騎士王転生の天之河光輝、異世界に降り立つ。(元 天之河光輝成り代わり物)   作:ゼロさん

53 / 67
正直こんな展開しか思いつかねぇンだよね。


ありふれた展開でバタフライ・エフェクト 1

「………ふぅ〜…終わった。全力で槍をぶん回すとこうなるんだね…後は原作のゾンビ化が恵里不在の状態で何故起こってるのかと恐らく居るであろう内通者を探るだけ…」

 

 

光輝はイスを出して地面に座り込む。

 

「ハァ〜めんどくさ〜い…」

 

ドッガァァァァァァン!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

「ほわぁ!?」

 

光輝はイスから転げ落ちた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

光輝がロンゴミ砲をぶっ放した頃、神山にいるハジメ達サイドでは…

 

「コレが神山の結界か…」

 

「そうですね…南雲君、破れそうですか?」

 

「あー…まぁやるだけやっt…対ショック姿勢!」

 

「え?」

 

 

 

「『最果てにて(ロンゴ)………輝ける槍(ミニアド)』ォォォォ!!!!!!!」

 

ドッッッッッッッッッッギャァァァァァァァァン!!!!!!!!!

 

 

 

「ひえぇ!?」

 

 

「とんでもなく揺れたが…光輝だな(確信)」

 

 

「光輝君だね(信頼)」

 

 

「「「「「「「でしょうね(世界の真理)」」」」」」」

 

 

「………」

 

此処で唐突に南雲ハジメに電流走る…

 

 

 

「(俺もなんかはっちゃけたいな…)」

 

 

南雲ハジメは今までの光輝のやらかしへの対応と現在の深夜テンションの相乗効果で頭がおかしくなっていた。

 

 

「…」ガチャッジャギッガシャッガガガ

 

 

 

「…?ハジメ、どうしたの?」

 

 

 

「…よしっ。」ガンッ!キュイィィィン…

 

 

「ハジメ?」

 

 

「…」ギュィィ…3…2…

 

 

「ハジメ!?」

 

 

「俺の(はっちゃけに対する)答えはコレや。」1!

 

 

ドッガァァァァァァン!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

「ハジメェ!?」

 

 

「はっちゃけたくてやった。後悔も反省もしていない。」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「で、()()()()()って訳ね?」

 

 

>人人人人人人人<

>       <

> 完全に廃墟 <

>       <

>Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y<

*1

 

 

「しょうがねえだろ、俺だって偶に位はっちゃけたくなる時はあるんだよ。」

 

 

「………普段迷惑かけまくってるから何も言えないな?」

 

 

「まぁ、とりあえず先に行こっか。光輝君、今度からあんまりハジメ君に迷惑かけないようにしよ?ハジメ君溜め込むタイプだし。」

 

「うん…了解だよ恵里」

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

〝ご主人様よ。人がおる。明らかに、普通ではないようじゃが……〟

 

「えっホントに?(まぁ知ってるけど。)」

 

 

「何だって?」

 

 

 

まさか、あの爆発で生き残った者がいるのかと驚きながら、ハジメがティオの視線を追うと、そこには確かに、白い法衣のようなものを着た禿頭の男がおり、ハジメ達を真っ直ぐに見つめていた。しかし、ティオの言う通り、普通の人間では有り得ない。なぜなら、その体が透けてゆらゆらと揺らいでいたからだ。

 

 

 

禿頭の男は、ハジメ達が自分を認識したことに察したのか、そのまま無言で踵を返すと、歩いている素振りも重力を感じている様子もなくスーと滑るように動いて瓦礫の山の向こう側へと移動した。そして、姿が見えなくなる直前で振り返り、ハジメと光輝達に視線を向ける。

 

 

 

「……コレは…ついて来いってことなのかな?」

 

 

 

〝じゃろうな。どうするのじゃ、ご主人様よ〟

 

 

「個人的には…神代魔法絡みだろうしあのハゲ*2について行きたいけど…ハジメに任せるよ。」

 

 

「……そうだな、元々、ここには神代魔法目当てで来たんだ。お前の言う通りにもしかしたら、何か関係があるのかもしれない。手がかりを逃すわけにはいかないな」

 

 

 

〝ふむ。そうじゃの。では、追うとしよう〟

 

 

 

「先生、悪いが付いてきてくれ。何が起こるか分からないが……あのハゲが何者か、確かめないわけにもいかないんだ」

 

「もしかしたら狂信者共が来るかもしれないしね。」

 

「は、はい。わかりました。……光輝君に付いていきます……」

 

 

 

最後の付いて行くという言葉に妙な力と熱が篭っていたような気がするハジメだったが、敢えて気がつかない振りをして、禿頭の男が消えていった場所に歩を進めた。どうせあの女たらしは現地妻が沢山居るのだ、今更教師の一人や二人対した違いも無い。

 

 

 

禿頭の男は、その後も、時折姿を見せてはハジメ達を誘導するように瓦礫の合間を進んでいく。そして、五分ほど歩いた先で、遂に目的地についたようで、真っ直ぐハジメ達を見つめながら静かに佇んでいた。

 

 

 

「あんた、何者なんだ? 俺達をどうしたい?」

 

「答えろハゲー!そんなだからハゲなんだぞハゲー!なんとか言えハゲ!判りにくいんだよハゲ!」

 

「……」

 

 

 

禿頭の男は、ハジメの質問には答えず、ただ黙って指を差す。その場所は何の変哲も無い唯の瓦礫の山だったが、男の眼差しは進めと言っているようだ。問答をしても埓があかないと判断したハジメは、ティオ達と頷き合うとその瓦礫の場所へ踏み込んだ。すると、その瞬間、瓦礫がふわりと浮き上がり、その下の地面が淡く輝きだした。見れば、そこには大迷宮の紋章の一つが描かれていた。

 

 

 

「……ハゲ(アンタ)は……解放者か?」

 

 

 

ハジメが質問したのと、地面が発する淡い輝きがハジメ達を包み込んだのは同時だった。

 

 

 

そして、次の瞬間には、ハジメ達は全く見知らぬ空間に立っていた。それほど大きくはない。光沢のある黒塗りの部屋で、中央に魔法陣が描かれており、その傍には台座があって古びた本が置かれている。どうやら、いきなり大迷宮の深部に到達してしまったらしい。

 

 

 

ハジメ達は、魔法陣の傍に歩み寄った。光輝は、何が何やらと頭上に大量の〝?〟を浮かべている愛子の手を引いて、仲間達と頷き合うと精緻にして芸術的な魔法陣へと踏み込んだ。

 

 

 

と、いつも通り記憶を精査されるのかと思ったら、もっと深い部分に何かが入り込んでくる感覚がして、思わず光輝を除いた全員が呻き声を上げる。あまりに不快な感覚に、一瞬、罠かと疑うも、次の瞬間にはあっさり霧散してしまった。そして、攻略者と認められたのか、頭の中に直接、魔法の知識が刻み込まれる。

 

 

 

「……魂魄魔法?」

 

「う~む。どうやら、魂に干渉できる魔法のようじゃな……」

 

「なるほどな。ミレディの奴が、ゴーレムに魂を定着させて生き永らえていた原因はこれか……」

 

「あー成る程…勝ったな(確信)!計画がコレで進められる…」

 

 

 

いきなり頭に知識を刻み込まれるという経験に、頭を抱えて蹲る愛子を尻目に、ハジメ達は納得顔で頷くと、脇の台座に歩み寄り、安置された本を手にとった。

 

 

 

どうやら、中身は大迷宮【神山】の創設者であるラウス・バーンという人物が書いた手記のようだ。オスカー・オルクスが持っていたものと同じで、解放者達との交流や、この【神山】で果てるまでのことが色々書かれていた。

 

 

 

しかし、ハジメには興味のないことなので、さくっと読み飛ばす。ラウス・バーンの人生などどうでもいいのである。彼が、なぜ映像体としてだけ自分を残し、魂魄魔法でミレディのように生きながらえなかったのかも、懺悔混じりの言葉で理由が説明されていたが、スルーである。

 

 

 

そして、最後の辺りで、迷宮の攻略条件が記載されていたのだが、それによれば、先程の禿頭の男ラウス・バーンの映像体が案内に現れた時点で、ほぼ攻略は認められていたらしい。

 

 

 

というのも、あの映像体は、最低、二つ以上の大迷宮攻略の証を所持している事と、神に対して信仰心を持っていない事、あるいは神の力が作用している何らかの影響に打ち勝った事、という条件を満たす者の前にしか現れないからだ。つまり、【神山】のコンセプトは、神に靡かない確固たる意志を有すること、のようだ。

 

 

 

おそらくだが、本来、正規のルートで攻略に挑んだのなら、その意志を確かめるようなあれこれがあったのではないだろうか。愛子も攻略を認められたのは、長く教会関係者から教えを受けておきながら、そんな信仰心より生徒を想う気持ちを揺るがせなかったから、あるいは教会の打倒に十分手を貸したと判断されたからだろう。

 

 

 

この世界の人々には実に厳しい条件だが、ハジメ達には軽い条件だった。

 

 

 

ようやく、神代魔法を手に入れた衝撃から立ち直った愛子を促して、台座に本と共に置かれていた証の指輪を取ると、ハジメ達は、さっさとその場を後にした。再び、ラウス・バーンの紋章が輝いて元の場所に戻る。

 

 

 

「先生、大丈夫か?」

 

「うぅ、はい。何とか……それにしても、すごい魔法ですね……確かに、こんなすごい魔法があるなら、日本に帰ることの出来る魔法だってあるかもしれませんね」

 

 

「(まぁ、やろうと思えばキボウみたいな他転生者を頼れば今すぐ帰るのは余裕なんだけどね。)」

 

 

愛子が、こめかみをグリグリしながら納得したように頷く。その表情は、ここ数日の展開の激しさに疲弊しきったように疲れたものだったが、帰還の可能性を実感できたのか少し緩んでいる。

 

 

 

「それじゃ、魔法陣の場所もわかったことだし、早く戻ろう。」

 

「あっ、そうです! 王都が襲われているんですよね? みんな、無事でいてくれれば……」

 

 

 

心配そうな表情で祈るように胸元をギュと握り締める愛子を促して、ハジメ達は、下山を開始した。といっても、【神山】から王都へ降りるためのリフトがある場所から飛び降りるだけだが。

 

 

 

強制フリーフォールを体験することになった愛子の悲鳴が木霊するものの、ハジメもティオもスルーだ。ぐったりした愛子をお姫様抱っこしながら地面に降り立った光輝とハジメ達は、あちこちから火の手が上がり悲鳴や怒号が響き渡る王都を尻目に愛子を送り届けるため、まず香織達がいる場所に向かう。

 

 

 

そして、合流した先で見たものは……

 

 

 

首を切り落とされ、既に息絶えた香織の姿だった。

 

 

 

 

*1
デーン!

*2

           |

           | 彡⌒ミ

           \ (´・ω・`)また髪と神の話してる…

            (|   |)::::

             (γ /:::::::

              し \:::

                 \

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。