機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界   作:ボルメテウスさん

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再会

適当な露店で軽食を買った後、そのままニャアンにそれを渡した。

 

「ほら」「・・・うん」

 

受け取ったニャアンは、それを疑うように見ているが、俺はその横で同じ物を食べる。

朝、目が覚めた後から何も食べていなかったので、自分の腹を満たす為にも食べる。

先程までは、毒が入っていないかどうか疑っていたニャアンも、俺が食べた事で疑わなくなったのか、すぐに食べ始める。

 

「・・・なんで、そこに行こうと」

 

少し食べながら、ニャアンは俺に先程の事を問いかけてきた。

それは、俺がこの場所になぜ向かおうとしたのか。

 

「別に、ただ気になっただけだ」

「気になったって、それだけで、こんな所に」

 

ニャアンの疑問に関しては最もだ。

普通に考えれば、こんな場所に来る理由なんて、それこそ難民が暮らす為か、表では出来ない事をやる為ぐらいだろう。

けれど。

 

「確かめたいからな。あと、一応言っておくが、この事を誰かに言ったら」

 

俺は、そのまま他の奴らに見えないようにニャアンを脅すように、ナイフを見せる。

すると、ニャアンは慌てた様子で。

 

「わっ分かっているから」

「・・・だったら、良い。とにかく、案内を頼むぞ」

「うっうん」

 

そのまま食事を終えた俺達は、そのまま目的の場所へと向かう。

ニャアンは、この場所に関して、ある程度は分かる様子で、順調に案内をしてくれた。

周囲に対して、警戒している様子ではあるが。

そうして、俺達が歩いて行く。

 

「・・・」

 

そうして、歩いている最中で気づいた事が一つ。

俺達の後ろから尾行してくる奴らの気配。

 

「騒ぎすぎたか」

「えっ、何?」

 

俺の言葉に対して、ニャアンは首を傾げる。

けれど、同時に。

 

コッチ

 

聞こえて来た声。

俺は、そのまま目的の建物が見える。

 

コッチ

 

それは、俺を引き寄せるだろう。

 

「死神か悪魔か」

「えっ」

 

俺の言葉に対して、ニャアンは疑問に思ったのだろう。

けれど、俺はそのまま建物の中へと入る。

 

コッチ

 

目的の物がこの中にある。

だからこそ、俺はその中を確かめるように入る。

 

「ここに一体、何が、何もないように見えるけど」

 

キコエル?キコエル?ワタシノコエが

 

「あぁ、聞こえているよ」

「えっ」

 

俺は、そのまま地面に目を向ける。

この世界で、なぜあるのか。

今の俺とは、何の関わりもないはずだった。

けれど、長いようで短くも。

使い続けた影響なのか。

共鳴している。

 

「おいおい、こんな建物でやろうってのか」「随分と良い趣味をしているなぁ」

 

そう、俺達を囲むようにチンピラ達が現れた。

ニャアンは、それを見て、怯えていた。

 

「なんで」

「ずっと尾行していたんだろうな、まぁ、俺が金目の物があると思っていたんだろうな」

「あぁ、そうだよ、裕福そうなのに、こんな所に来るなんて、頭が可笑しいんじゃないのか」

 

そう、チンピラの一人が俺に問いかける。

頭が可笑しいか。

 

「そうかもしれないな、けれど」

「あぁ?」

「死にたくないんだったら、すぐに逃げた方が良いぞ」

「はぁ、何を言っているんだ、てめぇはぁ」

 

俺の言葉に疑問に思っただろう。

だが、その言葉が続く事はなかった。

 

「なっなんだ、じっ地震!?」

「コロニーにっ、なんでっ」

 

疑問の声がするだろう。

けれど、俺は、そんな事を無視する。

 

「求めたのは、俺自身だ。けれど、本当にあるとは思わなかったよ」

 

そのまま、後ろの地面が貫く。

それは、手。

機械の手が、地面を貫き、現れる。

そんな手は俺を導くように、こちらに向ける。

俺は、それに対して、手の上に乗る。

 

「えっ」「案内、ありがとう。すぐに逃げた方が良い」

 

ニャアンにそれだけ言いながら、すぐに行こうとするが。

 

「こんな状況で、ここに置いて行かれたら、殺されるよ」

「あぁぁ」

 

それは確かに。

けれど、こっちに来ても。

 

「まぁ、自己責任でついてこい」

 

そのまま、俺は手の上に乗る。

それに合わせて、ニャアンも乗り込む。

そのまま、その手は、下がる。

 

「これって、モビルスーツ、なんで」

「さぁな」

 

目の前にいるモビルスーツは、常識で考えてはいけない。

このモビルスーツに備わった機能が一体、どのようなのか。

そうして、俺達を掴んだ手が、その顔を見せた。

その姿は、俺の知るのとは大きく異なっている。

けれど、モビルスーツで、それを考えても仕方ない。

グリプス戦役において、数え切れないモビルスーツを見て、見た目での違和感や先入観を消していた。

だからこそ、それは、俺の知る機体だと理解出来た。

 

「久し振りだな、ペイルライダー」

 

そう、ペイルライダーに、俺は問いかける。

ドゥー・ムラサメは生存する?

  • 生存する
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