機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
そこに立っていたのは、ガンダム。
そして、先程の行動を考えれば、乗っているのは、マチュ。
「マチュが乗っているのか」
「うん、よく分からないけど、自然と動かせる感じがして」
「自然と?」
その言葉に疑問に思いながら。
「なんか、オメガサイコミュとか書いているデバイスがあるけど」
「っ」
サイコミュ。
その名前は聞いた事がある。
一年戦争の時から、開発されたパイロットの意思をモビルスーツの操作に反映させることができるシステムの総称。
その中でも、俺が知るシステムの中にはZガンダムのバイオセンサーが代表的だろう。
先程から、マチュが操縦桿を握らずに操縦出来ているという話を聞く限りだと、Zガンダムのバイオセンサーよりも進化したシステムと考えて良いだろう。
そう考えている間にも、もう一体のザクが、こちらに向かっていた。
「マチュ」「えっ!?」
俺は、すぐにマチュと共に近くの扉から、すぐに外に飛び出す。
向かった先。
それは、勿論。
「・・・宇宙か」
そう、俺が、俺達が見渡したのは宇宙。
何度も、クラバで見てきた光景。
だけど、今は違う。
隣にマチュがいる。
けれど、マチュがまるで、どこかに飛んでいきそうな。
そんな気がした。
「っ」
瞬間、俺の眼前に広がったのは、虹。
その光景は、見た事がなかった。
「キラキラ」
「っ」
僅かに聞こえた声。
それは、マチュだっただろうか。
だが、マチュだけではない。
眼前にある虹。
その虹の向こう側に見えたのは、地球。
なぜ、地球が。
そんな疑問を余所に、地球に向かう隕石がそこにあった。
「あれはアクシズ」
なぜアクシズがそこにあるのか。
そして、そんなアクシズを押し返そうとしている影が。
「あれは、ガンダムなのか」
そして、俺は自然と手を伸ばす。
なぜ、手を伸ばすのか。
それは分からない。
だけど、それは敵わなかった。
『νガンダムは伊達じゃない!』
けれど、そのガンダムには。
νガンダムには、届かなかった。
しかし、まるで導かれるように。
伸ばしたザクの手は、掴んだ。
「っ!」
それが、一体何か、分からない間にも、自然とそれを、掴んでいた。
同時に、こちらに迫る存在を感知した。
「ランガ!」
声が聞こえた。
だが、それよりも早く、俺は、その手に持つ。
ビームサーベルを振り上げる。
振り上げたビームサーベルは、そのまま迫るザクを簡単に切り裂く事が出来た。
「なっ」
その威力は、まさしく凄まじい。
「まさか、アムロさんのガンダムの、ビームサーベルっ」
けれど、ザクではその力に耐える事は出来ず、そのままエネルギーが切れる。
「ランガっ!」
聞こえた声と共に、ガンダムの手を握る。
「大丈夫!」
「なんとか、とにかく、早く戻ろう」
宇宙で、どれぐらい滞在出来るか分からない。
すぐに、サイド6に戻りながら、俺は。
「幻じゃなかったのか」
そう、ザクの手にあるνガンダムのビームサーベルを見つめる。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する