機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界   作:ボルメテウスさん

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今回は(´作`)(空牙刹那さんのリクエストの『ランガの前世でマチュだけでも生きてて2人一緒に暮らしていたらどうなっていたかというお話』という内容です。
この内容を考えた際に、どのようにすれば良いのか。
その際に考えたのが、-×-=+の負の掛け算です。
なので、こう考えました。
これと合わせたら、反対に上手く行くのではないかと。


IF:自由の翼

悲劇は、一つだけでも大きな影響を与える。

その悲劇から、連鎖するように。

だからこそ、幸福というのは、奇跡を幾度となく重ならないといけない。

 

「おぉい、ランガ、そっちの調子はどうだ?」

 

その言葉と共に、俺は手に持った整備用の道具を地面に置きながら、こちらに問いかけた人物に眼を向ける。

 

「なんとか。それにしても、よくこんなのを使おうと思いましたね」

 

俺はそう言いながら、整備を終えたモビルスーツを見上げながら言う。

RX-78F00、ガンダム。

かつて、一年戦争において、連邦軍に勝利をもたらした伝説の機体。

けれど、現代で見れば、あまりにも時代遅れな機体であり、軍で使われているジムⅢと比べれば、明らかに性能の差が大きい。

 

「仕方ないだろ、軍から逃げる時に手に入れる事が出来たパーツがこれぐらいしかなかったんだから。まぁ、今じゃ、このガンダムタイプは珍しくないかもしれないけどな」

 

そうして、このジャンク屋での上司であるイオ・フレミングが話しかける。

 

「まったく、イオはかなり無茶な事をしたよね」

「付き合わされるこっちの身にもなれ」

 

そう言いながら、イオと一緒に来ていたクローディア・ペールは溜息を吐きながら言う。

今も、整備を行っているコーネリアス・カカは、その様子を呆れたように言う。

彼らとの出会いは、偶然であった。

一年戦争の始まりと共に、偶然ではあったが、俺達のコロニーに事故が起きた。

その事故によって、俺達のコロニーは崩壊した。

その大規模な事故により、連邦軍からの救援が来た。

その時に助けたのが、彼らの戦艦だった。

民間人を乗せたままでは危険ではあったが、それでも安全な場所などなかった。

そうして、彼らの船で過ごしている時だった。

 

『イオさん』

 

イオは、軍人にしてはかなり接しやすい人物だった。

民間人でもフランクな態度を取る事もあった。

 

『どうしたんだ、アマテ?』

『空って、自由ですか』

『自由、そうだねぇ、俺は自由に宇宙を飛ぶモビルスーツにあこがれて、ここに来たからね』

『でも、それって、イオさんが本当に行きたい場所ですか?殺し合いが』

『…』

 

その言葉が、それからの行動を変えたのだろう。

一年戦争の最中。

彼の戦いは少し変わった。

容赦のないとは思った。

けれど、無抵抗な相手を殺すような真似をしなくなった。

そう聞いていた。

それが、原因で、一年戦争が終わるまでの間に、彼らは任務を果たす事は出来なかった。

ジオンの敗北によって、彼らの戦いは、終わらせた。

そして、任務を果たす事が出来なかった彼らに待ち受けていたのは。

 

『クビになっちまったよ、たく、ガンダムを与えといて、この結果じゃ仕方ないってよ』

『まぁ、こうして、生きているだけマシじゃないか。それよりもイオの戦い方、途中で変わったらしいけど?』

『…なに、あのアマテからの言葉で少しな。俺が欲しかった自由って、本当に戦いだったのか。そう疑問に思ってな。そしたら、戦いが馬鹿らしくなってな』

『マチュが』

 

そう、イオとの会話。

 

『お前達はこれからどうするんだ?』

『…親はいないし、どうにか食い扶持を稼ぐ方法を探さないといけないけどなぁ』

『確かお前達、子供だけど、整備は出来たよな』

『そうだけど』

『だったら、俺達と来ないか?』

『はぁ?』

 

そうして、イオの提案を受けて、俺とマチュは、彼らの所のジャンク屋として働く事になった。

一年戦争という戦いが終わった後でも、モビルスーツは様々な所で必要としている。

その時に軍を続けなかった理由としては。

 

『あんな仕事してたらおかしくなる。そう感じただけだよ』

 

その呟きだけが印象的だった。

そして、俺達は現在、様々な場所で活動出来るモビルスーツであるガンダムを作り出した。

 

「出来たの!新しいガンダム!」

「マチュ、あぁ」

 

そうして、俺達は、ようやく整備を終えた新たなガンダムを見上げる。

背中には巨大なパネルだと思われる翼があり。

その手には、ビームライフルとは異なり、修理を行う際に便利なビーム溶接銃。

 

「凄いね、けど、このガンダムって強いのか?」

「弱いかもな、けれど、それで良いんだ」

「この技術は凄いよ、なんだって、本当に人々の為のガンダムだからね」

 

そうして、見上げたのは、未だに見ぬ未知へと飛び込む為のガンダム。




という事で、今回の話は、宇宙世紀でのマチュが死亡しなかった世界線です。ですが、悲劇があふれる宇宙世紀でどうすれば良いのかと考えた結果、かなりヤバいと思ったサンダーボルトのイオさんを合わせました。
イオもまた自由を求めていた所もあり、守るべき物があり、考えが変わった結果。
そのまま、軍を抜けて、ジャンク屋になりました。
また、今回出て来たガンダムに関しては、モデルは万博ガンダムとさせて貰います。
まぁ、この後の彼らの戦いは、悲劇要素が少なめのどちらかと言うとZZに近い雰囲気の戦いが多いと考えて貰えれば幸いです。
そして、書き終えた後に思ったのは、あまりにもご都合主義過ぎる展開だと思いつつ、これぐらいじゃないと幸せな未来が見えないサンダーボルトはヤバい。
面白いけど、ヤバい。
それと共に、本当の意味で幸せになれるのはビルドシリーズぐらいじゃないかと考えてしまいます。
本当に、ガンダムシリーズのキャラが全員幸せになれるビルドシリーズは凄いです。

ドゥー・ムラサメは生存する?

  • 生存する
  • 死亡する
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