機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
その試合は、既に結果が分かっているような状況だった。
裏で賭け事が行われていたクランバトルではあったが、その試合を行っているチームの実力差はあまりにも大きかった。
片方は、かつての一年戦争で戦っていた連邦軍のパイロットのマヴ。
敗戦した方のパイロットとは言え、一年戦争を生き抜いた実力は確かであり、これまで、このサイド6において、負けなしと言える程の実力を誇っていた。
彼らが乗るのは、ザクを少し改造した機体。
連邦軍の主力モビルスーツだった軽キャノンを思わせる機体、キャノンザク。
それ故にか。
「なっ、こんなの、勝てる訳ないだろうがぁ!?」
ポメラニアンズのメンバーの一人であるジェジーは叫ぶ。
あまり、モビルスーツの操作に慣れていないのか。
その両肩の砲台を使い、一方的にザクを葬った。
全身をボロボロにされた。
『本当に、このクランバトルは、良いな』
『あぁ、あの時の屈辱も晴らせて、金も貰える、一石二鳥だな』
そう呟きながら、キャノンザクのパイロットは、そう呟く。
そうして、彼らは、未だにもう一人の機体を見つける事が出来なかった。
「周囲に注意をしろ。もう一体がどこにいるのか分からないのだから」
そうして、彼らは周辺を警戒しながら。
周囲を見つめる。
だが、その警戒している最中で、気づかなかった。
デブリの岩石。
その一つに、ズゴックがしがみ付いていた。
岩石にしっかりと、アイアン・ネイルで。
その間、最低限のエネルギーだけを起動している状態のズゴックは、しっかりと、キャノンザクを見つめていた。
「ふぅ」
ズゴックに乗るランガは、ゆっくりと息を吸う。
それと共に、ズゴックのアイアン・ネイルを離す。
腕は、ゆっくりと、その腕部の中央の穴を向ける。
そして。
「なっ!?」
中央の穴から飛び出た物。
それは、ワイヤーだった。
ワイヤーが飛び出ると共に、そのまま片方のキャノンザクを拘束する。
そのまま、ワイヤーを巻き取る。
「こいつ、何時の間に!」
ズゴックの存在に気づいたもう片方のザクキャノンがヒートアックスで攻撃を仕掛けようとした。
けれど、ズゴックはもう片方の手でワイヤーで、そのザクキャノンを拘束する。
そのまま引き寄せると共に、二人のザクキャノン同士でぶつける。
『ぐっ』『こいつっ、本当に何者なんだぁ!』
そうしている間にも、ワイヤーで二体のザクキャノンを拘束して、そのまま引き寄せる。
そして、空いているもう片方の手で、アイアン・ネイルでそのままザクキャノン達の頭を潰す。
『なっ何者なんだ、こいつは』
それと共に、試合の結果は、誰も予想は出来なかった。
機体説明
ズゴック
ペイルライダーを偽装する為に偽装改修した機体。
しかし、あくまでも偽装改修である為に、ズゴックの本来の武装で使用が出来るのが、アイアン・ネイルのみである。
それを補強する為にメガ粒子砲の部分にはワイヤーが出るように改造を行っている。
それにより、ワイヤーを使い、周囲のデブリや敵の拘束を可能としている。
装甲自体も硬く、近接戦闘においては高い戦闘能力を持つ。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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