機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
ペイルライダーの修理が終わった。
これで、俺も元のティターンズへと戻る事ができる。
ただ、ここでの生活は良かった。
その生活はまるで遠い昔の夢のようだった。毎日が穏やかで、心が安らいだ。戦場の喧騒とは程遠く、普通の人間として過ごせた日々。しかし、それも長くは続かない。
俺が元々いたのは戦場。そこには俺が復讐をするべき戦い。
それがあるから。
「俺は戻ります」
その言葉をシローさんとアイナさんに向かって言ったとき、自分自身の決意が揺るぎないものになった気がした。 彼等との別れが近づくことを感じながら、それでも俺は前へ進む。
「そうか、君がそう決めたのなら」
シローさんはそう答える。その声には理解と少しの悲しみが混じっていた。彼もまた戦場で傷つきながら生き抜いてきた一人なのだろう。彼の雰囲気から考えれば、おそらくは軍人。それも脱走兵だ。
しかし、彼らは俺の命の恩人だ。その恩を無碍にする訳にはいかない。彼らのおかげで今の俺がある。だからこそ、俺はその恩を返すためにも戦い続ける決意を固めた。
「本当に戦うべき敵を見失わないで欲しい」
シローさんがその言葉を口にした瞬間、俺は何も答えることができなかった。
未だに復讐の為に、戦場へ戻るという俺の決断。
しかし、その言葉には深い意味が込められていた。その重さを感じながらも、俺は決意を曲げることはできなかった。
だからこそ、俺はペイルライダーに乗り込み、その場所を後にした。
ペイルライダーを操縦して向かった先。
本来ならばジャブローに向かうべきかもしれない。しかし、ジャブローは既に核爆発によって壊滅してしまった。それならばどこへ向かうべきか。
その答えは一つしかない。
香港。そこにいるティターンズと合流する為に。
そうして香港に到着し、俺はティターンズの部隊と合流した。
ティターンズの部隊に到着した直後、俺はその場の雰囲気に圧倒された。
俺が来たからなのか、それとも以前からこうだったのか。その理由はわからない。ただ、俺が合流した部隊の人間は明らかに不機嫌だった。
何かが起こったのだろうか。そんな疑問が頭をよぎるが、すぐにその考えは振り払う。俺の目的は故郷の復讐。
だからこそ、今の状況を気にしている余裕はない。
「あれ、こんな所に子供がいるなんて、珍しいね」
そんな俺に話しかけてきた人物がいた。
その人物は女性の声だった。
「貴方はどこから来たの?」
その声を聞き振り返ると、そこには一人の女性が立っていた。
彼女は俺の存在に気づき、興味深そうに近づいてくる。
「俺はランガだ、色々とあって、合流が遅れた」
俺の言葉に彼女はニコリと微笑んだ。
「ランガね。私はフォウ・ムラサメよ」
そう言いながら彼女は手を差し出してきた。
「・・・あぁ」
そう、俺は思わず頷き、握手をした。
なぜだろうか。
他のティターンズの奴らと違うような気がするのは。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する