機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
その際に、まさかの出来事が連続で。
ある程度の予想はしていましたが、まさか最終回直前になって、あの機体が出てくるとは。
かなり複雑になるかもしれませんが、今後ともよろしくお願いします。
「ニャアン……」
その名を口にした瞬間、全てが繋がった気がした。かつて共に過ごしたあの少女。いつの間にか姿を消し、消息不明になっていたはずの彼女が、どうしてここにいる?
「待て!」
俺の制止を振り切るように、二機のジークアクスが激突する。マチュの操る白い機体と、ニャアンの乗る紫の機体。まるで鏡合わせのような二つの存在が、宇宙空間で火花を散らしていた。
「やめろ!二人とも!」
俺の叫びは虚空に消えた。
二機のジークアクスは互いに距離を取り、再び接近しては激しくぶつかり合う。ビームサーベルが宇宙空間で火花を散らし、金属同士が激しく擦れる音が通信機を通して伝わってくる。
マチュとニャアン。
同じ機体に乗った二人の少女が、まるで宿命に導かれるように戦っている。
「どうして……どうしてこうなるんだ」
俺は思わず操縦桿を強く握りしめた。冷や汗が背中を伝う。
「マチュ!ニャアン!やめるんだ!」
叫んでも無駄だった。二人は俺の存在に気づいていないかのようだった。
あるいは……気づいていても止められないほど戦いに没入しているのか。
「誰だ?」
俺の問いに応えるかのように、窓の向こう側に人影が現れた。金色に輝く髪が宇宙の光を受けて煌めく。その表情には冷徹な計算高さと、どこか寂しげな影が宿っていた。
なぜ、ここにいるのか。
疑問に思っていると、マチュの、ジークアクスが変化していた。
「あれは、まさか暴走、いや意図的に起こしたのか?」
「マチュ!」
俺の叫びは虚しく空間に吸い込まれていく。目の前の光景は信じられないものだった。マチュのジークアクスの両肩から漆黒の渦が広がり始めている。その渦はまるでブラックホールのように周囲の光を吸い込み、次第にその大きさを増していった。
そして恐ろしいことに、ジークアクスは自らの意志を持つかのように、ゆっくりとララァのエルメスへと接近していく。
「やめろ!」
俺は操縦桿を握りしめ、トーリスリッターを動かそうとする。だが、まるで糸で縛られたかのように機体は動かない。
ジークアクスとエルメスが接触する瞬間、眩い光が爆発的に広がった。
「これは……何が起きている?」
疑問に思っている間にも。
「・・・これは一体」
「まさか、もう一人いるとはな」
そうしながら、近くにいる人物がこちらに話しかける。
俺は、そのままトーリスリッターから降りる。
「クワトロ大尉……いやシャア!」
名前を呼ぶと、その人物は微かに眉を上げた。
間違いなかった。シャア・アズナブル。
宇宙世紀の英雄であり、仇敵。そして俺にとっても特別な存在だ。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する