機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界   作:ボルメテウスさん

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過去:姉のような人との別れ

「総員!戦闘態勢に入れ!」

 

警報が鳴り響き、艦内全体に緊張感が広がる。サイレンの音が耳をつんざくような鋭さで響き渡り、乗組員たちの心拍数を一気に引き上げる。

 

俺はすぐにデッキへと急行する。目の前に広がるのは整然とした戦闘準備風景で、整備兵たちが迅速かつ正確に各自の任務を遂行している様子が目に映る。

 

その中で、俺の目はすぐにペイルライダーへと引き寄せられた。

 

ティターンズからエゥーゴに裏切る時に一緒に来た俺の愛機。その巨体は依然として力強く立ち、まるで戦闘への決意を示すかのように堂々と構えている。

 

機体の装甲には先日の戦闘で受けた微かな傷が残る。

 

俺はふと立ち止まり、その機体を見つめながら呟いた。

 

「・・・なんというか、良いのかな、やっぱり」

 

その言葉は、俺自身に対する問いでもあり、機体への問いかけでもあった。

 

俺達が向かった戦場。

 

そこは空。

 

その空には、戦艦へと向かうモビルスーツが一つ。

 

「あれは、サイコガンダム、という事はフォウさんが乗っている」

 

その言葉を口にする瞬間、胸の奥に複雑な感情が渦巻く。

 

フォウさんの存在は俺達にとって非常に重要で、その機体の背後に見える彼女の意志を理解しようと努める。

 

俺は操縦桿をぎゅっと握り締め、心の中で決意を固めた。

 

「カミーユ、頼めるか」

 

俺の声は少し震えていたかもしれない。

 

しかし、カミーユの声には力強さが宿っていた。

 

「・・・あぁ」

 

カミーユの返答に頷き、俺は彼にフォウさんを説得するための役割を託す。

 

この瞬間、俺達の間に確かな信頼感が流れ、俺自身も戦闘への覚悟を新たにする。

 

サイコガンダムは、俺達に気づいた。

 

その機体から放たれる赤い目が、俺達を捉えているようだった。

 

機体に備わっているビーム兵器が急速にこちらを向く。

 

その直後、一筋の光線が俺達に向かって飛来し、周囲の空間が瞬間的に震える。

 

俺は操縦桿を巧みに操り、その攻撃をギリギリで回避する。

 

機体全体が震え、その衝撃が俺の身体にも伝わってくる。しかし、冷静さを保ちながら、俺はカミーユから俺に狙いをさせるように誘導する。

 

その瞬間、空気は一層張り詰め、戦場の緊迫感がさらに高まった。

 

やがて、カミーユは、フォウさんのサイコガンダムにしがみ付く。その動きは素早く、まるで彼が自らの運命と戦っているかのようだった。機体が揺れ、カミーユの意志が機体全体を包み込む。

 

そのまま、心の底から素直になれたカミーユのひたむきな言葉をフォウさんに伝える。彼の声は震え、その言葉には深い感情が込められていた。カミーユの言葉はフォウさんの心の奥深くまで届く。彼の言葉が彼女の心を揺さぶり、彼女の中で何かが変わろうとしていることが伝わってくる。

 

カミーユの言葉が響く中、サイコガンダムの動きが一瞬止まった。フォウさんの心に何かが届いたのだ。彼女の意識が変化し、その表情に迷いや葛藤が浮かぶ。その変化を察知し、俺もまた心が揺さぶられる。

 

すると、フォウさんは、カミーユを押し出す。

 

その動作には力強さがありながら、どこか哀愁が漂っていた。

 

彼女の目には、葛藤と決意が入り混じる。

 

「説得は」

 

そう考えていると、サイコガンダムは大型輸送機に突撃する。

 

その動きはまるで風を切るような速さで、周囲の空気が震える。

 

搭載されていたシャトル用ブースターを独断で射出させようとする。

 

その瞬間、フォウさんの意志が強く伝わってくるようだった。

 

その光景に、俺もまた心が揺さぶられる。

 

「ランガさん、あれに乗るんだ」

 

カミーユの声には焦燥感が混じっていた。

 

「あれに」

 

「フォウが、言った気がしたんだ」

 

その言葉に俺も反応する。

 

その瞬間、周囲の景色が一気に変化する。

 

俺もまたそのブースターを掴む。

 

その動作には全ての思いを込める。

 

ブースターは、そのまま噴射する。その瞬間、爆発的な推進力が俺達の機体を一気に押し上げる。エンジンの轟音が耳をつんざき、俺達は一気に宇宙の彼方へと飛翔する。周囲の風景はまるで巻き取られるように流れ去り、俺達は一瞬にして宇宙空間へと突入した。その瞬間、目の前には広大な宇宙が広がり、星々が煌めいている。

 

「フォウさんは」

 

俺は思わず問いかけた。その声は虚しく響き渡り、無重力の中で宙を舞う。カミーユは無言のまま、ただじっと前方を見つめている。その無言が何よりもの返答だと理解した。彼女の姿はもう見えない。ただ、彼女の意志だけが俺達の心の中に残っている。

 

「せめて、心は救えたのを祈ります」

 

俺は静かに呟いた。その言葉には深い思いが込められていた。カミーユもまた、同じ思いを抱いているのだろう。彼女が抱えていた苦悩や葛藤が、俺達の心にも重くのしかかる。

ドゥー・ムラサメは生存する?

  • 生存する
  • 死亡する
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