機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界   作:ボルメテウスさん

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ジークアクス、放送日決定!同時に、この作品もかなり映画の終盤まで近づいてきました。少しずつのオリジナル展開を挟みつつも、続けて行ければ良いと考えています。
また、追加映像に関しては、まだ見ていないので、休みでも見に行き、追加出来たら良いなぁと考えています。
これからもよろしくお願いします。


その向こう側を

シャリア・ブルは、それを見ていた。

 

「中佐、どうかされましたか」

「少し、気になった映像があってね」

 

彼は現在、サイド6に滞在していた。

その目的は、このサイド6で発見された赤いガンダムの所在を確認し、鹵獲する事。

けれど、その目的は果たされる事はなかった。

サイド6で、目的としている赤いガンダムを発見する事は出来たが、それを鹵獲する為に行った作戦は失敗した。

結果として、ジオンの最新のモビルスーツは、行方不明。

作戦は失敗に終わってしまった。

 

「すみません、このようなミスをしてしまって」

 

それらのミスを行ってしまったエグザベ・オリベは、上司であるシャリア・ブルに頭を下げる。

しかし、そんな彼の憂鬱な表情とは別に、シャリア・ブルは笑みを浮かべていた。

 

「気にする必要はない。それに、全てが無駄という訳ではなかったからね」

「えっ」

 

その一言に疑問があった。

 

「今回の出来事は確かに全てが予想外だった。けれど、同時に予想外の収穫もあった」

 

そうして、シャリア・ブルが見せた映像。

 

「これは」

「裏ルートで入手した映像だ。当時、ジークアクスと共に行動していたザクだ」

「ザクですか」

 

なぜ、ここでザクを見せるのか。

疑問に思ったエグザベは首を傾げている。

サイド6の外に飛び出した二つの機体。

互いに決して離れないように手を繋いでいる。

その光景から、二つの機体のパイロットは知り合いであるのは分かる。

だが。

そのまま映像の変化に気づく。

 

「えっ!?」

 

目を見開く。

映像の中で起きた出来事に、彼は驚く事しかなかった。

それは、先程まで、何も持っていなかったはずのザク。

だが、そのザクの手にはビームサーベルがいつの間にか持っていた。

映像が途切れたのか。

しかし。

 

「なんですか、このビームサーベルは」

 

それは、これまで彼が知っている物とは異なっていた。

荒い映像ではあるが、映っているビームサーベルの大きさは、通常のサーベルとは異なっていた。

それだけではない。

そのザクが敵対している機体を斬り裂いた瞬間のサーベルの威力。

それは、威力だけ見れば、ジークアクスに搭載されているビームサーベルを遙かに超えている。

それを表すように、ザクの身体の断面は、信じられない程に斬られていた。

 

「これは一体」

「通常ならば、この宇宙に漂っていた物を拾ったと考えても良いが」

「こんなの、あり得ません!それこそ、連邦でもジオンでも、これ程のが」

「あぁ、気持ちは理解する。私自身、驚いている。驚いているのさ」

 

そう、ザクが持つビームサーベルの威力。

それにエグザベは目を向けている。

おそらく、他の軍の上層部が見ても、このビームサーベルの技術の方に目を向けてしまう。

けれど、シャリア・ブルは違った。

彼は、その映像を確かに見ていた。

故に、理解した。

 

「ザクは、この時、何かに手を伸ばしていた。それこそ、あの時の私のように」

 

一年戦争の最中。

彼の目の前で起きたゼクノヴァ。

それに似た何かが、ザクのパイロットには見えていたように。

その結果が、ビームサーベルである事を。

 

「どちらにしても、会ってみたい」

 

笑みを浮かべたシャリア・ブルは。

未だに名前を知らないランガに対して、その興味を抱く。

ドゥー・ムラサメは生存する?

  • 生存する
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