機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
「ジークアクス」
その名を、俺は聞いている。
本来、ガンダム・クァックスである。
けれど、その名は違うらしい。
「あぁ、この機体は元々、お前の専用機として開発されていたが、同時にとある計画に使われるガンダムのプロトタイプとしても開発をされていたんだ」
「プロトタイプ?」
気になった俺は思わず尋ねると、ヤザンさんは笑みを浮かべる。
「ユニコーンガンダムと呼ばれる奴らのプロトタイプさ」
「ユニコーンって、あの神話の?なんで?」
「さぁな。けれど、そのユニコーンガンダムは、常識外れなフル・サイコフレームにNT-Dシステムというのが搭載されていた」
「それって、もしかしてこれにもっ」
「残念ながら搭載はされていなかった。だが、プロトタイプという事でNT-Dシステムが搭載しているし、サイコミュに関してもかなりとんでもない物が搭載されている。
これを制御出来るには、HADESを制御したお前さんが適任という事さ」
「・・・」
その言葉と共に、俺は見上げる。
ジークアクスと言う事で、カラーリングは同じだ。
けれど、その見た目からも、こちらのガンダムだと理解出来る。
「・・・ジーク・アクス」
「あぁ、勝利の中心であるガンダム。その意味を込めているらしいぜ」
「・・・」
それと共に、俺は自然と操縦席へと手を伸ばす。
まるで、そのジークアクスを通じて、マチュが見えるように。
「マチュ」
それと共に、意識が一瞬だけ跳ぶ。
それが、どこか分からない。
けれど、俺は。
「マチュ」『らんがっ』
声だけしか聞こえない。
けれど、確かにマチュの存在を感じた。
『ランガっ生きているの』
「・・・あぁ生きている。どうやら、こっちの世界に来てしまったらしい」
『私を置いていったの』
その問いかけに対して、俺は否定する。
「言ったはずだ。俺は戻る。絶対に」
その決意だけを、俺は伝えたかった。
『・・・嫌だ』
「マチュ」
『待っているだけじゃ、嫌だ。私もランガの所へと行けるようにする!だから、ここからは勝負だよ』
「勝負」
それと共に、マチュの言葉に戸惑う。
マチュが、俺の事を思っている事は理解出来ている。
でも、その為に危険に晒す訳にはいかない。
『だから、今から私が死ぬまでずっと見ているから』
その言葉と共に、マチュが何を言いたいのかを理解した。
「つまり、どちらが早く相手を見つけられるか」
『うん』
「危ないよ」
『ランガに会えたら、もう何もいらない。それに、ランガに言われて私は分かった。自分が何をすべきなのか。だからこそ、もう止めない』
「・・・」
そんな決意だけが聞こえてくる。
「わかった。なら、競争しよう」
「約束する。私とランガが一番に出会うって」
そんな約束をすると同時に、ジークアクスの中にいる自分を感じる。
「マチュ」
『ランガ』
俺達はお互いの愛を確認するように呼び合った。
同時に、その呼びかけが切欠になったのか、一瞬の光と共に全てが元に戻る。
「ランガ」
そんな俺の目の前にはヤザンさんが心配そうにしていた。
けれど。
「大丈夫です。ただ、負けられない勝負が出来ただけですから」
今回で判明した、こちらでのジークアクスの立ち位置としては、ユニコーンガンダムのプロトタイプという立ち位置とさせて貰いました。ジークアクス本編でも、一部だけだが変形した部分を見ると、ユニコーンガンダムと同じように変形機能、さらにはデストロイモード擬きも登場しそうな事を考えて、そのような立ち位置にさせて貰いました。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する