機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
「あの地獄を繰り返すのかよっ、バスク!」
すぐに、俺はこの事を伝える為に、電話を掛ける。
「シャリア・ブル!急いでくれっ」
「どうかしましたか?もう少しでキシリア様の移動が始まりますが」
「それどころじゃねぇ!すぐに空調機の設置を停止させろっ」
「空調機?」
「バスクの奴はっ空調機から毒ガスを流そうとしているかもしれない」
「っ」
電話の向こうでシャリア・ブルも驚きを隠せなかった。
だからこそ、俺は叫ぶように続ける。
「空調機に関しては、そちらに頼む」
「・・・君は、どうするつもりだ?」
そう、シャリア・ブルから問いかけられた事に対して。
「・・・サイコガンダムに対抗する為に、少しやる事がある」
「サイコガンダム?それは一体」
「正直に言えば、俺も分からない。けれど、そちらも放っておけば、危険だからな」
「・・・分かりました、そちらは頼みますよ」
そうしながら、俺はとある場所へと向かう。
そこは、とある会社。
その会社にて。
「・・・待っていたわ」
そうして、俺を出迎えた相手。
その人物は。
「シイコ・スガイ」
そこに立っていたのは、かつて戦った相手であるシイコ・スガイ。
「久し振りだな」
「えぇ、本当に」
そう言いながら、俺達は互いに睨み合う。
表面上は穏やかな顔をしているが、その視線は鋭いのを互いに理解している。
「あぁ、もぅあんた達!何をしているんだい!」
「・・・すいません、どうも、気に食わなくて」
「それには同意見ね」
「全く、それにしても、まさか本当にこんな子供があのペイルライダーに乗っていたなんて」
そう呟きながら、この会社のパイロットだと思われる人物がこちらを見る。
「・・・とにかく、頼んでいたの、出来ていますか」
「えぇ」
そうしながら、俺はそのまま案内された場所。
そこは、地下にあるドッグ。
そこには、俺の愛機であるペイルライダー。
そして、その上には偽装装甲の為のズゴックも装着されていく。
それと共に、それを指示している人物に目を向ける。
「今回は改修作業、ありがとうございますモスク・ハンさん」
「君か、ペイルライダーのパイロットというのは」
そうしながら、今回の事を頼んだ相手であるモスク・ハンさんは、こちらに目を向ける。
「・・・それで、マグネティック・コーティングの方は」
そう、俺は本題を聞いた。
何時か、ペイルライダーだけでは対抗出来ない敵が現れる可能性がある。
だからこそ、前回のクラバ後、俺はシイコ・スガイを通して、彼女の機体にマグネティック・コーティングを施した相手と接触した。
クラバでの約束を守るように迫ると共に、無事に連絡が取れた後、俺は彼らにそれを頼んだ。
「あぁ、十分に行う事が出来た。それと同時に君の戦闘データを元にとある兵器を搭載している」
「そこまでですか」
けれど、俺が想像したよりも、とんでもない事をしてくれた。
見ると、これまでのズゴックにはなかった大型のスラスターがあるが。
「これが?」
「あぁ、けれど」
すると、モスク・ハンさんはこちらを見る。
「んっ?」
「君のような子供が、なぜあんな機体に乗るんだ」
そう、問いかけてくる。
「あれは、人が乗ってはいけない機体だ。データを調べている限りでも、とてもではないが人が乗りこなせる代物じゃない」
「けれど、そうじゃないと守れない物もあるんです。これから迫る脅威にも」
「脅威だと」
それには、周囲の人々も注目する。
「・・・分かりません。俺も、その脅威がどこまでなのか」
サイコガンダムだけなのか。
毒ガスもあるのか。
はたまた、それ以上の何かが。
だけど。
「守る為には、危険だと分かっていても、乗らないといけない時がありますから」
「・・・戦争が終わり、君のような若者がいなくなったと思っていた。それは」
「えぇ、本来ならば良い事ですよ。俺が、異常なだけですから」
そうして、俺は愛機へと近づく。
「皆さんも、早く行って下さい。おそらく、このコロニーは戦場になる」
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する