機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界   作:ボルメテウスさん

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虹の向こう側

「・・・彼女は」

「未だに、心がここにないような状態です」

 

そう、シャリア・ブルは今はソドンの部屋にいるアマテ・ユズリハの様子を尋ねる。

サイコガンダムの厄災から、既に一日が経過した。

本来のキシリア暗殺計画は、失敗に終わった。

無事にキシリアもこのコロニーから旅立つ事が出来た。

だが、その中で犠牲も確かにあった。

 

「あのっこれって誘拐じゃないですか?だって、いくらガンダム・クァックスに乗っていたからって」

「それだけではない。君達も知っているはずだ」

 

あのコロニーで起きた出来事は、既に知られている。

赤いガンダムは、まるでサイコガンダムとペイルライダーに共鳴するように、ゼクノヴァでその姿を消した。

それと共に、事前に聞いていたニャアンと呼ばれていた少女も既にキシリア側の船にもいる。

何よりも、今のアマテ・ユズリハの精神は、非常に危険な状態だった。

目覚めた当初、すぐにランガを探そうとしていた。

けれど、既にこの世界にいない人間を探すのは不可能である。

そして、ランガの想い出があるあの街にいれば、彼女は精神的にどうなるのか分からない。

 

「・・・だから、連れて行くんですか」

「彼女の気持ち、少なくとも理解出来ますからね」

 

そう、シャリア・ブルはかつての赤いガンダムのパイロットであるシャア・アズナブルがいなくなった時を覚えている。

だからこそ、その同じ悲しみが今の彼女に耐えられない。

 

「けれど、本当にペイルライダーのパイロットがこんな子供なんですか。ガンダム・クァックスとは違って、オメガ・サイコミュもなしでしかも乗れば命を落とすようなシステムがあるのに」

「それは私も疑問でした。ですが、彼は何か違った。その謎は、最期まで分かりませんでした。けれど、彼と約束しましたからね」

 

『あぁ、そうだ。もしも、この作戦に失敗した時に約束して欲しい』

『なんでしょうか?』

『・・・マチュを、アマテ・ユズリハを助けてくれ』

 

その約束があるからこそ、シャリア・ブルはマチュを保護した。

だが、それだけではない。

 

「彼女には、まだやるべき事があるのだから」

 

その呟きを聞くのは、誰もいなかった。

そう、ソドンの会話から。

遙かに遠く離れた場所。

 

「・・・ここは」

 

目を覚ました。

見覚えのない場所に、戸惑いを隠せなかった。

彼、ランガは自然と立ち上がった。

 

「どこなんだ、ここは」

「ここは、地球だ」

「えっ」

 

突然、聞こえた声。

それに、ランガは驚きを隠せずに振り返る。

ランガの質問に答えた人物に、見覚えがあった。

だが、すぐに別人だと思った。

見覚えはあるが、あまりにも違いすぎる。

 

「そっその、助けてくれて、ありがとうございます。俺の名前は」

 

そう、ランガは自分の名を告げようとした。

けれど、その人物は、首を傾げた。

 

「そうか、あれからかなり経ったが、君はあの時のままだな、ランガ・ロード」

「なんでっ、俺の名前を知っているんですか」

 

そう、ランガは目に涙を溜めながら、呟く。

 

「ブライトさん」




ジークアクスが、今週では話が進まない。残り話数ではどうなるのか分からない。
ならば、どうするのか?
決まっています。皆様、お待ちかねのあの機体が登場する為の里帰りです。

ドゥー・ムラサメは生存する?

  • 生存する
  • 死亡する
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