機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 作:ボルメテウスさん
「さてっと、これからどうするべきか」
それと共に俺は頭上に見える戦艦に目を向ける。
以前までの俺の歴史においては、一年戦争を勝利に導いた伝説の戦艦であり、戦いの終わりと共に散っていったホワイトベース。
そのホワイトベースは、この世界においては、クワトロ大尉ことシャアによって鹵獲。
そして、ジオンの象徴とされるソドンへと改造された。
「おそらくは、ジークアクスはジオンの、それも調べて、サイコミュが搭載されている事を考えれば、俺の中では最悪な組み合わせであるジオンとニュータイプ研究所と大きく関係しているはずだな」
俺が知る限り、ニュータイプを研究する機関の多くが非人道的な実験を繰り返し行っている。
ジークアクスに搭載されているオメガ・サイコミュに関しては、調べたくても、それ以上はロックが硬くて、調べる事は出来ない。
何よりも、それ以上を調べようとすれば、逆探知される可能性がある。
「俺自身は普通の学生だから、設備を整える事も出来ないし、ポメラニアンズに頼る事も出来ない。マチュ達を巻き込むのは論外だし」
ため息を吐きながらも、未だに問題が解決していない。
むしろ、今後、この問題から目を逸らせば、マチュの身が危険だ。
「ジオンが隠していた兵器を強奪したんだ。おそらくはそんなに遠くない内にジオン側でも何か起こす可能性がある。しかも、最悪なのが、ザビ家の奴らはほとんどが生き残っている」
資料しか読んだ事がないが、ギレンとキシリア。
この二人が現状生き残っているのは確定している。
二人が、このままジークアクスを放置するとは考えにくい。
何よりも、監視カメラで見る限りだと、マチュが乗る前のジークアクスは頭部のアンテナが閉じられている。
それは、ジークアクス自体の力を完全に解放されていない事を意味する。
けれど。
「おそらくは、交渉の材料にはなるかもしれないな」
少なくとも、マチュの身の安全を保証する為の情報を得る為にも。
「ポメラニアンズの奴らにバレる前にザクの映像データを抜き取っておいて、正解だったな」
そうしながら、俺は映像の中でとある人物の顔を見る。
見た感じだと、軍に入りたての青年というのが一目で分かる。
シュウジから聞いた話でも、戦闘技術もある程度はあるので、おそらくはエリートである可能性がある。
エリートだと聞くと、どうしてもジェリドの野郎を思い出すが、関係ない。
「まず、最初にこいつを探し出して、情報を聞き出す。話はそれからだ」
ドゥー・ムラサメは生存する?
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生存する
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死亡する