機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
ブライトさんの好意に甘えながら、俺はレストランの手伝いを行いながら、サイコフレームの事についてを調べ始めた。
この世界に来る直前の、ドゥーとの戦いで使ったνガンダムのビームサーベルに使われた金属粒子サイズのコンピュータ・チップを金属フレームに無数に鋳込んだ物。
「・・・けれど、そのサイコフレームは現在は封印状態となっている訳か」
「ふぅん、そんな風に調べているんだ」
そうしながら、ここ数日の間、ルームメイトとなったドゥーは俺の方を見つめる。
殺し合いをしたばかりの奴と一緒にいるのは、本来ならば危険な行為であるのは理解している。
それでも、現状、俺はこいつを殺す理由はない。
「てめぇはどうするつもりだ」
「どうするって?」
「お前は向こうの世界に帰るつもりなのか」
「・・・そうだねぇ、帰っても別にやる事はないからねぇ」
そうしながら、ベットの上で寝転がりながらドゥーは呟く。
「サイコガンダムは、もぅないしね」
「・・・」
それに対して、俺は何も言えなかった。
俺が発見したとされる場所。
その場所において、俺が乗っていたペイルライダーとドゥーのサイコガンダムはほとんど壊れていた。
サイコガンダムは、既に残骸しかなく、スクラップ同然。
ペイルライダーは辛うじて頭部パーツとνガンダムのビームサーベルは残っていたが、それ以外は既に使えない。
「・・・こんな状態で、サイコフレームなんて見つかるのか」
俺がそんな考えをしている時だった。
「っ!」
まるでこちらに気づかせるような殺気。
その殺気に覚えがあり、俺はすぐに警戒する。
窓の外から、誰かが見つめる。
「敵?いや、そもそも誰なんだ」
20年前、俺が戦っていた奴らはほとんどが死んだ。
生き残っていたとしても、この20年間、俺はこの世界には存在していなかった。
そんな奴が復讐を企むのか。
疑問に感じている俺を余所に、その殺気は徐々に接近し、そのまま窓を開ける。
同時に俺は、瞬時に構える。
「おうおぅ、若い頃のままだと、やっぱり元気が良いじゃないか」
「っ!」
聞こえた声。
それと共に、俺はその正体に目を見開く。
「えっ、ヤザンさんっ!」
その人物に、俺は驚きを隠せずに思わず叫んでしまう。
同時に、暴れた物音が聞こえたのか、すぐにブライトさんが入ってくる。
「これは、一体」
「へぇ、こうしてお目にかかるのは初めましてだな、ブライト・ノアさん」
「お前は、ヤザン・ゲーブル」
「今は、ヴァースキ・バジャックとして活動している。そんなに警戒しないでくれよ」
そうしながら、ヤザンさんは変わらない笑みを浮かべる。
「・・・なぜ、お前がここにいるんだ」
警戒しながら、ブライトさんは問いかける。
「何、ちょっとした仕事をしようと思ってな。そいつを手に入れるには人手がいると思って、探していたんだ。その時に、偶然だが見たんだよ、ペイルライダーを」
「それって、ゼクノヴァの時の」
「ゼクノヴァ?またよく分からない言葉が出てきたけど、まぁ良い。ランガ、お前に依頼があってここに来たんだ」
「俺に?けど、俺にはやる事があって」
「ほぅ、聞かせてくれよ」
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する