機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
ティターンズの行動。
それが、既に俺の想像を遙かに超えていた。
俺は相棒であるペイルライダーのコックピットの中にいた。
コックピットの中から聞こえるティターンズの他の職員の声。
それらを聞きながら、俺は見たのは、香港シティが燃える光景。
その光景は、俺の故郷のトラウマを思い出す。
紅蓮の炎に包まれ、崩れ落ちる高層ビル群がまるで地獄絵図のようだ。
その中を人々が必死に逃げ惑う姿が目に焼き付く。
あの時のコロニーで見た時と同じような光景を目にした。俺自身の故郷をも奪った光景が再び目の前で繰り広げられている。その現実が胸に刺さり、心の奥底で静かに燃えていた怒りが再び燃え上がる。
「・・・こんな光景を作り出すのか、今のティターンズは」
俺は、操縦桿を握る力を強くする。指先まで力が入り、金属の感触が冷たく感じられる。
「ジャミトフさん、悪いが、俺はもうこれ以上このティターンズでは戦えない」
それと共にペイルライダーは動き出す。機体が微かに震えながら動き出す感覚を感じる。
「なんだっ何が起きた!」「おい、ペイルライダーが動き出しているぞ!!」「どうなっているんだ!」
裏切る事は変わりない。しかし、なるべくは殺さない。それが俺なりの最後の抵抗だ。
「・・・これで良いのかなぁ、マチュ」
自分の行動に不安になると共に、今はいない幼馴染みの名前をぼそりと呟きながら。彼女の笑顔が脳裏に浮かび、それが俺を勇気づける。
「行こう」
それと共に、ペイルライダーのバックパックの炎が噴射する。噴射音と共に機体が加速し始める。
それと共に、目的地は、サイコガンダムへ。俺は目指すべき場所を見据え、その道筋を心に刻んだ。
俺は見た。
サイコガンダムに乗っているフォウさんの暴走を。
そして、それを止めようとしている、ガンダムMk-IIに乗っているのも。
「止めるんだ!フォウ!」
それは必死な叫びだった。
この二人が、どこで知り合ったのか、俺は知らない。
けれど、それは偽りではない事は分かる。
そう考えていると、ガンダムMk-IIを狙う機体の姿が見える。
ガンダムMk-IIもまた、それに気づく。
だが。
「悪いな」
その一言と共に、既にハイパー・ビーム・ライフルの引き金を引いた。
それによって、ガンダムMk-IIを狙っていた機体は吹き飛ばされる。
ガンダムMk-IIは、その事に驚きを隠せなかった。
それと共に、俺は接近する。
「お前は、青いジム」
「・・・ガンダムMk-II、お前、サイコガンダムに乗っているパイロットを助けたいか」
俺は、そう問いかける。
その問いかけに、驚きを隠せなかった。
「何を」
「聞かれた事だけ、答えろ」
それと共に、ゆっくりと迷った様子を見せながら。
「助けたいに決まっているだろ」
ガンダムMk-IIがそう答える。
だが、俺は。
「・・・そうか」
それだけを呟く。
それだけしか、呟けなかった。
それは、俺が昔の自分を思い出したからだ。
「どうした?」
「何も、ただ・・・」
俺は。
「ならば、協力する」
それと共に、俺の行動に、ガンダムMk-IIは困惑した様子を見せた。
けれど。
「ならば、頼む!」
それと共に、俺達は、サイコガンダムに乗るフォウさんを助ける為に。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する