機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
ただ、私自身が、書ける範囲とやる気が続く限りは、連載は続けていきたいと思います。
最期に、彼女を見た光景は今でも鮮明に覚えている。
どこにでもある普通の光景。
戦争と遠く、関わりのない世界だと思っていた。
けれど、突然、壊されてしまった。
戦争が未だに終わっていない。
そんな連中によって、眼前にいた平和な光景が。
そんな俺の前に、転がった彼女の顔。
何も映し出さず、既に生きていない事を、示すように。
それが。
「えっ、ちょっいきなりどうしたの」
目の前にいる。
暖かさを感じる。
生きている。
それだけで。
「どうしたの、いきなり」
「・・・悪い、もう少しだけ、こうさせて欲しい」
「どうしたの、本当に」
俺の質問に、マチュは、首を傾げた。
けれど、そんな俺に彼女はそれ以上は言わなかった。
僅かだろうか。
少しだけ時間が経って、落ち着いた。
「悪い、いきなり」
「別に良いけど、どうしたの?」
「少し、悪夢を見てな。お前が死んだ夢を」
「いきなり縁起の悪い事を言わないでよ!」
「・・・あぁ、本当に」
縁起が悪すぎる。
そう思えた。
「というよりも、学校、どうするの?」
「・・・あぁ、少し、気分悪いし、休むわ」
「そうなの?まぁ、良いけど、気をつけてよね」
「あぁ、悪いな」
そうして、マチュは、そのまま学校へと向かった。
それを見届けた後、俺はゆっくりと息を吸いながら、部屋へと戻る。
窓から未だに見える光景。
それらは、現実である事が分かる。
けれど、脳の中にある記憶。
それも、偽物なのかと言われたら。
「いや、違うな」
本物である事を、理解出来る。
それと同時に、俺はとある事を思い出す。
それは。
『人はいつか時間さえ支配できるようになれる』
「アムロさんが、そんな事を言っていたな」
エゥーゴにて、出会った伝説のパイロットの一人であるアムロ・レイからの言葉。
ニュータイプに関して、俺は未だに分からない所が多くある。
概念的な事は理解出来る。
実際に、俺が乗っていたペイルライダーに搭載されたHADES。
それは、本来、人間が扱うには、あまりにも危険過ぎるシステムだった。
パイロットを制御システムの一部として扱いシステムが演算した最適解を強制的にフィードバックさせる事で高い反応速度を発揮する。
ティターンズにおいて、ニュータイプに少しでも対抗する為に。
強化人間を少しでも強くする為の実験台として。
俺は、そのペイルライダーに乗せられた。
しかし、俺には、そのHADESによる副作用はあまりなかった。
それに関して、未だに謎が多かったが、それを見たアムロさん達から。
『おそらくは、ニュータイプに覚醒しつつある君の反応速度が、HADESが合わせる形でサポートしているのだろう。本来ならば、人を殺すシステムが、ニュータイプへと促したのだろう』
『ある意味、奇跡のような結果かもしれない。おそらくは、今後、現れるかどうか、分からない』
それらの会話を聞いた。
俺が、ニュータイプになったのか。
それとも、HADESが何かしたのか。
それは、今となっては分からない。
「どちらにしても、知らなければ、何も分からない」
そう、俺は、先程まで思い出したアムロさんを調べる事にした。
幸い、携帯端末の方の使い方は、あまり変わらない。
俺は、ゆっくりと、それを調べ始める。
けれど。
「アムロさんが、出てこない?」
それは、俺にとっては驚きでしかない。
一年戦争の英雄、白い悪魔。
あれ程の人物が、なぜ、出てこないのか。
疑問と共に、俺は、そのまま一年戦争を調べると共に。
「・・・え」
俺が見つめた、その内容に、二度目となる驚きがあった。
なぜならば。
「一年戦争で、勝利したのが、ジオンだって」
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する