機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
ヤザンさんとの戦いを終えた後、ペイルライダー。
その姿は、ボロボロな状態だった。
両腕は既になく。
バックパックも危険だ。
「ここまでボロボロな状態になるとはな」
「・・・元々、ペイルライダー自体が一年戦争が終わった頃に造られた機体だから、仕方ないかもしれないけど」
ここまで一緒に戦ってきた相棒の無残な姿を見ていると、心が痛む。
機体全体が歪み、装甲が剥がれ落ちて内部フレームが露出している。
冷却システムも半分以上が機能停止し、熱で焦げ付いたような臭いが漂う。
それでも、ペイルライダーはまだ動く。それは彼が長年信頼し続けてきた相棒だからだ。
「予備の機体と言っても、エゥーゴにはそんな余裕はないからな」
「えぇ、だから、どうしたら」
そう考えていた時。
何かが次々と運び込まれていく。
「あれは一体?」
「何かしらの予備パーツらしいぞ」
「予備パーツ?」
それと共に、その資料を確認した。
俺は、それを見ると。
「なっ、これって、ペイルライダーの予備パーツ!?」
「なんだって?」
資料を見て、思わず叫ぶ。
それを聞いた他の面々も見る。
突然の知らせに驚き、視線はすぐにその資料に集まる。その瞬間、周囲の空気が緊張感で張り詰める。紙面には詳細なスペックや運用方法が記載されていた。
「ホワイトライダー、レッドライダー、ブラックライダー」
それらは、名前だけを知っているペイルライダーの試作機。
それは、丁度、ペイルライダーに不足していた部分であり、ティターンズとの戦いで頼もしい武装の数々だった。
「けれど、一体、なんでこれが」
疑問に思っていた。
しかし、それが誰か送ったのか。
確認すると。
「っ」
それを送った人物。
俺にだけを分かるような暗号の形だった。
「・・・もしかして、分かっていたから、送ったのか」
「どうしたんだ、ランガ?」
「いえ」
俺は、なんとか涙を流す。
それは、俺をティターンズに入れる時に、力を貸してくれたジャミトフさん。
なぜ、これを俺に送ったのか分からない。
けれど、少しは理解出来る。
現状、ティターンズはバスクが。
そして、あの怪しいシロッコがいた。
どこか、察したのかもしれない。
自身が暗殺される可能性を。
そして、その後、俺に何をするのか。
「・・・俺に、殺せと言うんだな。バスクを、シロッコを」
その真意を問う事は出来ない。
それでも、俺は、変わらない。
「すいません、これらの予備パーツを使えますか」
「あぁ、試作機なのか、かなりいけるな」
「そうか」
それと共に、俺は生まれ変わるだろうペイルライダーを見る。
「行くぞ、俺達の恨みは、まだ終わっていない」
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する