機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
エクザベが周囲からの冷たい視線を晒されている。
「それにしても、無事に戻ってきて良かったわな」
「心配をかけたね、コモりん」
そう、マチュは気楽に話しかけた瞬間。
「コモりん」
マチュが気楽に呼んだ瞬間、俺の脳裏に電撃が走った。
「……は?」
俺が衝撃を受けると同時に、ニャアンも目を見開いている。何だこれは。
「コモりんって?」
コモリは慌てて否定しようとするが、マチュは既に馴染んだ様子で手を振っている。
「でもコモりんって呼んでたよね?服も貸してくれたし」
その言葉に俺は思わず顔を上げた。
「・・・まぁ、一応はこの子の着替えがなかったから、私の私物から貸したのだけどって」
その言葉を聞いて、すぐに土下座をした。
「マチュが本当に世話になりました!このご恩は絶対に忘れません!」
「えぇ!!」
シャリア・ブルにある程度、任せていたとはいえ、この人がいなければマチュがかなり困った生活を送っていた可能性がある。
それだけじゃなくて、おそらくはこの人が色々とマチュを世話をしてくれた。
つまりは、俺からしたら大恩人だ。
「何かあったら、遠慮無く頼んでください。ある程度はなんでも出来ますので」
「そのある程度って、なんだか怖いんですけどっ!」
「良かったじゃないですかコモリ少尉。ランガ君の大恩人になったという事はかなり大きいですよね」
「いや、そういうことじゃないんですけど・・・」
俺の土下座に戸惑うコモリを尻目に、ニャアンが不満げにコモリを見つめていた。
「えっえっと」
「・・・私にはあだ名がないのに」
「えぇ」
何やらニャアンがコモリを睨んでいる。嫉妬しているようだ。
コモリは二人の反応に呆然と立ち尽くしていた。
「さて」
シャリア・ブルが口を開いた瞬間、場の空気が一変した。あの独特の鋭い目つきで俺を見据える。
「ランガ君が持ち帰った機体の話に移ろうか」
土下座を解き、顔を上げると彼は冷静に続けた。
「トーリスリッターだっけ? あの機体にはかなりの技術的価値がある」
シャリア・ブルは周囲を見渡しながら言葉を紡ぐ。
「異なる宇宙の技術というだけでもそうですが、我々よりも先の時代で開発された機体。それもかなり高水準の機体だと考えられます」
「その気になったけど、あの機体だけだったら、どうなりますかね」
「・・・そうですね、未だに開示されていない情報がどれ程か分かりませんが、現状のジオンと連邦。両方と敵対したとしても、おそらくは勝てる可能性は高い」
「そっそれ程なの?」
「もしも、勝てなかったとしても、歴史は変える事が出来る。それ程の機体だからね」
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する