機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界   作:ボルメテウスさん

123 / 175
月光蝶

「これは」

 

驚きを隠せなかった。

 

だが、俺はこの現象を知っている。

 

かつて、カミーユが見せたZガンダムのビームサーベルを巨大化させた事。

 

だが、それはZガンダムのバイオセンサーが反応していた時と同じように。

 

「ランガ」

 

だが、ペイルライダーにはそんな力はない。

 

けれど、マチュの乗るジークアクスには、それに似たオメガ・サイコミュに搭載されている。

 

そして、ペイルライダーの手にあるのは、それよりも遙か先の技術で作られたビームサーベル。

 

そのビームサーベルには、おそらくはバイオセンサーに似たいや、それよりも遙かに高い性能を持つ何かがある。

 

「マチュ、一緒に握ってくれないか」

 

「・・・分かった」

 

ただ、一言。

 

それと共に、ペイルライダーとジークアクスの手が重なる。

 

それによって、ビームサーベルの出力は何よりも大きくなった。

 

その光を、俺とマチュは見上げてしまう。

 

すると。

 

「邪魔をっするなよっ」

 

そして、聞こえて来たのはサイコガンダムから。

 

そして、サイコガンダムは、俺達の方にその装甲が襲い掛かる。

 

それに対して。

 

「っ」

 

俺達はその手を握り締めたまま、サイコガンダムへと向かって飛ぶ。

 

迫りくる装甲を切り裂きながら。

 

そして。

 

「っ!」

 

切り裂く。

 

先程まで、何もかも弾く強固な壁。

 

だが、それは今の俺達が持つビームサーベルは簡単に切ってしまった。

 

切り裂かれた事に驚きの表情を浮かべた。

 

その姿に。

 

「マチュ!」「ランガッ!」

 

互いの声が聞こえながら、そのままビームサーベルで真っ直ぐと穿つ。

 

生きて、その先へと向かう為に。

 

それと同時に聞こえるドゥーの悲鳴。

 

けれど、俺達はそれを無視しながら、そのままビームサーベルで切り裂く。

 

そして、そのまま突き抜けた。

 

「やりましたね」

 

聞こえるシャリア・ブルの声と共に。

 

だが。

 

サイコガンダムは、まだ生きていた。

 

それだけではない。

 

サイコガンダムから放たれる光。

 

それは俺とマチュがこれまで見てきたゼクノヴァの光とは異なる。

 

何か嫌な感じがする。

 

「これはっもしかしてっキラキラっなんでっ」

 

「まさかっ、これが狙いだったのかっ」

 

「どういう事だ」

 

聞こえて来たシャリア・ブルの言葉に、俺は思わず聞き返してしまった。

 

「・・・ゼクノヴァは、未だに発生条件は分かりませんっ!けれどっ、この規模となればこのコロニーを崩壊させるには十分過ぎるっ」

 

「そういうっ事かよっ」

 

サイコガンダムが暴れて、崩壊させる事でコロニーを破壊させる事だと思っていた。

 

これまで、毒ガスでの暗殺だと思っていた。

 

けれど、違った。

 

奴は、サイコガンダムを最初からこれを目的にしていたんだ。

 

「あはははぁ、凄いよ凄いよ!!」

 

既に、サイコガンダムのパイロットは暴走している。

 

このままでは。

 

「ランガっ」

 

おそらく、サイコガンダムのパイロットを殺しても手遅れだ。

 

どうすれば。

 

そう、考えている間に、ビームサーベルからはまるで眼前のゼクノヴァとは違う緑色の光が、暖かい光が溢れ出す。

 

「・・・マチュ」

「えっ」

「必ず、帰ってくるから」

 

それと共に、俺はマチュを押す。

 

「えっ、ランガっ!」

 

マチュは、すぐに俺の方に向かおうとした。

けれど、それをシャリア・ブルが止めてくれる。

 

「離せっ!ランガがっ」

「駄目ですっ、おそらくは」

 

俺は、そのまま、手に持つビームサーベルから溢れ出る緑色の光。

それと共に、赤い光を放つサイコガンダムを掴む。

 

「ぐっ!」

 

光が、俺を襲う。

けれど、俺は必死に掴む。

やがて、緑色の光は、サイコガンダムから放たれる光と合わさる。

それはまるで繭のように。

俺とサイコガンダムを包み込むように。

 

「さぁ、戦うんだったら、ここじゃない別の所でやろうぜっ」

 

それを最期に。

俺は、この世界から消えた。




さて、ここまで見てくれた皆様ならば分かると思いますが、このシーンは、有名なあのシーンがオマージュとなっています。
マチュは、この世界では確かに幸せだったかもしれません。犯罪も9話のような事はしていません。
尚、これは始めから予定していた事です。
その理由は、次回、明らかに!

ドゥー・ムラサメは生存する?

  • 生存する
  • 死亡する
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。