機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
俺の中での。
宇宙世紀の歴史が大きく変わってしまうような事実。
その事実を、調べる為に、俺はそれらを詳しく調べる。
「一年戦争の始まり。そこからモビルスーツの出現。そこまでは全てが歴史通りで変わりない」
幸いと言うべきか。
周囲にある電子機器の扱いに関しては、特に問題なかった。
それらの扱い方もそうだが、俺自身が、こうして情報を集めるのに苦労しなかった。
それこそが、あの時の経験が本物だという事が理解出来た。
「歴史が変わった瞬間。それはやっぱり、これか」
それと共に、俺が注目したのは、『ガンダム』。
歴史の中で、数多くのモビルスーツの中でも、異質な存在。
ガンダムによって、歴史が大きく塗り替えられたと言っても良い。
俺の知る歴史ならば、ガンダムは、後の歴史に名を残すアムロ・レイが乗った事によって、連邦が勝利を収めた。
けれど、ジオンが勝利したこの歴史において。
ガンダムに乗ったのは、『シャア・アズナブル』である事。
それは、俺にとっても、大きな関わりのあった人物であった。
シャアが、ガンダムに乗った事によって、ジオンは勝利する事が出来た。
「・・・そうか、けど、俺は」
それと共に、俺はそのまま窓の外を見る。
窓の外に広がる景色は、まさしく俺が欲していた景色。
けれど、その景色は。
なぜか、偽物に見えた。
その、偽物の光景に対して、俺はどんな感情なのか。
嫌悪を抱いている訳じゃない。むしろ、待ち望んでいたと言って良い程の景色だ。
ならば、俺は。
「どうしたら、良いんだ」
何も分からない。
俺は頭を抱えた。
平和な世界に来たというのに。
ずっと会いたくても、永遠に会えないはずのマチュと会えた。
それだけでも良かったはずなのに。
俺は一体、何を。
「・・・」
それと共に、俺は。
「・・・一年戦争」
そこから、既に5年程の時が経っている。
ならば、あれがもしかしたら。
俺は、そのまま立ち上がった。
なるべく、顔が隠れるフード付きの服で身を纏い。
そのまま、情報端末で探る。
「記憶通りならば」
平和な世界で。
それを求めるのは可笑しくもある。
イカレタ人間であるのは理解出来ている。
けれども、俺は求めてしまったのだろう。
こんな平和な世界が。
本物なのか、偽物なのか。
その正体を探る為に。
「・・・本当に、嫌になるよ」
本来の歴史において、表に出る事のなかった機体。
ガンダムの存在がなければ、造り出される事のなかった俺の相棒であり、俺を戦いに導いた機体。
それが、もしも、ここにあるのならば、隠されている可能性はある。
「ペイルライダー」
それがあるかも、分からず、俺は歩く。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する