機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
「シローさんに、アイナさん?」
「あっ、そのなんでもないよ」
俺がふと、呟いてしまった一言が気になったのか、マチュは俺に聞いてくる。
この世界での二人が、今は、どこで何をしているのか分からないのに。
「・・・なんだか本当に色んな事があったみたいだね」
「あはははぁ、まぁ」
俺は苦笑いをしながらも、マチュに返答する。
マチュは、そう呟きながらも、ため息を吐く。
「それにしても、地球か。地球って、今はどうなっているんだろうね」
「それは、俺にも分からない」
俺のいた世界において、宇宙世紀における地球の環境は酷かった。
ジオンが行ったコロニー落とし。
ティターンズによる核攻撃など。
地球は、かつてのような美しい星であるのかどうか。
それは、今は分からない。
けれど、この世界ではティターンズもない。
あれから目立った戦争もなかった。
それを考えれば、もしかしたら地球は美しくなっているかもしれない。
そんな期待が、俺の中にあった。
だからこそ。
「あぁ、そう思うと、結構不安になってきたかも」
顔を俯くマチュに対して、俺はその手を握り締める。
すると、マチュはそれに気づいて、俺の方を見る。
「・・・どうしたの」
「えっ、いや、その、なんとなく」
「今日の君、本当に可笑しいよ」
「そうかもしれない」
何度も行われた言葉。
けれど。
「まぁ、やりたい事が本当になかったからな。だから、マチュのやりたい事を手伝いたかっただけだから」
「そっか」
それに対して、マチュは笑みを浮かべながら、スマホを見る。
すると、目を見開いて。
「あぁ!もぅこんな時間!もぅ門限が過ぎそうなっているよ!」
「えっ、本当か?!」
その言葉を聞いて、俺もまた時計を見る。
マチュを、そこまで時間に付き合って貰ったとは。
「途中まで送っていくよ」
「えっ、送っていくって言っても、電車では「バイク」えっ、あったの」
俺の言葉に対して、驚きを隠せないマチュに対して、そのまま案内する。
軽く、移動手段を調べた時に確かにバイクがあったので問題はないようだ。
「2人乗りっていう事だよね」
「・・・まぁ、そうなるかな、とにかく早く」
「まぁ、良いけど、これって、後ろから抱きつくって事だよね」
「そうだけど?」
俺は特に気にせず答えると、マチュはため息を吐く。
「まぁ、良いけど」
そうして、俺から受け取ったヘルメットを被ったマチュは、そのまま俺の背中を抱き締める。
「ランガ、安全運転でお願いね」
「・・・あぁ、分かっている」
マチュの言葉に対して、俺は返事をしながら、バイクのハンドルを握り、走り出す。
次回、主人公のランガを含めた設定集予定です
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する