機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
「さて、アンキーさんはどうしますか?」
「・・・正直に言って、こいつを敵に回したくないからね。これ以上は止めておくよ」
そうしながら、シャリア・ブルからの言葉に対して、アンキーは呟く。
「言っておくが、アンキー。お前が仕掛けた程度の爆弾。とっくに解除しているぞ」
「あんたは、本当に何者だい?あの子の幼馴染みとは聞いたけど、このコロニーにはそんな環境はないはずだが」
「日々の努力の賜物だよ」
そうしながらも、俺はそのまま、手に持つ銃を構えている。
「・・・第一、次のクラン、クランランキングトップのトゥエルブズ・オリンピアが最近になって、オーナーが変わった」
「オーナーが?」
「アマラカマラ商会という素生の知らない会社の」
「っ!」
その一言を聞いて、俺は、そのままアンキーの電話を奪い取る。
「ちょっ、何をしているんだい!」
「・・・」
そんなアンキーの言葉を無視して、俺はそのアマラカマラ商会を見る。
その情報の詳細と共に。
同時に、俺は直感した。
「・・・おい、シャリア・ブル」
「なんでしょうか?」
「近く、何か大きな出来事があるか?」
「なぜ、それを」
「良いから、答えろ。でなければマジでヤバいぞ」
俺の一言。
それを聞くと、シャリア・ブルは少し考えると共に。
「近く、キシリア様がこちらに来ます」
「なっ、あのキシリア・ザビが!」
キシリアの名前が出た事で、アンキーも驚いたように声を出す。
だが、俺はその名前を聞いた瞬間に、嫌な予感が当たった事を直感する。
「ちっ、だとしたらマズイな。けど、どうする。下手に動いた場合、おそらくは。だからと言って、何もしなければ」
「おい、あんた、何をそんなに慌てているんだ?」
「慌てる?そうだな、さすがに俺だって予想外だよ、ここでテロが起きる事なんて」
「なっ、テロっ」
アンキーは驚きの声を出しているが、俺はそのまま思考を巡らせる。
「・・・なぜ、テロだと分かるのですか?その会社の名前を聞いただけで」
「・・・どうせ、俺が本当の事を言っても、信じられないと思うからな」
「今の君の焦りを見て、それはないと確信はしていますよ」
「だったら、良いぜ、話してやるよ。おそらくは、このアマラカマラ商会ってのは、ある組織の隠れ蓑だと思う。俺自身、それを確信して言っている訳じゃないが、過去に見た事がある。
そして、これを率いている奴の事も」
「率いている奴?」
「バスク・オム。俺が知っている中で最低の人間だよ」
おそらく、奴はこの場にいない。
けれど、奴の考えからして、間違いないだろう。
「・・・なぜ、そう思うのか」
「・・・直感だ」
「直感って」
アンキーは呟くが、俺には、それしか言えない。
「では、どうするか、何か具体的な事は考えていますか?」
「・・・考えてねぇよ、今、さっき知ったからな」
「でしたら、シローさん。ここは共同作戦をしませんか?」
「何?」
それに対して、シャリア・ブルはこちらを見る。
「おそらく、これは知られると、大きな混乱を招く。それこそ、また戦争が起きる可能性がある。
それを阻止する為には、最小限の戦力が必要となる。
その点、君はたった一人でそれを補える。あぁ、バックアップは任せて下さいよ」
そうシャリア・ブルは笑みを浮かべながら言う。
「・・・何を企んでいる?」
「言ったはずです。私は混乱を避けたい。その為に、最も良いのが、君と手を組む事です」
その提案に対して、俺は少し迷うが。
「良いだろう、ただし俺はあんたをまだ信じていないからな」
全てはマチュを守る為に。
「えぇ、始めから全幅の信頼を得る人間は、どこにもいないので。アンキーさんもこの事は極秘に」
「ちっ」
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する