ドラゴンボールschwarz rozen 作:ある日そこに居たであろうクマさん
私は皆さんが気づいた時にはそこに居たであろう熊。
まあ名前はそのままなので呼びにくい場合は『クマさん』とでも
呼んでいただければ幸いです。
私は普段読み手ですが皆さんの作品を見て私も自分だけの作品を作ってみたいと思い筆を取ると見せかけて画面にダイブさせていただきました。
まあ熊が筆どころか機械いじってる時点で既におかしいですけど。
そして申し訳ないのですがリアルの仕事の都合で更新が相当遅くなる場合もありますのでそこはお許しください。
何はともあれ私の作品もし皆様さえよろしければ是非ご覧ください。
此処は無限に広がる宇宙という名の星海、
正確にはその一つ第七宇宙。
そしてその第七宇宙に存在する辺境の星、名を『地球』
環境は他の星と比べても上質だが武力や技術力などでは、他の星より劣ってしまう。だが、だからこそ. . .
ドクンッ
この時は誰も知らなかった。
ドクンッッ
まさかそんな辺境の惑星から、あのような怪物が. . .
ドクンッッッ!!
生まれてくるとは誰も思わなかったのだ。
悪魔の手それは五つに連なってできた巨大な山を指す。
その山の何処かにあるとされている伝説の城。
そこは本来、凶悪な魔物達の住処となっていた筈だった。
さらにそこまでの険しい山道を含む道のりもあって並大抵の者ではそこに辿り着けず、辿り着いても魔物の餌食になる。故に魔物達も思いもしなかった。
まさかこの城にあんなものがやってくるなど. . .
「ん?何だありゃあ人間か?」
城の周辺を飛んでいた魔物が何やら森の中に一つの影を見つけた。
どうやら翼を持つタイプの魔物だったらしく偶然それを見つけた様だ
「丁度いい腹減ってたんだ」ビュン
そして魔物は一目散に標的に向かって飛び出す。
「久々の人間いっただきまーす」
じゅるりという音を出しながら大きく翼を羽ばたかせ魔物は一目散に獲物を目掛け飛んで行く。
常人では決して避けられない速さ、そして見た目から分かる重さ、何より今まで少なくとも数百年は余裕で生きて来たが故の自信、それ故に魔物は理解していなかった。
「ギエェェェェェッッッ!!!」
今まで城の周辺から離れる事など無かった。自分以上の存在など城主の魔物以外は見たことが無かった。そして自分より強い人間などいない、いるはずが無い。頭にある昔からの当たり前、だがこの当たり前が魔物、彼を殺した。
「み〜つ〜け〜た」シュンッ
そんな言葉が聞こえると同時にそれは疾風と共に消え去った。魔物もまた、すぐそこにいた筈の其れの姿を探し出す。全てが遅すぎたとも知らずに。
「あれ?どこいった」
「何か探し物か?」
「ああ、ここに人間が1人迷い込んでッ」
違和感、それはそうだ先程まで自分は1人でいた筈だ。
じゃあ今自分と話したのは誰だ?
「おい、お前か?俺を見ていたのは?」
いつのまにか先程まで狙っていた人間がそこにいた。魔物は急いで振り返るもその瞬間、
「なっ人間!?どうしッぐあっ」
閃光、魔物の目は一瞬で潰され人間とは思えない自分達魔物以上の怪力で首を締め付けられた
「おい 誰が質問を許した」
「先に俺の質問に答えろ」
「さもなくば」
ギロッとその鋭い眼光で彼はこちらを睨みつけながら首を絞める力を上げた。
魔物もこれ以上はたまらなかったのか苦しみながらも話しだす。
「ぞっぞゔあおでがみで」
「だっだがらゆっゆぶじ」
「そうか、やはりそうか」
「ぞゔあ、だがらだずげでく」
「では素直に話してくれた礼だ」
「死んでくれ」
そんな一言と共に腕を一閃。
愚かな魔物はボトッという音と共に首から地に落ちた。
「やれやれ、人間だろうと魔物だろうと馬鹿というものは一定数いるらしいな」
「自分より格上を格下と思い込んで食いにくるとは」
「まあ、何はともあれやる事は変わらんな」
「さあ 頂点を執行する」
エイジ? ? ? 地球に存在する巨大な城。そこは魔神城と呼ばれる魔物達の城でルシフェルと呼ばれる魔族を筆頭にして数々の魔物達が住み着いていた。
だが突如として現れたそれは彼等の数千年以上の生を嘲笑うが如く
文字通り、彼等の全てを踏み潰していった。
「ギャヤアァァァ」 「いっいや、こっこんな」 「くっ来るなッッ」 「こっこの化け物っ」 「たったすけっ」
「なんなのだっこれは」
響き渡る配下達の悲鳴、燃え盛る大地、そして崩れゆく自身の城
ありえない光景を見せつけられ光を憎み闇に潜んだ城主はその現実をそれでも尚否定し、そして咆哮する。
「こっこんな事が、こんな事があってたまるかァァァァーーー!!!」
「誰だ!?誰がこんな事をしたッッッ!!」
「我々が何をした!?一体何故だ?何故なんだ!?」
数千年、城主ルシフェルは数千年もの時を待った。忌まわしき太陽を沈め世界を自分達の世界に、闇の世界に染めようと。計画も時も力も兵もそして一番必要なとある物も後100年あれば全てが上手くいった。
上手くいった筈だった。だが彼に一つだけ足りなかったものがあった。
少なくとも現状その計画を達成するのに必要なもう一つの要素それは
「単純に運が無かったな、お前」
「誰だ!?そこにいるのはッッ!!」
不意にかかった声に振り向きルシフェルは声を荒げる。だがその叫びは声の主であろう人物が手にしている物体ひいてはその行動にすぐさま止められる事になる。
「きっ貴様そっそれは何だ?貴様は何をしているッッッ!!!」
「はあ?見れば分かるだろう食事だ」
「なん だと」
あっけらかんと言わんばかりに声の人物は口にするがルシフェルが一番驚いているのは今相手にしている人物が手にしている物体、同時に食しているそれは. . .
「きっ貴様ァァァ私の部下に何をしているッッッ!!」
それは自分の部下達の中でも強さだけならトップクラスのガステルと言う魔物であった。だが今はかつての姿とは似ても似つかない、ましてやその亡骸を食べられているなど。
「同じ質問を日に二度するとは少しはマシかと思ったがそんな事も無く」
「何だと!?」
「今手にしているお前の部下といい」
「これまで殺したその他の魔物どもといい」
「そしてお前も含めて、人間よりもマシかと思えば、くだらんな」
彼は城主の、ルシフェルの怒りなどどうでもいいと言わんばかりに一方的に言葉を紡ぐ。
「分からんなら言い方を変えてやる」
「修行ついでだ」
「は?」
ルシフェルの口から出たのはこんな声だった此奴は今何と言った?
修行ついで、だと。
ルシフェルがそんな事を考えている間に話は進んでいく。
「噂で強い魔物が屯している城があると聞いた」
「だからここに来て魔物どもを蹴散らしていたんだが」
「道中腹が減ってな」
「そしてこいつが一番肉付きが良かったから頂いただけだ」
「まあ地底湖に居たでかぶつの方がまだ強くて美味かったが」
「で、これ以上何か聞きたい事はあるか?」
それは、その言葉は最早ルシフェルには届く事は無かった。何故ならば. . .
「いや、もういい」
「もう十分だ」
「貴様との会話も貴様の顔を見るのも」
「これで終わりだァァァーーー!!!」
赤、否 緋色の光弾それは本来のルシフェルが打てるであろう物よりもさらに大きく強力になり敵対者を滅ぼす光となる。それは自分の全てを奪ったこの男をただただ一人だけを確実に討ち滅ぼす為の自身の全てを懸けた
正真正銘最後の一撃だった。だが. . .
「なるほど素晴らしい攻撃だ」
「先程の発言は撤廃だ」
「魔物どもの王よ、魔神城の主よ、いやルシフェルよ」
「お前の強さを認め、俺は」
「お前を、敵と認めよう」
ルシフェルの最後の攻撃、それを見て彼の者は笑みを浮かべ確信する。
もう此奴は蹂躙されるだけの弱者に非ず。だからこそ、それを目にした
目にする事ができたのだ。
「羽撃こう...頂点の夢へと」
その一言と共に彼の者の体から力が、溢れ出た。
そして力は形を変えてようやく完成を迎える
神々しい光と共にそれは今、顕現した。
「FIRE BIRD」
ギュアアァァァァアアッッッッ!!!!
「はっははっこんな事が」
「なるほど通りで部下達がやられた筈だ」
「通りで我々の夢が叶わぬ筈だ」
かつての魔物達の王が、王だった者が最後に見た物は自分の渾身の一撃を
そして自分自身を、全てを呑み込む青く燃え盛る大きな翼を持った存在
だが最後にルシフェルが抱いたその感情は絶望か怒りか、はたまた
「だがこれは太陽の様に眩しいのに」
「何故こんなにも. . .」
赤くそれでいて巨大な円形、太陽という名のそれが闇夜を照らす時、
青くそれでいて巨大な鳥はより大きく翼を広げ更にその向こうへと
羽撃きだす。
そこは先程まで魔神城があった跡地そこには未だ尚燃え盛る青い炎が残り続け、そして炎に包まれた崩れた城の中に勝者たる彼は1人佇んでいた。
「これで決着、だな」
「思った以上にいい攻撃だった。」
「かつての魔物達の王よ、今更だが名乗ろう」
彼は静かにそれでいて言葉の熱を冷まさぬ様に消えたはずの、先程までそこにいた彼に向かい自身の名を名乗る。
「俺の名はロン、お前を倒し、お前達の夢を終わらせた者」
「そして、いずれ」
「人を、獣を、神を、宇宙を、全てを打倒し」
「頂点としてその座に狂い咲く」
全ては理想を現実に変えるが為。
全てはその景色を見たいが為。
全ては憧れに追いつくが為。
そして、全ては
「Roseliaの為に」
この世界に青薔薇が咲く事は無いそれは絶対だ。
だからこそ青薔薇が咲かぬなら。
「俺という黒薔薇が咲き誇るのみ」
ここは本来の物語から外れた並行世界、
枝分かれした世界の一つに過ぎず。それでも
たった一つされど一つ。その歪みは人知れず広がり浸透していく。
まるで意思のある毒の様に。
たった1人の怪物が運命を飲み込んでいく。
そしてこの夜から百と数年後の運命の日
1人の戦士の到着と共に物語は動きだす。
そこに未だ見えぬ希望という光と
絶望という名の黒を残して