機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界   作:ボルメテウスさん

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今回は第1話の、マチュ視点とさせて貰います。


変わりすぎた彼

幼馴染みの、ランガの事は昔は好きだった。

けれど、時が流れてから、ランガの事は、あまり好きではなかった。

考えの違いかも知れないけれど。

 

『アマテさん』

 

周りに合わせるように、私をそう呼ぶようになって。

私がその考えが強くなっていた。

周囲にある偽物のように。

彼もまた、それに合わせるように。

窮屈になった気がする。

だから、自然と徐々に疎遠になっていた。

幼馴染みで、好きだった相手に。

そんな、ある日、ランガのお父さんとお母さんが、亡くなった。

そんな、ランガを心配して、見に行く。

ランガに対して、心配する人は、あまりいなかった。

そう、一週間が過ぎた時だった。

 

「あぁ、またそんな格好をして」

「えっ」

 

ランガの私生活は、かなり荒れていた。

だけど、今までは返事すらしなかった。

けれど、今日は返事した。

それも。

 

 

「マチュ」

「えっ、ちょっいきなりどうしたの」

 

マチュと私に言った。

なんで、その名前を言ったのか。

理解出来なかった。

呆然していた私を他所に、ランガの方から近づき、抱き締めてきた。

 

「どうしたの、いきなり」

「・・・悪い、もう少しだけ、こうさせて欲しい」

 

本当にいきなりの事で戸惑いがあった。

けれど、そんなランガに対して、私が最初に感じたのは。

 

『本当のランガ』

 

その感想だった。

これまで、偽りの仮面を被っているランガとは違う。

久しぶりに見たような気がする。

 

「どうしたの、本当に」

 

私は、ゆっくりとランガを抱き締め返す。

 

「というよりも、学校、どうするの?」

「・・・あぁ、少し、気分悪いし、休むわ」

 

これまで、こんな状態でも、上の空になりながら、学校に行っていたはずのランガが、休むと言った。

 

「そうなの?まぁ、良いけど、気をつけてよね」

「あぁ、悪いな」

 

そう、私はランガと別れた後。

そのドアの前に立つ。

 

「なんだか、変な感じだけど、戻ってきてくれた」

 

あの頃のランガとは、違った。

けれど、周りに合わせて。

少しずつ自分らしさを見せなくなっていたランガとは違う。

自分の心を剥き出しにしてくれるランガに。

そう考えていると、ドアの向こう側で。

 

「アムロさんが、そんな事を言っていたな」

 

ランガの呟きが聞こえた。

 

「アムロさん?」

 

まるで聞いた事のない名前に疑問に思う。

彼にもっと聞いた方が。

そう、考えていたら、時計を見たら、もう学校に行く時間になっていた。

 

「このままじゃ、遅刻になっちゃう!」

 

それは、さすがにマズイから、私はすぐに学校に向かう事にした。

けれど。

 

「帰ったら、ちゃんと言ってくれるかな」

ドゥー・ムラサメは生存する?

  • 生存する
  • 死亡する
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