機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
今回の話はランガ君とカミーユとの出会いです。
ある意味、全話という訳ではありませんが、徐々に明らかになっていくランガ君の過去をお楽しみに
全てを失ったあの時から、かなりの時間が経過したと思う。
それを確認出来るのは、時折見る任務の為の日付でそれを確認する時だけしか分からない。
だからこそ、未だに残っている光景から、未来に進んでいない。
「・・・マチュ」
ティターンズ。
それが、今、俺が所属している軍。
このティターンズの目的は、主に俺のようなスペースノイドを粛正する事を目的にしており、その動きは最近になって過激になっている。
けれど、俺にとってはそんな事は関係ない。
俺にとって、復讐を果たす事が出来るのならば。
その中で、俺はとある事を確認する為にある人物に会いに向かっている。
「君が」
「・・・迎えに来ましたブライト大佐」
その日の任務であるブライト・ノア大佐の出迎えに来ていた。
一年戦争において、ホワイトベースの艦長を務めた人物である事は既に知っている。
けれど、彼は俺を見て、何か驚いたように見ていた。
「どうかしましたか?」
「すまない、失礼だと思うが君が本当に軍人かい、その」
「気にしないでください。よく言われますので」
彼は驚くように見ていた。
この人のように俺を見て、戸惑いを隠さない人もいたが。
「それでは、案内します。こちらに「ブライト艦長!」んっ」
そう話していると、俺達の会話を遮る声がした。
見ると、そこには俺とあまり変わらないだろう男がいたが。
「君は?」
ブライト大佐もまた疑問に思ったのか、質問した。
すると、彼の方から答えた。
「以前、講演会でお会いした事があります」
「カミーユ待ってよ!」
ブライト大佐の質問に答えた彼は、カミーユはすぐに答えてくれた。
だが。
「カミーユ君というのか、残念だが私はもう大佐ではないんだ」
だが、そんなカミーユに対しても、分け隔て無く答える。
そうしていると、その懐から取り出したのは。
「お願いがあります。これにサインして頂けませんか?」
そう、カミーユが取り出したのは、今はもうないホワイトベースとそれに敬礼しているブライト大佐だ。
けれども、先程の会話から、既に大佐ではないというのは一体。
「すまないが、今は勤務中だ」
「大丈夫ですよ、サインを書く時間ぐらいはありますよ」
「しかし」
彼は少し迷っていたが、俺は答える。
「えっと、君は」
「・・・一応はティターンズに所属しているランガ・ロード。ブライト大佐の案内を任された者だ」
「だから、大佐ではない。しかし、良いのか」
「えぇ、それに」
俺は、カミーユの後ろにいた彼女を見る。
二人の関係を見ると、それはおそらくは幼馴染みだろう。
俺とマチュのように。
だからこそ、今はもうない幸せを。
そう考えていた時。
「何だ、こんな所でサイン会か?」
「おぉ、誰かと思えばブライト少佐に厄介者のランガじゃないか」
「へぇ」
心底見下した態度でこちらを見る奴らはジェリド。
「ティターンズのメンバーに抜擢されながらサインを拒否したという」
「おまけにティターンズの方針に異論を唱え、二階級降格されているからなぁ」
そう偉そうに言うが。
「貴様ら、それが上官に対する態度か?!」
「いいか、ここは連邦軍ではなくティターンズの拠点だ。一般の軍律は通用しない」
「それに、ティターンズには正規軍兵士に対して、二階級上の特権が与えられている、何も問題ないな」
それに対して、ブライトさんは悔しそうに顔を歪ませる。
「よう、坊主。代わりにこのティターンズの精鋭、ジェリド・メサ中尉がサインしてって」
奴がサイン色紙を奪おうとしたが、俺はその手を掴んだ。
「さっきの理屈だと、俺の方が階級が上だ。つまりは上官だよな」
「ちぃ、ランガ」
「上官命令だ、さっさとここから離れろ」
俺は、そう睨み付ける。
そうしながら、無理矢理、その手からサイン色紙を奪い返し、カミーユに渡した。
「・・・すまない、こちらのせいで」
「構いません、こうして返して貰えるだけでも。けれど、本当に嫌になりますよ。ランガさんやブライトさんのような人がいるのに、あんな人格に問題がある奴らがエリートだなんて」
「なんだと!」
その言葉と共に、ジェリドはキレたのか、睨み付ける。
「カミーユってのか、男の癖に女みたいな名前の奴が言うか」
「グリーン・ノア1の人達だって、横暴なティターンズの事を皆嫌ってるんだ!」
「言わせておけばいい気になりやがって!」
そう、カミーユに殴りかかる。
俺はすぐに止めようとした。
だが、そんなジェリドの後ろに回り、なんと反対に殴り返した。
「この動き」
それは、素人の動きではない。
けれど、軍人のように訓練している様子もない。
「ちっ、抑えつけろ」
そう、数で物を言うように、カミーユに襲い掛かろうとした。
「それをやっちゃ、駄目だろうがよぉ」
それに対して、俺はジェリド達の横暴を止める為に、すぐに割って入る事にした。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する