機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
クワトロ大尉から、牢獄からの脱出。
それを行う為の演技を行う為に。
「分かりました」
そのままカミーユと俺は、クワトロ大尉の作戦通りに動き出す。
そしてクワトロ大尉の演技に引っ張られるように俺達は、カミーユと喧嘩するように騒動を起こした。
その結果、騒動を見ていたアクシズの連中は、俺達が暴れるのを止めようと慌てて鉄格子の扉を開けた。
「カミーユ、ランガ。今だ」
「分かりました」
俺達は扉が開かれた瞬間に動き出し、クワトロ大尉と共に牢獄から飛び出した。
「ふぅ」
その後のアクシズからの脱出を行う為に、アクシズ内を彷徨う。
脱出船を探る為に、歩き続けると俺の目の前に現れたのは。
「お前は」
「ハマーンさんっ」
マチュの面影がある人、ハマーンさんが現れる。
その瞬間、俺の心に激しい感情が湧き上がった。
まるで時が止まったかのように、その場に立ち尽くし、目の前の女性を凝視した。
ハマーンさんは冷たい視線を向け、静かに口を開いた。
「お前達はこのまま逃げられるとでも思っていたのか?」
俺はその言葉に反応し、拳を握りしめた。
その瞬間、周囲の空気が一瞬にして凍りつく。
まるで、マチュが、俺を睨んでいるような、そんな感覚に。
すると、その様子を見ていたハマーンさんは笑みを浮かべる。
「そう言えば、お前は元々、ティターンズを裏切ったんだな、それは一体なんでだ?」
「それっはぁっ」
その問いかけに、俺は迷った。
復讐の為に。
そのはずだった。
けれど、それが今は分からない。
俺が復讐を行う為に見ていたはずの敵。
その相手であるはずが、敵には見えない。
すると、ハマーンさんはこちらに手を伸ばす。
「もしも、お前がその気ならば、こちらに来い」
「っ」
それは、誘いだった。
「貴様は他の奴らとは違う感覚があるからな」
その言葉に、俺は迷う。
俺が、その選択に。その時だった。
「ハマーン!」
「シャア」
それを遮るようにクワトロ大尉が現れた。
それによって、その話は終わってしまう。
「脱出するぞ、ランガ」
「・・・はいっ」
俺の中にある迷いは、未だに続いて。クワトロ大尉の声に反応して我に返り、ハマーンさんの視線を背に受けながら走り出した。
彼女の誘いが頭の中で何度もリフレインする中、アクシズの通路を駆け抜けていく。
途中で何度か敵と遭遇したが、そのたびにカミーユや他の仲間たちと協力して突破し続けた。
走りながらも、俺の心は複雑だった。マチュが本当に生きていたかもしれないという希望と、自分が選んだ道が正しいのかという迷いが交錯していた。
しかし、今ここで迷っている余裕はない。クワトロ大尉や仲間たちと共に脱出しなければならない。
そしてようやく脱出船を見つけた時、俺は深呼吸をしながら。
「俺は」
自分の中にあるマチュに問いかけながら。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する