機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
向こう側に見えた白いガンダム。
その白いガンダムと共に、合わせるように現れた。
「ランガ、あのガンダムを知っているの」
「・・・ジオンが敗北した世界のガンダム。つまりは、俺が知っている歴史のガンダムだ。それに」
そうして、俺は、未だに穴の向こう側から何かが来るのを感じた。
「何っこれは」
それと共に、現れたのは。
「なんだ、あれは赤いモビルスーツっ、だが一体」
シャアの声が聞こえる。
だが、俺はあれらを知っている。
「グフ」
「えっ?」
知識だけならば、確かに知っている。
『あれは、これまでララァが巡ってきたシャアが乗っていた機体』
聞こえて来たのは、シュウジの声。
これまで、どこにいたのか分からなかったシュウジが現れた事に疑問はあった。
けれど、そのシュウジが今、あの白いガンダムに乗っている。
「・・・なんで、今ここに」
『決まっているよ、彼女を殺す為に』
「ララァをっなんでっ」
『この世界で、彼女をこれ以上、悲しませない為に。その意思と共に』
「・・・そうか」
それだけ聞いて、確かな確信をする。
「シュウジ」
『なんだい、ランガ』
「これまで、多く難しい事があった。正直に言えば、頭がパンクしそうだ」
『そうだね』
「世界だの、なんだの、難しい事が分からない。けれど、この世界では、多くの事がひっくり返っている。幸せも不幸も全部」
『君がいた世界は、僕の世界ととても似ている。けれど、別の世界だ』
「そうだな。だけどな、俺にとってはもうどうなってもいいんだ」
『どうなっても?』
その言葉にシュウジは疑問だった。
「あぁ、そうだ。この戦争がどうなるかなんて。この世界がどうなるかなんて。そんなの、戦った先でしか分からない。けれど、難しい事が多すぎて分からないんだったら、シンプルな理由で良いじゃないか」
そうして、トーリスリッターは、そのビームサーベルを真っ直ぐと構える。
「俺は、俺が好きなマチュの為に戦う。シュウジ、お前はララァの為に、お前が好きな女の為に戦う」
『・・・ランガ、僕は』
「だから、てめぇが何者かなんて、もうこの際はどうなっても良い」
それと共に、トーリスリッターのバイザーが赤く光る。
「こいつも、そう言っているからよ」
『・・・君は、本当に不思議だね、けれど良いよ』
その言葉と共に、シュウジもまた構えていた。
「ランガ」
「悪い、勝手に決めて」
俺はそう、マチュに謝ってしまう。
けれど。
「何を言っているの、元々、私もシュウジを止めたい。その気持ちは変わらない、だから、止めよう!私達で!」
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する