機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
その瞬間、俺の中に何かが閃いた。
「そうか……そうだったのか」
ドゥーの言葉で思い出した。我々は元々別の世界から来た。そして、あの日——俺たちがこの宇宙に到着した際、ペイルライダーの頭部を。
そして、それを行った時に手に持っていたビームサーベル。
「νガンダムのビームサーベル……」
そう呟くと、ヤザンさんが近づいてきた。
「どうした?何か思いついたのか?」
俺は興奮を抑えきれずにいた。
「えぇ、とりあえず改修を始めましょう」
サザビーの修理が終われば、その機体を使ってサイコフレームの代わりとなるものを探す。いや、違う。
俺たちが持っているビームサーベルこそが鍵なんだ。
「ここに取り付ければいいんだな?」
ヤザンさんがサザビーの頭部装甲を開きながら確認する。そこには空っぽのコックピットがあった。
「はい。ペイルライダーの頭部をここに固定してほしいんです」
サザビーとペイルライダーを融合させる計画。
最初は無茶だと考えられていたが、俺たちが持つ特殊な技術と知識によって可能となった。
「ランガ」
ドゥーが呼びかける。
「これで本当にマチュに会えるの?」
「わからない。だが、試してみる価値はある」
作業が進む中、俺はサザビーのシステムをチェックしていた。
改修後の飛行特性や武装配置など細かな調整が必要だ。
「これは……」
モニターに映し出された数字を見て、思わず目を見開く。
「どうした?」
ヤザンさんが尋ねる。
「・・・本当にとんでもない機体を作ってしまいましたよ」
「・・・そうか、けれど、聞きたい事がある」
それと共にヤザンさんは、こちらに問いかける。
「この機体をどうするつもりだ?」
「マチュの所に行く予定です。けれど、それはマチュと一緒に戻って来る時の足代わりになります」
そう告げながら俺は。
「・・・という事は、また別れか」
「すいません、その」
「別に気にするな。それに、てめぇが生きたい所があるんだったら、それで良いよ」
そうして、ヤザンさんは変わらない笑みを浮かべる。
「・・・ドゥーはどうするんだ?これから」
そうして、尋ねると、ドゥーは。
「こっちに残るよ、どうせ、向こうに行ってもやる事はないから」
「そっかぁ」
「はは。そうだなぁ」
それと共に、俺達は、サザビーの改修作業を続ける。
そして。
完成した機体はまさに異形そのものだった。
サザビーの優雅な曲線とペイルライダーの鋭角的なデザインが融合したその姿は、誰が見ても二機のモビルスーツが合体したとは思えないだろう。
「名前を付けるべきだな」
ヤザンさんが言い出した。
「サザビー」と「ペイルライダー」。
二つが合わさった機体。
それに対して、俺は。
「・・・トーリスリッター」
「トーリスリッター?」
「なんとなく、出てきたけど」
呟くと、ヤザンさんは大笑いをする。
「どうしたんですか?」
「別に、ただ、そうだな」
すると、ヤザンさんは。
「その名前を付けるんだったら、DⅡもつけておけ」
それと共に、自然と、その名は決まった。
「トーリスリッターDⅡ」
そうして、完成へと向かって行くトーリスタッターDⅡを見つめる。
トーリスタッターDⅡ
サザビーの破損した頭部に、ペイルライダーの頭を搭載した改修機。
その仕様と共にトーリスタッターというよりも、ムーンガンダムの特徴と酷似しているが、ランガの言葉と共にトーリスタッターDⅡへと決定した。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する