機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
ティターンズを裏切り、俺はエゥーゴの捕虜となった。
捕虜となった俺に対して、エゥーゴからの尋問は勿論あった。
その尋問室は薄暗く、窓から差し込む微かな光だけが唯一の光源だった。壁は無機質な灰色で、緊張感を漂わせていた。尋問を担当する事になった彼、アムロは椅子に腰掛け、冷静な眼差しで俺を見つめた。彼の表情には鋭さがありながらも、どこか疲れた色が見え隠れしていた。
「ティターンズ所属のランガ・ロード。それが君で間違いないか」
彼の声は低く落ち着いており、その問いかけは確信に満ちていた。彼の事は連邦に所属していれば、誰でも知っている。一年戦争の英雄。
「あぁ、間違いない」
俺の声は掠れていた。緊張と不安が交錯しながらも、正直に答えた。
「君はティターンズに所属していたはずだ。なのに、なぜこの場面で裏切ったんだ」
その問いは単純ながらも深遠だった。彼の目は俺の心の奥底まで見透かすようだった。俺は一瞬ためらったが、すぐに口を開いた。
「ティターンズが、俺の復讐の相手となった。それだけです」
「復讐だと」
アムロさんは再度問いかける。その声には疑念と理解が混ざっていた。
「はい、あの香港シティの光景は俺の故郷と同じ光景だった。俺はあの光景を作り出した奴らに復讐する為に連邦に入った」
俺の言葉には重みがあった。あの光景が頭に焼き付いて離れなかった。その記憶が俺を駆り立てていた。
「それが理由だとしたら、君はエゥーゴも同じ行動をすれば裏切る。そういう事か」
それは脅しだった。しかし、俺はその言葉を正直に答えた。
「そのつもりです」
信頼を勝ち取る為の返答としては間違っているだろう。しかし、俺は誠実さを重視した。
「俺はあの時のような地獄をもう繰り返したくない。故郷を無くすような事はしたくないから」
「・・・そうか」
アムロさんは頷いた。その表情には納得と一抹の同情が浮かんでいた。
「俺も似た経験をした。最も、俺の時は君のように幼馴染みがいなくなった訳じゃない。そう考えると俺の方が境遇には恵まれているかもしれないな」
アムロさんは苦笑しながら呟いた。その言葉には深い意味があった。
「・・・君の事は理解した。しばらくは捕虜扱いでティターンズの内部に関しては聞くかもしれない。何よりもティターンズと戦う事になる」
「はい」
俺は短く返答した。
「こんな事、もう一度聞くのは可笑しいかもしれないが、君は本気で戦うんだな。ティターンズと」
その問いには力強さがあった。俺の意志を確認するための質問だった。
「えぇ、戦いますよ。悲劇を繰り返さない為に、何よりも」
自然と手を握り締めながら、俺は答えた。その感触が俺の決意をさらに強固なものにした。
「マチュのような犠牲を増やさない為に」
その言葉には重みと決意があった。俺は再び目を閉じ、あの日の記憶を思い浮かべながら、その覚悟を固めた。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する