機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
「金が、足りない」
その一言で、俺は自分の通帳と、旅行会社によるプランを見比べる。
そこに書かれていた料金は、予想以上に高かった。
「まさか、地球に行くのに、こんなにお金がかかるとは、いや、よく考えれば、当たり前だったが」
ティターンズとして、地球に降りた時も。
エゥーゴとして、宇宙へと帰った時も。
その方法に苦戦するだけであって、金の方は、微塵も考えていなかった。
いや、そもそも、俺は、当時は生きる目的は、復讐しかなかった。
だからこそ、金を貰っても、使っていたのは、ただ生きる為の維持。
それしか使わなかった。
「金を稼ぐ方法は」
そうして、俺は目の前にあるパソコンにかぶりつくように見ていた。
生活をしていくのに、親の遺産を使う訳にはいかない。
もしも、それを使って、生きていなかったら、マチュに心配をかける。
けれど、それ以外に金を稼ぐ手段としてのバイトは、どれも俺には不向きだった。
「愛想も悪い、力はある程度あって、荒事も慣れているけど、その程度じゃ」
ここに来て、グリプス戦域以上の問題が目の前にあるとは思わなかった。
金を稼ぐ手段は、あとは。
「クランバトル」
あの時、ニャアンから提案された金稼ぎの手段。
それは、モビルスーツ同士が戦い。
幸い、俺が今、隠しているペイルライダーを使えば、戦う事が出来る。
しかし、問題が幾つかあった。
その中でも最大の問題は。
「所属するチームか」
クランバトルを行う条件として、どこかのチームに所属している事。
クランバトルは、基本的にMAVという戦法で、2VS2で戦うらしい。
「さすがに、一人で二つのモビルスーツを操る事は出来ない。けれど、変な所に入る訳にはいかない」
これまでの経験から、下手な所に入れば、脅しの材料にされてしまう。
この時代、果たしているのか分からないが、シロッコやバスクのような奴がチームのトップにいれば、その先に待ち受けるのは破滅。
それを考えれば、俺が入るべきチームは。
「互いに利益があるチームというよりも余裕がない所だな」
そうして、俺が見つけたのは一つのチーム。
最弱のチームであり、最近になってモビルスーツが片方が壊れてしまったらしい。
しかも、その際にチームメンバーが一人、いなくなったらしい。
「・・・ある意味、ぴったりと言うべきだな」
このチームは、今、まさしくクランバトルを行う為の条件を満たせていない。
モビルスーツも、パイロットも。
どちらも足りない。
そして、それは、今の俺に当て填まる。
「なんだか、反対に罠の可能性があるけどな。まぁ、その時は」
そうして、俺は、そのチームの、ポメラニアンズの名前を見つめながら。
「罠ごと、叩き潰す」
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する