機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
一通りの仕事を終えた後、俺はそのままペイルライダーを元の格納庫へと仕舞い、そのまま待ち合わせ場所へと向かう。
このコロニーには、様々な露店がある。
その露店の一つに、俺は待ち合わせ場所の露店に入る。
「よぉ、待っていたよ、シロー、いや、この場合はランガ君と呼んだ方が良いのかな?」
「・・・さぁな」
待ち合わせの露店は、おでんという料理をメインにしている露店であり、既にアンキーさんは、ある程度の料理を注文し、飲んでいた。
そんな彼女の横に、俺は座ると共に、適当に頼む。
「それで、話というのは」
「別に、ただ興味本位で色々と聞きたかったのさ。あんたは一体何者なのかってね?」
「・・・別に、どこにでもいる普通の男だ」
「普通の男ねぇ」
あの時のやり取りで、既に俺の正体がばれた以上、下手な事を言う訳にはいかない。
それこそ、未だに彼女がどのような人物なのか分からない。
「そういうあんたこそ、何者なんだ?」
「何って、あんたも知っているだろ、ただの女社長なのを」
「ただの女社長ねぇ」
俺はそうしながら、互いに睨む。
アンキーさんは、既に俺のコートに隠し持っているナイフに気づいている様子。
そして、俺もまた、彼女が既に隠し持っている銃に。
互いに得物を隠している事を知りながら、情報を引き抜こうとしている。
「まぁ、別にあんたが何者なのかはこちらには関係ないけどね。互いに敵じゃなければ、それで」
「敵か味方なんて、その状況で幾らでも変わる。戦争なんて、そんな事は珍しくないさ」
「おや、まるで戦争を知っているような口だね?一年戦争は5年前に終わったのに」
「まさか、戦争に子供が参加するなんて、それこそ可笑しな話だ」
最も、本来の一年戦争には、その可笑しな話が現実にあった。
笑えない話ではあるが。
「そうだね、可笑しな話だ。けれどね、私としては、今日起きた出来事だけでもその可笑しな出来事が続きすぎている。二体のガンダムに、高校生ぐらいの子供が簡単にモビルスーツを乗りこなした事をね」
「確かにね」
今日、一日だけでも、常識が変わりすぎる。
そう言われても可笑しくなかった。
「まぁ、何よりも気になったのは、あの時、ザクが持っていたビームサーベル。あれ、どこで手に入れたんだい?」
その質問をこちらにぶつけてきた。
それに対しての答えは決まっている。
「さぁね、俺は知らないが、宇宙の落とし物じゃないのか?」
「そうかい」
それだけ言い、俺はそのまま代金を払う。
「ご馳走様」
俺はそのまま立ち去ろうとする。
「そうか、だったら、ついでに伝言を頼むよ。シローでもランガ君でもどちらでも良いからさ」
「なんだ」
「あの子、アマテちゃんは、たぶん、クランバトルに参加するよ」
「っ」
その言葉に、俺は、目を見開く。
「もしも、守りたかったら、彼女に教えてやりな。私達じゃ、戦わせるのを止めるのは無理だからね」
「・・・忠告、どうも」
それだけ言い、俺はその場を今度こそ、去った。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する