機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
サザビーという機体に関して、ヤザンさんから詳しい情報を聞く事にした。
それは、俺がいない間に起きた『第二次ネオ・ジオン抗争』においてクワトロ大尉が使用した機体。
当時の最先端の技術を集結させた機体であり、現状の量産機と比べても高い能力を誇っている。
「けれど、なんでこれが、その」
「・・・遠慮する事はない。なぜ、マフティーの手に渡っているんだ」
マフティーは、ブライトさんの息子であるハサウェイが結成したテロ組織という事もあり、ブライトさんとしては複雑な心境だろう。
そんなブライトさんに対しても、ヤザンさんは遠慮無く続ける。
「マフティーは、そのテロを行っていた際にも、一テロ組織では破格のモビルスーツが多くあった。それらを含めて、連邦でもアナハイム・エレクトロニクスが関わっている可能性は十分にあると考えていた。
そして、その証拠の一つとして、このサザビーだ」
「サザビーは、あの時にアクシズにあったとされていたが、なぜ」
「回収されたらしい。その後、様々な所に回って、今は潜伏しているマフティーの所で保管されている」
「・・・これを使えば、もしかしたら」
「まぁ、俺としてはこれをどうにかしろとしか依頼はないからな。だから聞きたい。ランガはお前は何の為にこれを使うんだ」
その問いかけはまさしく挑発だろう。
だからこそ、俺は。
「俺は、俺を好きになってくれた人の為に使います。その為に時空を越えるつもりです」
「くくっ、狂っているな、お前は」
「可笑しいですか」
俺が伝えると、それに対してヤザンさんは。
「いいや、むしろそれぐらいじゃないとな、まぁ、もう時間はないし行けるか」
「・・・分かりました。ブライトさん、ミライさん」
俺は、ここからすぐに向かわないといけない。
同時に、これが、本当に最期の別れかも知れない。
「私は、何度も友を見送れなかった。だけど、今回はランガ。君が幸せの為に向かって歩き出せると信じて送り出せる」
「人を好きになるのはね、理屈じゃないの。だからこそ、あなたの心のままに行きなさい」
その言葉を聞けば、俺もまた既に決意が決まった。
「行ってきます」
そう、俺は二人に別れを告げると共にヤザンさんと共に離れる。
「・・・」
そして、ドゥーは、ブライトさん達の家の方へと見る。
「お前は、残らないのか」
「・・・分からない。けれど、私が戦う以外に何かあるんだったら、それを確かめたい。その為に戦う」
「・・・そうだな」
強化人間の運命。
それを確かめるように、ドゥーもまた一緒に向かった。
向かった先。
そこには一つの飛行船があった。
小型の飛行船ではあるが、モビルスーツが数機乗っている様子。
「それにしても、こうして見ると皮肉だぜ。あの時、戦っていた相手のモビルスーツに乗るなんてな。そして、お前にもこの機体を渡せるとはな」
そうして、中に入っていたモビルスーツ。
それを見て、俺は、驚きを隠せなかった。
「これって」
「ジャミトフ大将が、お前の為に用意したガンダム。ペイルライダーを経て、これに乗せるつもりだったガンダム。その名は」
そうして、ヤザンさんは告げる。
「ジークアクス・ガンダム」
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する