機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界   作:ボルメテウスさん

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ジオンの軍人

軍艦『ソドン』

本来の歴史ならば、ホワイトベースと呼ばれ、木馬という名でジオンに恐れられ、一年戦争の歴史を変えた戦艦。

この世界においては、ジオンに奪われた事によって、ジオンに勝利に導いた戦艦として、現在は有名である。

そんなソドンの船内において、とある話題があがっていた。

 

「ペイルライダーですか?」

 

そう、画面に映し出されたのは、青い機体。

サイド6において、ランガが乗っていた機体である。

その機体の名を呟いたエグザべ・オリベは、その機体について、上司であるシャリア・ブルに確認する。

 

「えぇ、データでは、その存在を確認していましたが、まさかこの機体が現実に存在しているとは思いませんでしたが」

「思わなかったと言いますと」

「この機体というよりも、これよりも前に開発された機体に、私と大佐は追い込まれたのです」

「なんですって!?」

 

その言葉に、さすがに船内にいた全員が驚きを隠せなかった。

歴史上、ジオンに勝利を導いたと言っても過言ではなく。

現在のMAV戦略を造り出した二人を追い詰めた。

それには、驚きを隠せずにいた。

 

「別に私達だって、苦戦はしていた。だけど、あの機体以上に恐怖を感じた存在を、私は知らない」

「それは一体」

 

そう尋ねると共に。

 

「大佐と私がニュータイプとしての力を見せ始めた頃。連邦軍内でも同じくニュータイプを見つけ出す為の動きを行っていた。けれど、ニュータイプを見つけ出す事は困難であり、機体性能と数でもジオンに劣っていた。その事もあり、連邦軍はとあるシステムを開発しました」

「とあるシステム?」

「EXAMシステム、その名前は知っているはず」

 

シャリア・ブルのEXAMシステムに関して、少し知っていたのか、エグザべは頷くと。

 

「えぇ、確か、オメガ・サイコミュの開発の際にちらっと」

「オメガ・サイコミュは、ニュータイプを必要とし、パイロットの直感・思考をより直接反映する。つまりは、パイロットが主体となるシステムです。

それに対して、EXAMシステムは、ニュータイプの動きをデジタル化し、OSとして使用することにより、オールドタイプでもニュータイプに近い動作を可能にするシステムです」

「それって、凄いじゃないですか!それを使えば、誰でもニュータイプに」

「そんな上手い話はありません。このEXAMシステムには、大きな欠点があったのです。それは、ニュータイプの存在を感知した際に暴走を意図的に引き起こし人間をニュータイプに対抗できる殺戮機械にしてしまう事です」

「なっ、それでは」

「えぇ、人道に反しています。何よりも、それを使ったパイロットは、そのあまりの負荷で、死に至ります」

 

その言葉に、船内にいる全員が、沈黙する。

 

「あの時、EXAMシステムを搭載したブルーディスティニー相手に、私と大佐は戦った。紙一重で勝利しましたが、それはEXAMシステムの負荷にパイロットが耐えられなかったから。もしも、それがなければ、どちらかが死んでいても可笑しくなかった」

「そんなシステムが、ペイルライダーに」

「正確には、EXAMシステムを発展させ、モビルスーツの性能向上を重視させたHADESですが、それでも変わりない」

「中佐は、それをどこに」

「大佐と共に、そのブルーディスティニーを開発した研究所へと向かった際に、資料で。連邦は、ジオンに対する切札として、残していたようで、私と大佐はすぐに向かいましたが、その時には既に隠されていました。その後の調査では陰も形も出ませんでしたが」

「こうして出てきた訳ですか、赤いガンダムもそうですが、まさかこんな」

 

そうエグザベは、ペイルライダーに対して、恐怖を感じていた。

だが、彼の中の、軍人としての使命感故か。

ペイルライダーを止める為の覚悟を決めていた。

一方で、シャリア・ブルは。

 

(ですが、報告書では、ザクの全ては、破壊はされているが、死者は0。EXAMシステムの発展型が、それを行うとは考えられない。だとすれば、恐ろしい事だが)

「このパイロットは、HADESを完全にコントロールしているというのか」

 

未だに見ぬ、ペイルライダーのパイロットであるランガに、興味を引かれていた。

ドゥー・ムラサメは生存する?

  • 生存する
  • 死亡する
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