機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界   作:ボルメテウスさん

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それはどちらか

クラバでの、賞金はある程度溜まっていた。

幸いと言うべきか。

クラバに参加するほとんどがあまり戦争を知らない奴らばかりだった。

ズゴックという、水陸両用モビルスーツであり、宇宙での活動には不向きな機体。

そんな機体の、装甲を上に被さっているだけ。

だからこそ、ペイルライダーの本来のポテンシャルは失っており、武器もズゴックのアイアン・ネイルのみ。

ビーム兵器も使えない為、それを補う為に、本来ならばメガ粒子砲がある部分をワイヤーを放つ機能を追加した事。

それによって、宇宙での活動を可能としていた。

 

「まぁ、これでしばらくは稼げるかな」

 

そうして、俺は、その日、ポメラニアンズから次の試合の予定を聞く為に向かった。

周囲には、正体がバレないように、細心の注意を行う。

ゆっくりと歩きながら。

その最中。

 

「んっ」

 

何か、気になった。

それが、一体何なのか。

俺はゆっくりと周囲の景色を見る。

難民区域の特徴的な建物が周囲に広がっている。

だけど、その難民区域の建物の内の一つである壁。

その壁に、俺は見つめる。

 

「あれは」

 

それは、グラフィティだろう。

壁、一面に広がっているグラフィティは、様々な色が入り混じっている。

けれど、その光景を、俺はどこか知っている気がする。

 

「これは」

 

見た事がある。

それは、グリプス戦域での戦いでの事。

カミーユが乗り込んだZガンダムから放たれた光。

それが、一体何なのか分からない。

けれど、Zガンダムから放たれた光に近い。

 

「Zガンダムから放たれた光と同じ」

「へぇ、君もガンダムを知っているのか」

「っ」

 

聞こえた声と共に、そのまま後ろに振り返る。

そこには、このグラフィティを書いた人物だろう。

青髪の少年がいた。

だが、それ以上に感じたのは違和感。

 

「…お前は、何者だ」

 

そう、思わず睨みつけてしまう。

目の前にいる彼から感じたのは、何かあった。

『ニュータイプ』なのか、『強化人間』なのか。

そのどちらでもないのか。

 

「僕かい?僕はシュウジ」

「シュウジ」

 

聞いた事のない名前に、俺は警戒を続ける。

 

「君は?」

「…シローだ」

 

ここで本名を出す訳にはいかない。

だからこそ、俺はその名前を出した。

シュウジは首を傾げ。

 

「あれ、本当にそうなのかい?」

「何が言いたい」

 

その不気味な雰囲気に、俺は問いかけながら、臨戦態勢を解かない。

 

「だって、君は乗っていたんでしょ、あの青い機体に」

「…クラバの事を知られたか」

「それもあるね。けれど、あの中に隠されているんでしょ、ペイルライダーが」

「っ」

 

その一言に、俺は手に持ったナイフを、シュウジに構える。

 

「どこで気付いた」

「気付いたのもある。けれど、何よりも教えてくれたんだ」

「教えたって、誰が」

 

その俺が問いかけると。

 

「ガンダムが言っていたからね」

ドゥー・ムラサメは生存する?

  • 生存する
  • 死亡する
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