機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
「これは」
驚きを隠せなかった。
だが、俺はこの現象を知っている。
かつて、カミーユが見せたZガンダムのビームサーベルを巨大化させた事。
だが、それはZガンダムのバイオセンサーが反応していた時と同じように。
「ランガ」
だが、ペイルライダーにはそんな力はない。
けれど、マチュの乗るジークアクスには、それに似たオメガ・サイコミュに搭載されている。
そして、ペイルライダーの手にあるのは、それよりも遙か先の技術で作られたビームサーベル。
そのビームサーベルには、おそらくはバイオセンサーに似たいや、それよりも遙かに高い性能を持つ何かがある。
「マチュ、一緒に握ってくれないか」
「・・・分かった」
ただ、一言。
それと共に、ペイルライダーとジークアクスの手が重なる。
それによって、ビームサーベルの出力は何よりも大きくなった。
その光を、俺とマチュは見上げてしまう。
すると。
「邪魔をっするなよっ」
そして、聞こえて来たのはサイコガンダムから。
そして、サイコガンダムは、俺達の方にその装甲が襲い掛かる。
それに対して。
「っ」
俺達はその手を握り締めたまま、サイコガンダムへと向かって飛ぶ。
迫りくる装甲を切り裂きながら。
そして。
「っ!」
切り裂く。
先程まで、何もかも弾く強固な壁。
だが、それは今の俺達が持つビームサーベルは簡単に切ってしまった。
切り裂かれた事に驚きの表情を浮かべた。
その姿に。
「マチュ!」「ランガッ!」
互いの声が聞こえながら、そのままビームサーベルで真っ直ぐと穿つ。
生きて、その先へと向かう為に。
それと同時に聞こえるドゥーの悲鳴。
けれど、俺達はそれを無視しながら、そのままビームサーベルで切り裂く。
そして、そのまま突き抜けた。
「やりましたね」
聞こえるシャリア・ブルの声と共に。
だが。
サイコガンダムは、まだ生きていた。
それだけではない。
サイコガンダムから放たれる光。
それは俺とマチュがこれまで見てきたゼクノヴァの光とは異なる。
何か嫌な感じがする。
「これはっもしかしてっキラキラっなんでっ」
「まさかっ、これが狙いだったのかっ」
「どういう事だ」
聞こえて来たシャリア・ブルの言葉に、俺は思わず聞き返してしまった。
「・・・ゼクノヴァは、未だに発生条件は分かりませんっ!けれどっ、この規模となればこのコロニーを崩壊させるには十分過ぎるっ」
「そういうっ事かよっ」
サイコガンダムが暴れて、崩壊させる事でコロニーを破壊させる事だと思っていた。
これまで、毒ガスでの暗殺だと思っていた。
けれど、違った。
奴は、サイコガンダムを最初からこれを目的にしていたんだ。
「あはははぁ、凄いよ凄いよ!!」
既に、サイコガンダムのパイロットは暴走している。
このままでは。
「ランガっ」
おそらく、サイコガンダムのパイロットを殺しても手遅れだ。
どうすれば。
そう、考えている間に、ビームサーベルからはまるで眼前のゼクノヴァとは違う緑色の光が、暖かい光が溢れ出す。
「・・・マチュ」
「えっ」
「必ず、帰ってくるから」
それと共に、俺はマチュを押す。
「えっ、ランガっ!」
マチュは、すぐに俺の方に向かおうとした。
けれど、それをシャリア・ブルが止めてくれる。
「離せっ!ランガがっ」
「駄目ですっ、おそらくは」
俺は、そのまま、手に持つビームサーベルから溢れ出る緑色の光。
それと共に、赤い光を放つサイコガンダムを掴む。
「ぐっ!」
光が、俺を襲う。
けれど、俺は必死に掴む。
やがて、緑色の光は、サイコガンダムから放たれる光と合わさる。
それはまるで繭のように。
俺とサイコガンダムを包み込むように。
「さぁ、戦うんだったら、ここじゃない別の所でやろうぜっ」
それを最期に。
俺は、この世界から消えた。
さて、ここまで見てくれた皆様ならば分かると思いますが、このシーンは、有名なあのシーンがオマージュとなっています。
マチュは、この世界では確かに幸せだったかもしれません。犯罪も9話のような事はしていません。
尚、これは始めから予定していた事です。
その理由は、次回、明らかに!
ドゥー・ムラサメは生存する?
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