機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
「ゆっくり霊夢です」
「ゆっくり魔理沙なんだぜ」
「ねぇ、魔理沙、前回の続きだけど……あっ! 前回はランガ君の正体に関して話したわよね。彼の機体についてはまだだったわ」
「その通りだぜ。ランガの乗る機体はとても特徴的なんだ。さて、霊夢はランガの乗る機体について何か知っているかな?」
「えーっと……確か第4話で出てきたわね。見た目は普通のMSのように見えたけど……」
「そうそう。ランガの乗る機体は非常に興味深い。早速解説するぜ!」
「うん! 気になるわ」
「ランガが第4話で搭乗したMS……それはズゴックだ!」
「えっ……ズゴック?」
「ああ。ランガの機体はズゴックなんだぜ!」
「ズゴック……っていうと……」
(ここで霊夢は考え込む仕草をする)
「あっ! SEED FREEDOMに出てきたズゴックのこと?」
「そうそう! 霊夢が今思い出したのはSEED FREEDOMに登場したズゴックだよな。あれは赤いカラーリングだったけど、ランガが乗るのは原典に忠実なデザインさ」
「確かに! 赤いズゴックは印象的だったけど……ランガのズゴックもまた違う魅力があるのね」
「そうなんだ! ランガが操縦するズゴックは、彼の個性を反映したカスタマイズが施されているんだぜ。さあ、ここから詳しく解説していくぜ!」
「楽しみだわ! どんなカスタマイズが施されているの?
「さて、ランガの乗るズゴックだが……」
「ふむふむ……」
「まず特徴的なのは、ランガのズゴックには通常のズゴックに搭載されていたメガ粒子砲と頭部6連装ロケットランチャーが搭載されていないことだ」
「えっ?そうなの?それって弱くならないの?」
「いやいや、そこがポイントなんだぜ!その代わりに……」
「その代わりに……?」
「ランガのズゴックは腕部のアイアン・ネイルを大幅に改造してある」
「改造って?」
「なんと!このアイアン・ネイルからワイヤーを放つことができるんだぜ!」
「ワイヤーを?けれど、なんでワイヤーを?」
「これは、遠距離攻撃を補う為にランガ自身が改造した物なんだぜ」
「へぇ〜! 自分で改造したの?」
「そうだ。ランガのズゴックは基本的に接近戦用のなんだ。だから遠距離攻撃の手段を確保するためにワイヤーを使った戦術を採用している」
「なるほど〜」
「そしてこのワイヤーがまた便利でな……」
「どこが?」
「ワイヤーを使って相手の機体に絡ませたり、宇宙空間での移動に使ったりと多彩な用途で使えるんだ」
「へぇ〜!宇宙空間での戦いって難しそうだけど、そういう風に活用できるんだね」
「そうなんだ!特にランガは宇宙戦が得意で、このワイヤーを利用した独自の戦法を開発している」
「そうなの?どんな感じで使うの?」
「例えば、敵機体に向かってワイヤーを投げて絡め取り、そのまま引き寄せて格闘戦に持ち込んだり……」
「すごい!」
「他にも、遠くの敵機に対してワイヤーで牽制したり、離れた場所からの接近を可能にしたりと、かなり汎用性が高い」
「なるほど!じゃあ近接武器だけじゃなくて、そのワイヤーも大事な武器ってことだね」
「その通り!ランガはこのズゴックを完全に自分のものにしていて、他のパイロットでは真似できない独特の戦い方をしている」
「ランガって本当に多才なんだね……」
「あと面白いのが、ズゴック自体が水中戦用のMSだというのに、ランガは宇宙空間での運用をメインにしてる点だな」
「えっ?水中戦用なのに宇宙?」
「そう!本来のズゴックとは全く違うコンセプトで運用しているんだ。これはランガの独自の発想と技術があってこそなんだぜ」
「それって相当な腕前が必要だよね……」
「そうなんだ!ランガの操縦技術の高さが伺えるエピソードだな」
「けれど、実は、このズゴッグは、ランガの本当の機体を隠す為の偽装装甲である事が明らかになったんだ」
「偽装?まさか、その下には?」
「そして、それが最近になって登場したぜ!それが、この機体だ!」
「そう! ランガがズゴックの中に隠していた機体、それはペイルライダーだ!」
「ペイルライダー……?」
(霊夢は首を傾げる)
「ガンダムじゃないの?というよりも、こんな機体、アニメに出てきたっけ?」
「霊夢が疑問に思うのは無理はない。実は、ペイルライダーはこれまでアニメ作品には出てこず、機動戦士ガンダム サイドストーリーズというゲーム作品を中心に出てきた機体なんだぜ」
「ゲームを中心に?それって、もしかしてブルーディスティニーとかかしら?」
「その通り、そして、このペイルライダーはそのブルーディスティニーとはまた異なる計画で生み出された機体なんだぜ!」
「けれど、なんで、そんな機体をランガ君が持っていたのかしら?」
「それに関しては残念ながら、私達もまだ分からないんだ。ただ、どうやらマチュはランガから直接何か聞いたようだけどな」
「それって、あの雨の中で行ったキスだよね。けれど、あの時に何やらランガが喋ったけど、雨の音で聞こえなかったのよねぇ」
「何やら、作品を揺るがす謎が語られたようだけど、今はペイルライダーの話からだ」
「それでペイルライダーはどんな武装を持ってるの?」
「まずはビームサーベル。これに関しては後に解説するとして、もう一つの特徴はディバイダーだ!」
「ディバイダー?」
「そう、このディバイダーこそがペイルライダーの真骨頂なんだ!実はこのディバイダーはガンダムXに登場した武装なんだぜ」
「ガンダムX?懐かしいわね。そういえば、ディバイダーという名前も聞いたことがあるかも」
「その通り!ディバイダーは展開式実体盾の基本フレームに様々なパーツを組み込んだ多機能兵装なんだ」
「展開式実体盾……ってことは防御用の装備ってこと?」
「その通りだけど、ディバイダーのすごいところはただの盾じゃないってことなんだ。このディバイダーは手持ち盾として防御用に使え、手持ちならば推進補助システムとしても使えるんだ」
「推進補助システム?」
「そう!ペイルライダーの背中にあるディバイダーを展開すると、まるで翼のように広がって高機動性を得られるんだぜ」
「えっ!それって、まるで飛んでいるみたいじゃない!?」
「まさにその通り!しかもバックパックに装着すれば長時間高出力のホバリング用に使えるんだ」
「ホバリングって、宙に浮くってことよね?」
「そういうこと。だからランガが操るペイルライダーはかなりの強さを誇っているんだぜ。特に高速機動戦ではほぼ無敵と言ってもいい」
「でも、なんでそんな機体をランガ君が持ってたの?それにブルーディスティニーとは違う計画って……?」
「さあ、そこが謎なんだ。ただ、ペイルライダーのベースとなったのはブルーディスティニー計画の一環だと言われてる。けれど細かい経緯はまだ謎のままさ」
「謎が深まるばかりね……」
「ああ。でもランガがなぜペイルライダーを持っていたのか、それが判明するのも時間の問題だと思うぜ。それこそがジークアクス最大の謎の一つだからな」
「それにしても、ゲーム作品でしか出てこなかった機体をアニメに登場させるって大胆ね」
「そうなんだ!しかもただ登場させたんじゃなくて、ランガの象徴的な機体として完璧に組み込んでるんだぜ」
「確かに!ランガ君のスタイルによく合ってるわ。特にあの青い装甲はランガ君の雰囲気にぴったりね」
「そうなんだよな!ペイルライダーの青い機体はランガの冷酷なイメージにピッタリだし、その高い機動性もランガの戦い方に合ってるんだ」
「それでペイルライダーのビームサーベルだけど……あれも特徴的だったわよね」
「そうだな。ペイルライダーのビームサーベルはただのビームサーベルじゃないんだぜ」
「どういうこと?」
「実はあのビームサーベルは、まるでランガの意思に反応するかのように巨大化するんだ!」
「巨大化!? それってどういうこと?」
「簡単に言えば、ランガの感情が高ぶったり、集中したりするとビームサーベルのエネルギー出力が上がって巨大化するんだ」
「へぇ~! まるで精神波動エネルギーのようなものね!」
「まさにその通り! 最も巨大化したのはマチュの乗るジークアクスと手を重ねた時だったな。あの時のビームサーベルは巨大な剣のように伸びていたぜ」
「ああ! あの時か! それでネットで石破ラブラブ天驚拳ならぬ、ビーム入刀って呼ばれてたんだよね」
「そうだぜ! 確かにあの瞬間は衝撃的だったな」
「でも、ランガ君はその後……」
「……そう。あの後、ランガはゼクノヴァの中に消えてしまったんだ」
「そうなんだよね……私はそれがとても悲しいわ。あのビーム入刀の瞬間から、マチュとランガの絆を感じたのにな」
「霊夢も同じことを思っていたんだな。私も同感だぜ。あの瞬間の二人は最高のパートナーに見えた」
「でも、まだ諦めるのは早いかもしれないぞ」
「えっ? どういうこと?」
魔理沙は手元のデバイスを操作し始めた。
「ジークアクスのスタッフが最近公開した特報映像を見てみろ!」
画面には暗い宇宙空間が映し出され、そこから青白い光が広がっていく。
「これって……ゼクノヴァ?」
「その先に……ほら!」
映像の中から徐々に形が浮かび上がる。白い装甲を持つMSのシルエットだ。
「これは……ペイルライダー!?」
「そうだ! そして聞き覚えのある声が……」
『俺が……守る』
「この声……間違いなくランガだ!」
「信じられない……ランガ君が生きてる!?」
「まだ確定ではないけどな。でも、この映像を見ると希望が湧いてくるぜ!」
「それにしても、なんでビームサーベルがあんな風に変化するんだろう?」
「そこも謎だな。ただ、今後もジークアクスからは目が離せない事は間違いないぜ!」
「次回も楽しみだね!
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する