機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
眼前にいるシロッコを殺す。
そのまま、シロッコの操るモビルスーツに接近すると共に、ツヴァイ・ハンダーを構える。
シロッコのモビルスーツから放たれるビームを、シールド形態で防ぎながら、そのまま大剣形態に変形する。
そして、そのままツヴァイ・ハンダーを振るう。
「ぬぅ!」
すると、シロッコが、その攻撃を防ぐ為に構える。
しかし、大剣のビームと、細長いビームサーベル。
どちらが勝つかは明白だった。
「パワーの差が大きいかっ」
機体自身のパワーではなく、武装のパワーの差。
その差で無理矢理、押し込む。
「少年、そのまま抑え込んでおけ」
同時に聞こえたハマーンさんの声。
見ると、先程の眼に見えないビームを放とうとした。
だからこそ、俺はそのまま抑え込む。
「お前っ死ぬ気かっ」
このままシロッコのモビルスーツが貫かれれば、その爆発を受ける可能性はある。
しかし、ツヴァイ・ハンダーは元々はシールド。
その刀身で受け止めれば、爆発からのダメージは最小限に抑えられる。
何よりも。
「例え死んだとしても、てめぇを道連れにするさっ」
「この狂人がっ」
その声と共に、見えないビームが発射され、シロッコのモビルスーツを貫いた。
機体の内部で爆発が起こり、閃光が放たれる。ツヴァイ・ハンダーのシールド部分に衝撃が走り、俺の体は震えるが、それでも耐えた。
だが。
「危なかったっ」
「っ」
シロッコはまだ死んでいない。
シロッコは、その手にあるビームライフルを盾に爆発で、ハマーンさんからも、俺からも逃れた。
「お前はっここで消すっ」
そう、それが油断だった。
こちらに迫る影。
そのモビルスーツは、俺に向かっていた。
既にこちらに向かっており、すぐに避ける事が出来ない。
けれど。
「悪いな、その少年はやらせないよ」
その一言で、モビルスーツはハマーンさんのビームによって貫かれる。
それと共に、爆発が起きる。
これまでと変わらない爆発。
「…シロッコも既にこの場にはいないか、そして、エゥーゴもこちらに迫っているか」
すると、ハマーンさんはこちらを見る。
「少年、ここで再度問う、私と共に来い」
そう、彼女のモビルスーツがこちらに手を伸ばす。
「君は私を通して何かを見ていた。それが非常に気になる。何よりも、今のアクシズには君程のパイロットもいない」
「…正直に言えば、嬉しい提案です。少し前の俺だったら、その提案に乗っていました。けれど」
俺は首を横に振る。
「俺は、過去の自分を裏切りたくないから」
かつての自分を重ねたカミーユ達。
彼らを守る。
復讐は、今はその為に行っている。
けれど、もしも彼らと戦う事になれば、俺はもう俺じゃなくなる。
だから。
「すいません」
「…そうか、ならば気にするな。何よりもまだ完全に敵対すると決まった訳ではないからな」
「俺も、そう願っています」
それを最後に、ハマーンさんは、その場を去って行く。
その時。
「ランガっあんたはっ」
こちらに向けた殺気。
その殺気は、カツが乗っている機体。
それが、俺に向けていた。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する