機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
シャロンの薔薇。
その正体は、向こうの世界から来たララァが乗ったモビルアーマー。
正体を知った時、私は驚きと共に理解していた。
「ランガも、ララァと同じなんだ」
向こうの世界から来た人が他にもいた。
その事に驚きながらも、希望にも見えた。
シャロンの薔薇の存在は、ランガがこちらに戻ってこれる証明。
そして、そこから感じる何かを理解していた。
「シャロンの薔薇を使えば、ゼクノヴァを起こせる。けれど、被害を出さないで行う方法はあるの」
この独房にて、一人呟いていた時。
「ほぅ、ゼクノヴァを利用する気ですか」
まるで、私の一人言を聞く為なのか、独房のロックを外して、入って来たのは。
「うわぁ、シャリア・ブル」
そんな企みをしていると、その計画にいち早く気づいたのは、シャリア・ブルだった。
最も、その事を、私は気にしないが。
「・・・阻止するつもり?」
「そんな事はありませんよ。まぁ、私としてはその事は他にはバレないようにして欲しいと考えていますが」
「・・・赤い彗星と再会する為に」
「そういう事にしておきましょう」
そうしながら、シャリア・ブルは笑みを浮かべる。
相変わらず、こっちを読んでいるようで嫌になるが。
「それにしても、マチュ君。君はどこで操縦を習ったんですか」
「・・・ランガから、少し」
そうして、シャリア・ブルからの質問に対して、私は答える。
「そうですか、それにしても、向こう側ですか」
「考えを読めるってのも、ランガの言っていたニュータイプっていうの」
「そうなりますね。ですが、正直に言えば、ランガ君の言っていた事はとても信じられないような内容ばかりでしたがね」
「私を通じて、知ったのに」
「まぁ、そうですね。確かに彼の言う事は信じ難い部分もあります。しかし、あなたの存在やジークアクスの性能を見れば納得せざるを得ません」
シャリア・ブルはジークアクスを一瞥しながら言った。その口調には皮肉が含まれていたが、目の奥には確かな好奇心が宿っていた。
「それで、具体的な作戦はあるの。シャロンの薔薇を取り戻す方法」
私は、シャリア・ブルに尋ねる。
「そうですね、まずは」
そう呟いている時だった。
警報が鳴った。
警報の意味に関して、私が疑問に思っているが、シャリア・ブルは理解したようにかなり深刻な表情をしていた。
「まさか、キシリア様がこれ程早く、動き出すとは」
「・・・どういう事」
それと共に、私は問いかける。
「シャロンの薔薇が兵器として利用されました」
そして、その表情の意味を、その言葉だけで理解出来た。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する