機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
ハマーンさんとの共闘の1件が終わった後、俺達は今後の動きを決めなければならなかった。その中心となる戦略は、コロニーレーザーの奪取であった。これは非常に重要な要素であり、この奪取作戦が成功するかどうかが全体の勝敗を決定づける。
既に俺が殺すべき一人であるバスクは、皮肉にもヤザンさんの手によって引導を渡された。ヤザンさん自身が何を考えているのかは不明だが、俺にとっては非常に嬉しい知らせだった。ヤザンさんがバスクを倒してくれたことで、俺は一つの重荷から解放され、戦う理由がさらに強固なものとなった。
そして、エゥーゴはアクシズの手中にあるグリプス2のコロニーレーザーを奪取するためにアーガマやラーディッシュを始めとする艦隊を投入し、メールシュトローム作戦を発動することになった。この作戦は、エゥーゴのMS部隊が十分に近づく前から牽制射撃を行うなど戦闘経験の少なさが仇となり、徐々に劣勢へと追い詰められる形となった。アクシズの優位性は徐々に崩れ、三つ巴の戦況へと突入する。
「・・・」
「・・・迷っているのか、ランガ」
クワトロ大尉の声が静かに響く。彼は俺の迷いを見抜いているようだった。
クワトロ大尉と共にコロニーレーザーの護衛に向かう任務中、俺の頭には多くの思いが巡っていた。この場所でコロニーレーザーを失うわけにはいかない。だが、同時にこの戦いが意味するものはハマーンさんとの対立を示唆している。彼女と戦うことは避けたい、それが俺の本音だった。
「カツに偉そうなことを言いながらも、俺はまだ迷っているんです。マチュと似ていたハマーンさんと戦うことを」
「それは別に可笑しな事ではない」
そんな俺の心を察したようにクワトロ大尉が呟く。
「私も未だに死んだ人間の事を未練があるのだから」
「クワトロ大尉も」
「情けないか」
「いいえ、むしろその気持ち、よく分かりますから。だからこそ、俺は」
「ふっ、カミーユ達には幸せになって欲しいだろ」
その言葉に俺は頷く。
「君もまだ若い。だからこそ、無駄死にだけは絶対にするな」
「えぇ、勿論」
「それと、ハマーンに関してだがな。彼女に気を取られすぎるなよ」
「はい」
そんな会話をしながら、俺は次第に決意を固めていく。俺自身が今何をすべきか。それが少しずつクリアになってきた。
それと共にこちらに迫るプレッシャー。
その正体に対して、俺は最悪な出来事を想像する。
「まさか、シロッコとハマーン、二人を同時に相手になるとはな」
「・・・」
避けられない戦いが、まさしく始まろうとしていた。
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する