ」
だが、俺の言葉が届いた時には、すでに遅かった。
振り下ろされたヒートホークは、そのままリック・ドムの胸部に突き刺さっていた。
同時にリック・ドムから離れたジークアクス。
それに合わせるようにリック・ドムは、そのまま爆散する。
「マズイっ、もしも俺の予想が合っていれば」
それから、俺の動きは速かった。
呆然としているもう片方のリック・ドムに対して、俺はビームサーベルで素早く切り裂く。
頭とバックパックを。
これにより、クラバでは勝利すると共に、最悪移動手段は途絶える事が出来る。
そして、俺はニャアンの元へと真っ直ぐと迫る。
「止まれ!クラバは終わった!」
俺はそう、ニャアンに問いかける。
だが。
「終わっていない!そこの黒い奴はまだいる!」
それと共にヒートホークをこちらに向かって、振るう。
完全にサイコミュに振り回されている。
「ちっ!」
俺は素早く、ビームサーベルでヒートホークを受け止める。
「お前っ落ち着けっ!」
「うるさいっ!あいつは敵!」
「ぐっ」
ニャアンは、完全にサイコミュに振り回されている。
それが分かる程に、ニャアンの機体操作が乱暴になっていた。
「ニャアン!」
「煩いっ煩いっ煩い!」
ニャアンのその叫びと共に、サイコミュがさらに輝きを強める。
「止めろ!そのままでは、お前自身がどうなるかわからないぞ!」
俺は必死に訴えかけるが、ニャアンの耳には入っていないようだった。
「うるさい!うるさい!うるさい!」
「仕方ないっ」
それと共に、俺もまた覚悟を決める。
このガンダムに備わっているサイコミュ。
それがどんなのか分からないから使わないようにしていたが、そうも言っていられない。サイコガンダムでの経験を思い出しながら、俺は意識を集中させる。
ドゥー・ムラサメは生存する?
-
生存する
-
死亡する