機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
「来やがった!」
赤く染まった複数の機影が迫ってくる。どれもシャアの乗っていた機体達だ。
赤い彗星の名に相応しい威圧感を放ちながら、こちらに迫ってくる。
「マチュ、俺が前に出る。援護を頼む!」
トーリスリッターはビームサーベルを展開し、一気に加速する。まずは赤いズゴックが正面から突進してきた。
「邪魔だっ!」
ズゴックの三本爪をサーベルで弾き返し、その懐に飛び込む。一瞬の隙を突いて胴体部を斬りつけると、ズゴックは爆発の炎に包まれて消滅した。
「ランガ!後ろから!」
マチュの警告が届くと同時に、背後から接近するシャア専用ゲルググの姿が映像に映った。
「おっと!」
咄嗟に回避行動を取りつつ、ゲルググのビームライフルの光条が頬を掠めていく。トーリスリッターの機動性を最大限に活かし、高速でジグザグに動きながら距離を取る。
「こいつらっ……操縦者の意思を感じない!」
マチュのジークアクスが左から接近してくるゲルググの注意を引きつけている間に、俺は背後の敵機に向き直る。
「行くぜ、トーリスリッター!」
ダブル・ホーン・ファンネルを展開し、赤いゲルググに向かって放つ。小型兵器は自在に宇宙空間を駆け巡り、敵機の防御をすり抜けて攻撃を仕掛けていく。
「マチュ!もう一機!」
「了解!」
彼女のジークアクスが右手のビームサーベルを閃かせ、右側から迫っていたシャア専用リック・ドムに対抗する。赤と青の機体が激しくぶつかり合い、宇宙空間に火花が散る。
マチュはリック・ドムのビームガトリングガンを巧みに避けながら、距離を詰めていく。
途中、俺が飛ばしていたダブル・ホーン・ファンネルに手を伸ばす。
それと共にダブル・ホーン・ファンネルは、マチュの意思に合わせて、巨大なビームサーベルへと変化する。
「マチュ!」
「任せて!」
彼女の声と共に、ジークアクスは一気に加速する。リック・ドムの防御網を突破し、巨大なビームサーベルでその胴体を切り裂いた。
「まだっこんなに!」
マチュの報告に頷きながら、俺は残りの敵機に向かって突進する。前方には二機のシャア専用ギラ・ドーガが待ち構えていた。
「マチュ、少し道を空けて」
その言葉と共に、俺はビームマグナムを構える。
「了解!」
マチュは素早く退避し、ギラ・ドーガの間が開く。
「喰らいな!」
一瞬の溜めの後、強力なビームが放たれる。エネルギー弾は二機のギラ・ドーガを同時に貫き、轟音と共に爆散した。
「マチュっ!」
振り向いた瞬間、マチュの背後に忍び寄る影が見えた。
紫の光を纏った影。
「危ない!」
俺が叫ぶより早く、その影が動き出した。マチュのジークアクスに向かって放たれたビームを、別の紫の機体が寸前で受け止めた。
「ニャアン……?」
それは間違いなく、ニャアンの乗る紫色のジークアクスだった。かつて一緒に旅をした少女。なぜここにいるのか?なぜマチュを助けるのか?
一瞬の混乱の中、紫のジークアクスは攻撃を防いだ姿勢のまま静止している。マチュもまた、その状況に驚きを隠せない。
「マチュ、ランガさん、これは」
そうして、ニャアンからの声が聞こえる。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する