機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
フォウさんは、自分の記憶の為に戦っている。あのサイコガンダムに乗って。
しかし、俺には疑念が残る。
このティターンズという組織が約束を守るだろうか。
彼らがフォウさんの記憶を取り戻す手助けをするという言葉は、果たして信用できるものなのか。
その疑念は日に日に大きくなり、俺の心に重くのしかかる。
バスクが約束を簡単に守るとは思えない。奴は冷酷で計画的な人物であり、その行動には常に裏がある。
俺はそれを知っているからこそ、彼らの言葉には慎重にならざるを得ない。
それでも、俺はフォウさんのために行動せねばならない。
幸いにも、諜報活動で必要だったため、ハッキングのスキルを身につけていた。
そのスキルを使って情報を得る試みを始めたが、結果は思った通りではなかった。
サイコガンダムに関する情報しか手に入らなかった。
しかし、その情報が俺に一つの真実を明らかにした。
サイコガンダムは欠陥機であり、その欠陥はフォウさんの命を危険にさらす。
フォウさんがサイコガンダムに乗る限り、彼女は死のリスクにさらされ続けることになる。
その事実を知り、俺はますます複雑な気持ちに陥った。
「ティターンズにいてはフォウさんは殺される。記憶を取り戻す前に」
その考えが頭の中を駆け巡り、俺は頭を抱えた。
復讐のためにティターンズに身を置いているはずなのに、このままティターンズにいることが本当に正しい選択なのか疑問が浮かぶ。
「復讐の為に、ティターンズにいるのに」
そう呟いたその瞬間だった。ニュースが流れた。
その内容は、香港シティがサイコガンダムによって破壊されているという衝撃的なものだった。
その光景は俺の中に深く刻まれたトラウマを呼び起こした。
かつて、多くの人々が無辜の犠牲となったその出来事は、俺の心に深い傷跡を残している。それが意味するものは明確だった。
「・・・もう、俺の復讐の対象はエゥーゴじゃない」
ティターンズはこれまで俺に復讐する力を与えてくれた。
しかし、その復讐は無関係な人々を巻き込むことであってはならない。
ティターンズに身を置くことで、多くの無関係な人々が犠牲になっている現状に俺は耐えられない。
「すいません」
これは裏切りだ。それだけは理解している。
しかし、その気持ちが俺の中で揺らぐことはない。俺の復讐のためだけではない。何よりも。
「フォウさんには取り戻して欲しい。記憶を」
その言葉が俺の胸に深く刻まれる。
彼女の記憶を取り戻すために、俺は行動する決意を固めた。
そのためには、ティターンズを離れて新たな道を歩む必要がある。復讐という過去から解放され、新しい未来を切り開くために。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する