機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
私は、その日の夜にはすぐにでも脱出する事になった。
幸い、脱出を行う為の手段はヴァーニやカンチャナ達が陽動を用意してくれた。
だから、私は、その作戦に乗る事にした。
「けれど、まさか屋敷ごとを燃やすなんてね」
燃え盛る炎を見ながら、私はそう呟きながら、隣にいるララァさんに尋ねる。
ララァさんもまた、この騒動に驚きを隠せなかった。
「まさか、こんな事をあの子達が企んでいたなんて」
「驚かないんですね」
私は、周囲の奴らに見つからないようにジークアクスのコア・ファイターへと向かって、ララァさんも一緒に行く事を期待する。
しかし。
「・・・私は残るわ」
その言葉に、私は驚く。
「でも、ここは危険ですよ。もし、見つかったら」
「それでもいいのよ」
ララァさんは微笑んだ。その表情には諦めと覚悟が混じっていた。
「私もあなたと同じ。自分の道を見つけたい。そして、待つことにも意味があると信じているから」
「待つ……ですか」
私は理解できずに首を傾げた。すると、彼女は空を見上げながら続けた。
「そう。赤い軍服のあの人……私はまだ彼に会っていないの。でも、どこかで彼も私を待っていると思うから」
「ララァさん……」
私にはその想いが少しだけわかる気がした。
ランガもきっと同じように私を待っていてくれる。
「私はこの地上に残る。けれど、あなたは違う。自分の探し物を見つけなさい。シャロンの薔薇、そしてランガくん」
その言葉に背中を押されるように、私はジークアクスの方へと足を向けた。
「分かりました。行ってきます」
「行ってらっしゃい」
ララァさんの笑顔に見送られながら、私は炎の中を駆け抜けていった。
ジークアクスに乗り込むと、コックピットの中で一瞬だけため息をついた。
「ララァさんを置いていくのは心配だけど……でも」
私は自分に言い聞かせるように呟いた。
「今は前を向いて進むしかないんだ」
それと共に、私は自分の中にある直感に従う。ランガとの約束を果たすために。
ジークアクスが飛び立つと、背後で激しく燃える館を見つめながら心の中で誓った。
「ランガ、待っていてね。必ず君に会いに行くから」
シャロンの薔薇を探す為に飛ぶ。
まずは、ジークアクスの本体と合体する事。
そうして、不時着したジークアクスを見つけると共に、すぐに海の底。
そこには、ジークアクスの本体があり、その後ろにあった巨大な何か。
「・・・あれ、これがもしかして」
直感で理解出来た。
それが。
「シャロンの薔薇」
私が探していたシャロンの薔薇であると。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する